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更新日:2017年1月5日

 

知事定例記者会見における発言要旨170105

この資料は,県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。

 

・平成28年度いばらきイメージアップ大賞の追加決定について

  ※知事記者会見資料(PDF:176KB)

・今年の抱負について(1)

・日野自動車㈱古河工場の全面稼働について

・今年の抱負について(2)

・原子力発電所の再稼働について

・広域避難計画について

・平成29年度当初予算編成について

・知事選について

 

(作成:広報広聴課)
平成29年1月5日(木曜日)
11時16分~11時40分 会見室


 ○平成28年度いばらきイメージアップ大賞の追加決定について


産経(幹事社):最初に知事から発表があるということで,よろしくお願いします。

知事:皆さん,明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

きょうは,一つ発表事項がございまして,お手元に紙を配付してあると思います。平成28年度の「いばらきイメージアップ大賞」の追加決定についてでございまして,鹿島アントラーズが,ご存じのとおりの大変すばらしい活躍をされましたので,イメージアップ委員会の委員のほうからもぜひイメージアップ大賞として追加したらどうかといったようなご意見もいただいたところでありますので,今回,いばらきイメージアップ大賞として追加決定をさせていただいたところでございます。

鹿島アントラーズの活躍ぶりについてはお話しするまでもなく,皆さん方ご承知のとおりでございます。特に,クラブワールドカップで準優勝ということについては,世界中180カ国で放映されたということですから,鹿島の名前がだいぶ世界中に広がったのではないかと思っております。茨城という名前がついていなかった点がちょっと残念ではありますが,鹿島というのはどこにあるのかとなれば,茨城ということになってきますし,我々としては県のイメージアップにも大いに役立ってくれたのではないかということで,今回,表彰をさせていただくことにいたしました。

全体のいばらきイメージアップ大賞の表彰式につきましては,2月7日に都道府県会館で予定をしておりますが,この日はアントラーズさんのほうではなかなか都合がつきにくいということもありますので,今,いつ表彰するかについて調整中でございまして,できるだけ鹿島アントラーズの関係者の方が多く参加していただけるような日程・場所で表彰をしていきたいと思っております。

以上です。

産経(幹事社):平成20年に授賞している鹿島アントラーズ・エフ・シーとこれはまた別団体という扱いになるのですか。

知事:いいえ。もう既にアントラーズについては授賞しているところですが,今回の活躍は,2回目であっても表彰するにふさわしいだろうと,それほどすばらしい活躍だということで表彰することにいたしました。

産経(幹事社):今回表彰される鹿島アントラーズに対して,次のシーズンだったり今後にご期待されることがあればお願いします。

知事:選手が移籍したりするので,なかなか大変だとは思いますが,川崎フロンターレとの年間優勝の争いのところから,大変見違えるほど守備などもしっかりしてきて,強くなってきたような感じがいたします。この勢いというものをしっかりとさらに磨きをかけて,アントラーズの黄金時代を築いてもらえたら,県民も大変に喜ぶのではないかと期待をしております。

茨城:今回イメージアップ大賞を追加決定ということですが,ほかのいわゆる県表彰とかというのはもう考えていないのでしょうか。

知事:県民栄誉賞のほうについては,既に2回ほど表彰しているところでございますが,前回は10冠達成のときに表彰しておりますので,来年,20冠でも達成してくれればまた検討していくことになるのだろうと思っております。

今回は,イメージを上げた,特に世界に向けてのイメージが上がったという点は大きいのではないかと思っております。

NHK:例えば,優勝パレードとか何か県民の皆さんにお披露目をするような場というのは,県として鹿島アントラーズ側に提案していくようなことはお考えでしょうか。

知事:地元市でそうしたことについて検討が進められているようですので,県もその中に入れてもらって,やっていけたらと思っております。

NHK:そうしましたら鹿嶋でということで,特に例えば水戸でとか,そういったことは今のところはないでしょうか。

知事:考えておりません。

朝日:鹿島アントラーズのクラブワールドカップでの決勝ですが,冒頭で世界180以上の国と地域で放映されていますというテロップが出ていたような記憶があるのですが,県として,放送された国と地域の数,正確なものをお持ちだったら教えていただけますか。

