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更新日:2017年3月31日

情報060:全国的に極めて高い評価を得る、茨城県のメロンは生産量日本一!

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茨城県のメロン

茨城のメロン

JA茨城旭村メロン部会の活動内容とは?

皆さんは、ご存知でしょうか?全国各地の多くの方々から愛される茨城県のメロンは、生産量が日本一です。
さらなる茨城県のメロンの魅力、歴史的な変遷、深く関わり続ける人々やその活動内容、また、より美味しく味わうための役に立つ知識など様々なお話を、メロンの生産・管理のスペシャリストである、JA茨城旭村メロン部会の長洲部会長から伺いました。このJA茨城旭村メロン部会を入口に、美味しくも奥深い、茨城県の魅力的なメロンについての造詣を深めて参りましょう。

まずは、JA茨城旭村メロン部会の主な活動について、長洲部会長にお尋ねしました。「心を込めてつくった、オトメ、アンデス、クインシーという3種のメロンを全国の消費者に届ける活動としてのメインは、やはりメロンの生産でしょうね。加えて、宣伝、販売などに関する活動。生産と消費宣伝は、共に組織的な形で行なっています。消費宣伝とは、生産者によるお客様との対面販売。これを販売の例年のスタート時期にあたる5月6月に実行するんです」とのこと。その後は出荷シーズンを通しスーパーマーケットなどの大手量販店に出向き、試食などのアピールも含め、メロンを販売。地域の支部組織があるため、主に女性部の方々にお願いし、当番制の形を取っているのだそうです。

オトメ、アンデス、クインシー、3品種それぞれの魅力

メロンの見比べ

オトメ、アンデス、クインシー。これら3品種の特性を、続けて長洲部会長からご解説いただきましょう。

オトメ:「オトメはさっぱりしていて、甘さがしつこく口に残らないと、よく言われます。糖度自体は非常に高いという訳ではありませんが、果肉が柔らかく、食感も良いため、実際以上に甘さを感じる品種です」

アンデス:「ネット系メロンの代表品種、名前の由来は『あんしんです』が語源、果肉がややしっかりしているので、収穫時には、糖度を16度~18度にぐらいまで上げています。香りはオトメよりも強いですね」

クインシー:「クインシーもアンデスに似た品種です。しかし香りは異なります。果肉の色はオレンジ色が強く、色素的にβカロテンが入っている分、カロテンの香りがあり、そこが好みの分かれるところ。メロン部会としては、健康志向も加えてでお召し上がりください、とアナウンスしています」

ちなみに、「生産のうえで糖度を上げる」との言葉を聞きました。
この意味は、収穫期の調整にあるようです。
オトメが55日程で収穫するのに対し、糖度を上げるアンデスは60日程に設定しているとのこと。

生産者の苦労軽減が、大いなる品質向上にも繋がった

収穫前のメロン

昭和41年、旭村農業協同組合に、JA茨城旭村メロン部会の前身となるメロン出荷組合が設立されました。それまでは、地区ごとにメロンの集荷場を設定していましたが、昭和57年に一元出荷が開始され、さらに平成16年には光センサー選果を実現したのです。

「かつては、全て生産者が共同の集荷場へと運び、1箱づつ開けて、集荷場毎に選任された判定員が検査し、秀や優などの判子を押すシステムでした。それらを運送屋さんが取りに来て市場へ持っていくやり方で、現在と全然違います。昭和57年の一元出荷に変わり、現在の場所へ移ったんです。当時の呼び方としては、共同選果場でしたね。現在の名称は、青果物管理センターになっています」

一元出荷へ変わった背景には、メロン農家の方々による箱詰めの大変さがありました。少しでも苦労を軽減するために、との目的が背景にあったのです。メロンの箱詰めが行なわれるのは夜。勤め人であれば残業のような時間帯です。これから開放されるようにしよう、もっとゆとりあるメロンづくりにしていこう、との想いが根底にありました。

消費者目線の情報開示を、光センサーで実現!

カットメロン

平成16年に光センサーについて、掘り下げていきましょう。この点が、JA茨城旭村メロン部会の大きな特長であり、特筆すべき点です。光センサーの導入以前には、あまりの忙しさでベストな収穫時期があやふやになってしまうケースがありました。その結果、想定していた糖度の出ていない商品が、消費者の手に渡ってしまう。低い確率とはいえ、そういう不具合も生じていました。確率が低くても、そういうメロンに当たってしまった消費者は二度と購入してくれません。完全な防止を目指し、出荷直前での確実なチェック体制として、光センサーが導入されたという訳です。

光センサーは、メロンの糖度を計測します。同時に、内部の潤み具合である熟度も計測するのです。つまり中がどれだけ熟しているか。熟し過ぎたものは当然、省きます。綿密な計測が叶ったことで、消費者に提供される情報が圧倒的に増えました。

