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更新日:2015年4月1日

情報026:日本一を誇る茨城のビール生成量

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情報026日本一を誇る茨城のビール生成量

豊かな水、広大な土地、首都圏への快適なアクセス

ビール工場に最適な茨城の豊かな自然環境

アサヒビール茨城工場

アサヒビール茨城工場

 

夏はもちろん、年間を通してたくさんの人々に愛飲されているビール。居酒屋などで「とりあえずビール!」と最初の一杯を注文する、ビール党の方も多く見かけます。そして、このビールを日本で一番多く生成しているのが茨城県です。茨城県では日本最大級といわれるアサヒビール茨城工場やキリンビアパーク取手など、大手ビールメーカーの工場が稼動。2013年には418,632キロリットル(国税庁統計年次報告より)のビールが生成されています。

 

茨城県内のビール生成量(単位:キロリットル)

H21 H22 H23 H24 H25
416,858 402,435 494,962 437,037 418,632

国税庁統計年報告より

では、なぜ茨城県にビール工場が設置されるのでしょう。その理由のひとつが、豊かな水。ビールの生成には、大ビン1本あたり約6倍の水が使用されるといいます。その点、茨城県には霞ヶ浦など水量豊富な水源があり、十分な水を確保することができるのです。次に、広大な土地。例えばアサヒビール茨城工場の敷地面積は388,722平方メートル(東京ドーム約8個分)と、国内でも有数の広さを誇っています。関東平野に覆われた茨城県だから提供できる敷地面積でしょう。そして、大きな魅力となるのが首都圏への快適なアクセスです。茨城県南地区は、ビールの大消費地・東京の約30キロ圏内。高速道路の整備に伴い、スピーディーな物流を実現しています。このように茨城県には、ビール工場を設置する最適な条件が整っているのです。

古代から現代へ、時を超えたビールの歴史

ビールの起源は、古代オリエントにまでさかのぼります。ビールづくりの最も古い記録は、約5000年前、メソポタミア地方のシュメール人の遺跡で発見されました。彼らのビールは発芽した麦を粉状にしてパンを焼き、水に浸して発酵させたものだったようです。古代人たちはやがて、さまざまな麦やキビ、ナツメヤシなどを添加した数10種類ものビールを作り始めました。ビールはワインと並んで、人類が製造した最初のアルコール飲料だったのです。

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では、日本にビールが紹介されたのは、いつ頃だったのでしょうか。それは江戸時代中期、長崎のオランダ人から伝えられたようです。1724年(享保9年)に書かれた『和蘭問答』には「麦酒給見申候処、殊他悪敷物にて、何のあぢはひも無御座候…」と記されており、初めて飲むビールの苦い味に驚いた様子がうかがえます。そして、多くの西洋人が渡来するようになった江戸時代末期には、日本人の富裕層の間にビールは浸透していきました。

日本人による近代的なビール工場が誕生したのは、まだビールが一般的には普及していない1891年(明治24年)のこと。『大阪麦酒会社吹田村醸造所(アサヒビール吹田工場の前身)』が完成したのが始まりです。吹田村醸造所の開設に尽力したのが、生田秀(いくた・ひいず)という人物。本場ドイツで醸造技術を学び、日本人初の『ブラウマイスター』(ビールづくりの専門職人)となって帰国したのです。彼が持ち帰った近代的手法と工場模型をもとに、日本の国産ビールがスタートしました。

 

ビールを美味しく楽しむために

アサヒビール茨城工場

シュメール人がつくり始めたビールも、いまでは大きく製法が変わっています。現在の製造工程を簡単に説明すると、まず大麦を仕込釜で発芽させ『麦芽』を作ります。その麦芽を仕込槽で煮沸かすと、煮汁に溶けだしたデンプン質が麦芽糖に変化。こうしてできた『もろみ』をろ過して『麦汁』を抽出し、煮沸釜に移してホップを加えて煮沸します。それをよく冷やし、ビール酵母を加えて発酵開始。麦汁中の糖分がアルコールと炭酸ガスに分解されて『若ビール』ができたら、じっくり熟成させます。

最後に、熟成したビールをろ過。ビンや缶に詰めてできあがりです。こうした工程を経て、アサヒビール茨城工場だけでも、大ビンに換算して年間約7億4000万本のビール(発泡酒等含む)が、茨城県から全国に出荷されています。

麦芽

麦芽

 

ホップ

ホップ

 

また、品質の良いビールを作るには、材料が大切です。主原料となる大麦はもちろん、ビール特有の芳香と苦味を生みだすホップ、ビールづくりの主役とも言える酵母、多くの工程で使用される水など、全てのバランスで味が決まります。そして、その材料を育んでいるのは、太陽や大地。つまりビールには、自然の恵みが込められているのです。

そんなビールを美味しく飲むためには、いくつかの秘訣があります。まず、きれいな泡でふたづくり。ビールは空気に触れると酸化します。それを防ぐのが泡のふた。ビールの上部にきめ細かい泡をつくり空気と遮断しましょう。注ぐときには泡の下にビールをくぐらせるように注いで、飲むときには泡の下に上唇を入れるようにして飲むのがベストです。また、泡を上手に立てるためには、きれいなグラスを使うことも大切です。ビールを注いだときグラスの内側に気泡がつくのは危険信号。グラスの汚れた部分からビールの炭酸ガスが分離してしまい、味や香りが台無しになってしまうのです。特に油汚れに注意してグラスをよく洗い、布巾を使わず自然乾燥させると良いでしょう。

ビールの温度管理も重要なポイントです。ビールの種類によって若干の違いはありますが、例えば、アサヒビールのスーパードライなら飲み頃の温度は6度から8度。気温の低い冬場はやや高めの温度に、暑い夏にはよく冷やして味わってください。また、グラスを冷蔵庫で冷やしておくのも、美味しく飲むためのひと手間。きめ細かな泡が立ちやすくなり、一段と美味しい一杯になります。ただし、グラスを冷凍庫で凍らせることは、あまりお勧めできません。注いだ瞬間にビールが急激に冷やされ、せっかくのうまみや香りが際立たなくなってしまうからです。茨城県が育み、ビール職人たちが丹誠を込めて造ったビール。そんな自然と人との響き合いから生まれた美味しいビールを、ぜひ最適な状態で楽しんでください。

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