知事:後ほどお届けします。

朝日:鹿島アントラーズの別日程での表彰についてですが,場所は茨城でしょうか,それとも東京でしょうか。

知事:まだ,そこも含めて調整中でございます。

朝日:ほかの団体とは別で,鹿島アントラーズだけでやるということでしょうか。

知事:そうです。単独でやる予定です。

 

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 ○今年の抱負について(1)


産経(幹事社):2017年最初の会見ですので,今年の抱負をお願いします。

知事:天皇杯,アントラーズの優勝という元旦の大変すばらしい出来事から始まった今年であります。酉年というのは羽ばたく年ということも言われておりますので,未来に向けて茨城県が羽ばたいていけるような,そういう県づくりを進めていきたいと考えております。

一番基本になってくるのは,何といいましても,「いばらき未来共創プラン」という総合計画があるわけでございますので,これをしっかりと進めていくことが大事だろうと思っております。

それに加えて,経済対策。国のほうでもこれまでで最大規模の予算を編成しているところでありますので,県といたしましても,そうしたものを踏まえながら,しっかりした来年度予算案をつくっていきたいと思っております。

また,今朝もだいぶ大きな地震が2回ほどありましたが,まだまだ東日本大震災関連の影響というものが残っているのだなということを,昨年の12月28日のマグニチュード6.3の地震も含めて強く感じさせられたところでありますので,災害に強い県土づくり,ハード面・ソフト面両方合わせてしっかりとつくっていく必要があるのではないかと思っております。

以上です。

産経(幹事社):昨年は県北芸術祭があったり大きいイベントがありましたが,今年1年で何か茨城県にとって,肝になるようなイベントなりありましたらお願いします。

知事:一つは,「エンジン01文化戦略会議」というものが2月17日から19日にかけて開催されます。これにつきましては,メンバーを見ていただいてもわかりますように,林真理子さん,秋元康さん,中丸三千繪さん,勝間和代さん,あるいはまた,ワインの辰巳琢郎さん,ああいった普段呼ぼうとするととんでもない費用がかかる方々が無償で水戸に120人ぐらい来てくれることになっておりますので,受講生から500円いただく形で茨城大学のほうで講座を開講していただきます。これにぜひ多くの方たち,何万人という方たちに参加していただけたらと思っております。それによって,文化人・著名人がたくさん来られますので,日ごろできない経験をする。そして刺激を受けるといったことも考えられるのではなかろうかと思っています。

それから,4月からはNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」が始まりますので,これで多くの方たちに県北を訪れてもらえたらありがたいなと思っております。それに向けて,受け入れ態勢をしっかりと地元として講じていっていただきたいと思っております。お土産をつくるとか,あるいはまた,おいしい料理を準備するとか,ちょうど「ひよっこ」という名前ですから,常陸大宮市は鶏卵の大産地でもありますから,いろいろな利用の仕方があるのではなかろうかと思っております。

それから,つくば霞ヶ浦りんりんロードを昨年81キロの距離でオープンさせていただきましたが,これなども,今,サイクリングが大変はやっている時期でもありますので,東京に近いということも踏まえれば,私はかなり多くの人たちに利用してもらえるのではないかと思っております。そういったことを,観光客にたくさん来てもらうという意味では,大いに活用していきたいと思います。

それと合わせて,地域の活性化という点では,圏央道が(県内区間)全線開通いたしますので,この影響は相当なものがあると考えております。沿線の各市町でいろいろと工業団地・産業用地づくりを今進めておりますので,そういったところへ企業が来てくれるように,県としても一緒になって頑張っていきたいと思っております。