イバラキングメロン

そしてメロンの外側にQRコードのシールが貼られることになったのです。
このQRコードにはメロン個々の糖度や熟度の他、検査日や、使用した肥料や農薬の情報も入ります。きちんと生産された、美味しいメロンだという証明がなされるようになりました。これは生産者にとっても、消費者にとっても、大きなメリットと言えます。

盤石の組織力で叶える、確かなブランディング

メロン栽培の様子

関東平野の広大な土地。関東ローム層というメロン生産に最適な土質で栽培される利点について、長洲部会長に、再び、ご解説をいただきます。

蜜蜂による受粉

「さらさらな土で水はけの良い性質が、メロン生産には最適です。雨が降れば水を吸うけれど、逆に渇くのも早い。保肥が弱い土で、それがメロンづくりには適しています。なぜならメロンは、熟期に肥料が要らないんです。むしろ肥料の切れた方が甘くなる性質を持っている。余談ですが、サツマイモもそうですし、稲もそう、スイカもそうなんです。最適な土壌があってこそ、美味しいメロンを生産することができます」

水はけの良い土地で栽培されることにより、美味しいのメロンは生産されます。JA茨城旭村メロン部会の糖度基準は14度。出荷される最低ラインのメロンでも12度。16度以上が『特殊』、18度以上を『プレミアム』と分類しています。徹底されるきめ細やかな生産方法と、記述した光センサーとQRコードによる徹底した管理。
確固たる信念と組織力で、消費者への品質を保証するスタンスこそが、何よりのブランド力と言って差し支えないでしょう。

美味しく召し上がるために重要な、家庭内の追熟

4コマまんが

高品質なメロンを、より美味しく食べるためのポイントである『追熟』についてを長洲部会長に教えていただきました。美味しく召し上がるためには、食べごろの時期を見極めることが非常に重要です。一つ目のポイントとしては、検査日(出荷日)からの日数でベストな食べごろを推測できます。二つ目は、メロンの側面を軽く押した際、少し弾力を感じた時が食べごろの目安になるということです。

一つ目の、検査日からの日数に関しては、品種で変わります。オトメであれば、検査日から5日目ぐらいからとなります。オトメの特性を考えると、購入してすぐ食べてもいいでしょう。アンデスおよびクインシーは、検査日から5日〜10日目ぐらいに食べるのがオススメだそう。もちろん、召し上がる方のお好みで調整し、ベストな時期を見計らっていただけたら、と思います。ただ、メロンを普段から食べ慣れていない方に関しては、オススメした日にちよりも1日2日伸ばして食べた方が「柔らかくて甘くて美味しい」と喜ばれるケースが多いことも、購入後の自宅管理にあたる追熟の参考にしてください。

「ご家庭の陽が当たらない涼しい場所で追熟したオトメ、アンデス、クインシーのメロンは、召し上がる直前に少しだけ冷すと、より美味しくなるでしょうね。ただ、あまり冷し過ぎると、実際の甘さを感じづらくなるので要注意です。糖度そのものは変わりませんが、舌の感じ方が変わってしまいますから」と長洲部会長による、さらなる助言を頂戴しました。

全世界の人々に向けて発信したい、JA茨城旭村メロン部会の目標

成っているメロン

JA茨城旭村メロン部会による、丹誠込めて生産された、オトメ、アンデス、クインシー3品種のメロンを購入できる直売所として、国道51号線沿いに、茨城旭村農協特産物直売所サングリーン旭が存在します。ここでは、美味しいメロンを求める消費者にとって嬉しいポイントが潜んでいるようです。長洲部会長に伺いましょう。

「生産者が直接持ち込む規格外で正規出荷できない、いわゆる“ワレ品”を格安で購入することができます。美味しさは規格品と全く変わらないメロンです。新鮮で正規品とほぼ。同じものが遥かに安く買えるというお得感が、買い物の楽しみに直結しますよね。ただ、市価の半額程度ということもあり、あっという間に売り切れてしまうんです。生産者が持ち込む時間はまちまちなので、ワレ品があったらラッキーぐらいの感覚で訪れていただけたら、と思います」

最後に、JA茨城旭村メロン部会が考える今後の展望を、長洲部会長にお話しいただきました。

きれいに並んだメロン

「現在、国が推進している自由貿易により、外国から多くの果物が輸入されると思います。しかし、そういう状況下だからこそ、より一層、心を込めて生産するメロンの美味しさで勝負したいです。海外の安価な果実があっても、何ら問題ないくらいに品質の良いメロンを提供していくということ。日本の果物は、本当に美味しい。そのことを、メロンを通して、茨城県から発信していきたいです。
2020年には全世界から日本に多くの外国の方が訪れる東京オリンピックがあります。この絶対的な好機に、我々の生産するメロンを味わっていただき、食したことのない美味しさを実感してもらいたいと、真剣に考えています。

取材協力

JA茨城旭村メロン部会(外部サイトへリンク)


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