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更新日:2023年7月31日
梨の代表格「幸水」から始まる梨の品種リレーが始まります。
茨城県オリジナル品種「恵水」にも大注目です!
茨城県は、江戸時代から梨栽培の歴史があり、日本で最古の梨産地のひとつと言われています。昼夜の寒暖差の大きい気候と、豊かな水、恵まれた土壌が梨の栽培に適し、県内では、県西・県南地域を中心に生産されています。今年は平均気温が平年よりも若干高めに推移したため、平年より7~10日程度早く出荷が始まりました。
茨城県では、幸水を皮切りに、下妻甘熟梨(しもつまかんじゅくなし)、県オリジナル品種の恵水(けいすい)、豊水、あきづき、新高(にいたか)、にっこりなど、様々な品種のリレーで10月頃まで美味しい梨を楽しむことができます。今回は、いばらき自慢の梨情報をご紹介します!
生産量:農林水産省果樹生産出荷統計(R3)より
【2023年出荷の最盛期】9月上旬~中旬(8月下旬から出荷開始予定)
県と産地が一丸となって作り上げた県オリジナル品種『恵水』。
17年の歳月をかけて開発したいばらきのこだわりと情熱が詰まった梨です。
糖度は平均して13度!酸味が少なく、食べたときにより深い甘みが感じられる梨です。大玉で深みのある赤めの表皮は、見た目にも高級感があり、梨特有のシャリシャリとした食感と果汁が溢れるほどのみずみずしさが魅力です。冷蔵すると保存がきくのも特長です。2016年から本格的に出荷をはじめ、香港等にも輸出しています。まだまだ希少な品種ですが、年々出荷量が増えており、今年も都内果実専門店や県アンテナショップで販売予定です!
草間さんは、結城郡八千代町で三代続く梨農家です。恵水の開発に当たって試験栽培から携わり、PR活動も積極的に行っています。草間さんは、「茨城の梨はどこにも負けないくらい美味しい自信があります!特に恵水は、県産梨のブランド力強化と単価向上の牽引役として期待している梨です。ソムリエ協会が開催した「第1回全国梨選手権」で無作為に試食した中で優勝した梨ですので、味は抜群です。年々、順調に生産量が増加していますが、品質のバラつきをなくすために恵水の県合同目揃え会で、品質規格の統一を行っています。茨城の美味しい梨をたくさんの方にぜひ食べてほしいです。」と熱く語ります。
<恵水の詳細> 茨城をたべようポータルサイト |
昨年、県と県内の梨産地が一丸となって取り組んだ「幻の恵水」プロジェクトは、恵水のトップブランド化に向け、1万果に1果と言われるほど超希少な「幻の恵水」を栽培するプロジェクトです。
「幻の恵水」は、大玉で甘いという恵水の特長を最大限に引き出した、11玉の重さ1キログラム以上2糖度14度以上3外観が美しいの3つの条件を満たした1万果に1果のレベルでしか収穫できないとされる希少な梨で、昨年は1個10,800円(税込)もの高値で販売されました!今秋も「幻の恵水」が無事収穫できた暁には、都内高級果実店において販売を予定(9月頭頃~)しています。
【販売期間】8月中旬~
幸水の美味しさを最大限に味わえる!
若手チームの梨愛の結晶
県内でも有数の梨生産地である下妻市。「梨本来の旬のおいしさを伝えたい」という想いから、若手有志がプロジェクトチーム(下妻市果樹組合連合会)を組み、農家さんも納得のいく「下妻甘熟梨」にたどり着きました。幸水は、贈答用としてのニーズが高い8月上旬からお盆までの出荷が主流で、味よりも見た目を優先して流通されてきました。下妻完熟梨は、通常の梨より10日以上樹上で成熟させ、丁寧に管理し、食べごろを厳しく見極めて収穫するため、生産される幸水のうち、ほんのわずかしか作られない希少なブランド梨です。厳選された下妻甘熟梨は、まさに真夏の逸品です。
<下妻甘熟梨の購入はこちらから>※なくなり次第終了
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幸水(露地)
7月下旬~8月上旬
梨シーズンのスタートを飾る品種。
ソフトな歯触りで水分が豊富。
果肉が柔らかく、酸味が少ないのが特長で、より強く甘さが感じられます。
豊水
8月下旬~9月上旬
甘味と酸味が見事にマッチした品種です。
果肉が柔らかく、果汁がたっぷりで、爽やかな風味が感じられます。
あきづき
9月上旬~9月中旬
豊水・新高・幸水の良いとこどりをした品種。
爽やかかつジューシーで甘味が強く、シャリっとした食感が楽しめます。
新高(にいたか)
9月中旬~9月下旬
梨の王様とも呼ばれる大玉の赤梨で、大きいものだと1キログラム以上あることも。
酸味が少なく、みずみずしく、風味豊かな品種です。
にっこり
10月上旬~10月中旬
新高と豊水を掛け合わせた品種。
大ぶりで果汁がたっぷり。糖度が高く、日持ちするのも特長です。
昼夜の寒暖差の大きい気候と、豊かな水、恵まれた土質が梨の栽培に適し、県内では、筑西市、下妻市、かすみがうら市、石岡市、土浦市、八千代町などを中心に各地で生産されています。
観光果樹園なども盛んで、自分で選んだ完熟の梨をその場で食べることもできます。
もぎたてはまさに新鮮!
果汁が溢れるほどみずみずしく、暑さが本格的な季節にもってこいです。
様々な品種の詳細情報はこちらをご参照ください。 |
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