また,日野自動車さんが1月6日からこちらの古河工場を全面稼働させるということでありますので,その人たちがこちらへ来られることによって,かなり地域も活気づくのではないかということも期待をしております。

そういった形で,今年,いろいろな変化がありますので,そういうものを大事にしながら,再来年から大きな出来事が続きますので,それに向けての準備を進めることもやっていきたいと思います。世界湖沼会議,国体・全国障害者スポーツ大会,そしてオリンピック・パラリンピックと続いていくわけですから,そういったものに向けての準備にも,本格的に取りかからなくてはいけない年なのかなと思っております。

 

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 ○日野自動車㈱古河工場の全面稼働について


茨城:日野自動車の古河工場のお話がありましたが,順次移転が進んできてこれまでどのような効果があったのか,またこれから2,000人規模で移ってくるということで,どのような効果を期待されているのか,お聞かせください。

知事:一つには,大変大きな働く場所ができてくるわけですから,その影響というものは間違いなく出てくるものと思っております。どれだけこちらに引っ越してくれるかということが今最大の関心事でありますが,できるだけ多くの方に茨城に移住してきてもらえればありがたいと思っております。

また,関連企業がもう既に5社ほど来てくれています。これからさらに来ていただくことを期待しているところでもあります。

また,圏央道などもでき上がってきますので,港の利用などにも将来的にはつながってくれれば,ありがたいと思っております。輸出ということは必然的に絡んでくるわけでありますので,きのうも職員向けの訓辞でお話ししましたが,これまでの放射型,東京湾,東京へ向かうということだけではなくて,横のつながりというものが,これから環状型といいますか,それが大いに重要視されてくるのではなかろうかと思っておりますので,私どもとしては,そういった点でも,圏央道の完成というものは大変大きな意味を持ってくるのではないかと思っております。

茨城:日野自動車や圏央道の関連で,その利用促進のために県として具体的にどういうことに取り組んでいくお考えでしょうか。

知事:今,圏央道が全線開通した後の一番の課題として出てきますのは,片側1車線なものですから,どんどん交通量が増えていったときに,果たしてスムーズにさばけるのかということが課題ではないかと思っております。したがって,私どもとしては,できるだけ早く,片側2車線,全線で4車線化をお願いしていきたいと思っておりますし,先般も国土交通大臣のところにお願いしてきたところであります。

読売:日野自動車に関連してですが,移住してくる人もしくは進出してくる企業に対しての何か補助なり支援なりというような施策は予定されていらっしゃるのでしょうか。

知事:移住して来られる人たちに対しては,各市町が,こちらへ家をつくった場合には補助金を出しますよとか,対策を講じてくれているところでありまして,それについては,もう既に,日野自動車の本社のほうでも,あるいはこちらの各市町を回って,現地を見てもらう,説明会を開く,そういった形での活動を展開しております。

それから,企業誘致につきましては,私どもとしては,用地がほかと比べて安いといったこともありますし,それに加えて,補助制度,あるいは減税の制度を設けておりますので,そういったことについてできるだけ具体的にご説明しながら進めてきているところでありますので,これからもそういった方向でいきたいと思います。

また,一番(の鍵)は,茨城というところを知ってもらうということでありますから,できるだけ立地推進東京本部を中心にして積極的に会社訪問を行う,いろいろな情報を集めるということが大変大事になってくると思っています。

 

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 ○今年の抱負について(2)


NHK:今年の抱負の中で幾つかお挙げいただいたわけですが,知事として一番重視していらっしゃるところはどういったところが今年1年の肝になってくるとお考えでしょうか。

知事:一番基本にあるのは,我々の力は弱いですが,日本全体の経済が良くなってくる,それによって好循環がもたらされてくるということが大事なのだろうと思っております。

そういう状況の中で,本県の場合には,先ほど申し上げましたが,圏央道が全線開通するというのは本当に大きな効果を持ってくるのではなかろうかと思っておりますので,そういったものを活用した地方創生ということに積極的に取り組んでいきたいと思います。

 

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 ○原子力発電所の再稼働について 


東京:東海第二発電所についてですが,今年,運転期間延長申請が出された場合に,地元合意の判断が迫られる可能性が高いと思われますが,それについての今のところのスタンスをお聞かせください。

知事:運転を延長するかどうかということについて,私ども,まだ会社側から何も聞いていないところでありますので,するかどうかわからない段階でコメントすることは控えたいと思います。

東京:原子力安全協定の中で,知事は立地の東海村以外の首長さんにも意見を求めることができるとあったと思いますが,もし延長申請が出された場合の話ですが,どの程度の範囲で地元の合意について意見を聞くことをお考えでしょうか。

知事:まだ具体的に検討はしておりませんが,当然,周辺市町村の意見は聞いていくことになると思います。どの範囲かということは,まだ検討しておりません。

東京:どこからどこまでということはまだということですね。

知事:それは延長申請があった場合でありますけれども。

 

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 ○広域避難計画について


東京:広域避難計画についてですが,策定が来年度にずれ込むという市町村も結構あるようですが,これもまた地元合意を求められた場合に,どの程度その完成度と実行性が勘案されるのか,その辺のお考えをお聞かせください。

知事:それは前に県議会でも答弁をさせていただいたことがあるのですが,国の防災会議の中でいろいろと検討した上で,国としても方向を出していくことになっておりますが,そのための地元での検討の場所として,内閣府が地方ごとに原子力防災協議会というものをつくっておりますので,まずそこでの検討がなされていくことが必要だろうと思っております。そこでの検討結果を踏まえて,国の原子力防災会議の中で,これでいいだろうという判断がなされれば,それをもとにして,現地に対して,稼働したい,したくないといった意見が出されてくると思いますので,私どもとしてはそれを踏まえて対応していきたいと思います。

 

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 ○平成29年度当初予算編成について


NHK:知事さんにとって,平成29年度当初予算案というのは今任期の中では最後の予算編成ということになるわけですが,今時点,どういったところに力点を置いて編成を進めたいとお考えでしょうか。

知事:どの分野に特にということはありません。地域の活性化ということも一つでありますし,将来の茨城ということを考えた場合には,就学前教育なども含めた教育ということも非常に大事になってまいりますし,また,現在の状況を踏まえると,福祉や医療というものの体制をどうするかといったことも重要になってきます。それぞれの分野で,ちゃんと茨城の将来,あるいは現在の茨城にとって役に立つような施策を打ち出していきたいと思います。

NHK:知事さんとして,今,頭の中にあるような施策についてこういったことをやっていきたいというのがもしあればお願いします。

知事:今の段階ではちょっと控えさせてもらいます。

 

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 ○知事選について


NHK:そういったことも踏まえて,今年の秋にはいよいよ次の知事選というのがあるわけですが,今のところの知事さんのそれに向けての姿勢というものを伺えればと思います。

知事:いや,全く白紙であります。まだ9カ月ありますから,任期をしっかりと務めていくというつもりです。

NHK:その中で,どういう時点でどういったことをきっかけに態度を明らかにしたいとお考えでしょうか。

知事:それは,今,仮定のもとでは申し上げられないわけでして,今後の状況を見ながら判断するということになると思います。

朝日:知事選に関連してですが,一部報道では自民党が大井川さんという方を擁立する方向で調整しているという報道が出ているのをご存じかと思うのですが,大井川さんを知事がご存じかどうか,心象をお持ちでしたら教えていただきたいと思います。

知事:過去の状況を調べてみましたら,2回ほどお会いはしておりますが,特に強い印象として残っていることはありません。

朝日:過去の2回というのは,どういう場で,いつごろお会いされたのでしょうか。

知事:後で調べて。僕はそこまでも覚えていないものですから。

産経(幹事社):ありがとうございました。

 

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