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更新日:2016年3月18日

平成13年度公共事業再評価委員会広域基幹河川改修事業涸沼川中流工区現地調査議事録

別紙3

 

日時平成14年2月18日月曜日

場所友部町役場

事務局

それでは始めさせていただきます。まず,本日ご出席の委員の方をご紹介させていただきます。佐藤委員長です。和田委員です。西村委員です。川上委員です。それから,事務局で本日ご説明させていただく方をご紹介します。水戸土木河川整備課の永田課長です。蛭田河川課長です。それから柏崎友部町建設課長です。海老原笠間市建設課長です。ここから議事の方に入らせていただきます。委員長よろしくお願いします。

委員長

それではさっそく現地調査をさせていただきたいと思います。本日は,2回目ということになります。第2回委員会で重点審議事項として審議いただきました広域基幹河川改修事業涸沼川中流工区ですが,この涸沼川中流工区の実際の事業執行に携わっておられます水戸土木事務所,笠間市,友部町,が事業概要の説明をし,併せて現地調査を行うということになっております。まず最初に事務局の方から,事業の現状等についてご説明をいただきます。それからいろいろとご意見をお伺いしたいと思います。よろしくどうぞ。

事務局

それでは,涸沼川の河川改修状況についてご説明いたします。涸沼川の河川改修計画延長は,下流,茨城町の海老沢地先から笠間市の大橋地先まで約40キロメートルが改修計画延長対象となっています。この40キロメートル区間を下流から涸沼川工区,中流工区,笠間工区,大池田工区の4つの工区に分けて事業を実施しております。下流部の涸沼川工区につきましては昭和25年に事業に着手いたしまして,実に半世紀という長い歳月をかけまして平成12年に完了いたしました。
その上流である今回の再評価対象区間の中流工区につきましては,下流工区の完了見通しのついた平成3年に事業に着手し,JR常磐線から上流の用地買収を進めてまいりました。下流工区または笠間工区への予算配分上,なかなか思うように事業が進行しない状況にありましたが下流工区が終わりましたこれからは,対象区間も少し短くなったことから,中流工区かつ笠間工区の進捗が図られるのではないかと思っています。中流工区の現在までの進捗状況は,JR常磐線から上流のちょうど下加賀田橋まで約900m間の用地買収が約80%済んだ段階にあります。また上流の笠間市の南吉原地区の狭窄部の浸水被害の発生している区間の用地買収を済ませ,暫定掘削及び築堤工事を今年度も進めているところです。
今後の事業の進め方といたしましては,市街化が進展している上流,笠間工区についても平行して河川改修を進めなければならないということから,この中流工区の宍戸地区は人家連担地区でもあり,また,過去に大きな浸水被害を受けているところからしても重点整備区間として一連の用地買収を完了させ,早期に工事着手をすることが必要であると考えております。またこの箇所には架け替え橋梁が2橋含まれているところから,現在も道路管理者と協議を重ねているところです。以上,改修状況についてご説明を終わります。

事務局

それでは引き続きまして,事業に対する地元市町村の意向につきましてご説明申し上げます。

事務局

事業に対します友部町の意向ということで,ご説明させていただきます。友部町における事業の位置付けということで,資料にもございますが,当友部町は古くから涸沼川の流域一帯に広がる農業を基幹産業として発展してきたところでして,涸沼川の恵みを受けて歩んできた町です。この涸沼川の河川改修については町の総合計画に盛り込んでおりまして,水害から住民の生命や財産を守るという生活環境基盤の整備の基本的な課題として地元の町としても十分に認識しており,県と協力して改修事業の促進に取り組んでいきたいと考えております。
2つ目の事業促進についての町の役割ですが,河川改修事業主体は県ですが,町は地元の窓口として,関係地権者との調整や事業の説明会等に積極的に協力しており,県と住民の橋渡し役を担っていると考えております。また事業区間の一部において,隣接する道路事業計画との整合を図った河川改修事業を進めておりますが,その事業間調整においても積極的に関わり,地元の意向を反映した形で事業が進められるよう配慮しているところです。
3つ目の事業推進上の課題・問題点ですが,涸沼川は全体的に見れば水田地域を流れる河川ですが,宍戸地区等沿川に住宅が張り付いている地区も存在しており,過去には多大な浸水被害をもたらしています。このため,できるだけ早期の河川改修事業の進捗を望んでいましたが,県内でも有数の延長を有するこの河川はさらに下流にも多くの家屋や耕作地を抱えておりまして,「河川改修は下流から」という基本原則のもとに,これまで中流に位置する当町の区間は思うような進捗が図られてこなかった現状にあります。
結果的に,本格的な事業進捗をこれから図っていかなければならず,公共事業費全体が縮小傾向にある厳しい現状のなかで,県へもより積極的に事業の促進を働きかけ,整備の推進をお願いしたいと考えております。

事務局

まず1番として,市町村における当該事業の位置付けです。当笠間市は,古くは笠間城を中心とした城下町であり,笠間稲荷を中心とした門前町としても発展してきました。涸沼川の河川改修については,遠くさかのぼって昭和25年から進められてきており,当事から沿川市町村による涸沼川改修期成同盟会を発足して事業促進の要望等を実施してきました。友部町も含め,沿川6市町村が治水に向けた取り組みをしてきましたが,現在その会長を笠間市の市長が務めているところです。
涸沼川は,市のほぼ全域を貫流している河川で,市としてもその水害対策は非常に重要であり,涸沼川水系全体のなかでは当市が上流域に位置している地勢から,これまで狭窄部の改修を主にお願いしてきました。今後とも県と協力して,改修事業の促進に取り組んでいきたいと考えております。
2番目の事業推進についての市町村の役割です。河川改修事業の主体は県でありますが,地元の窓口として,買収地権者との調整や事業の説明会等に積極的に協力し,県と住民の橋渡し役を担っていると考えています。実際,南吉原地区においては,地権者との調整の結果,一括集団調印にこぎつけることができました。また,ネック部の解消という暫定的な整備手法にあたり,実害の状況を把握する窓口としても認識しているところです。
3番目の事業推進上の課題・問題点です。笠間市は涸沼川の中上流に位置し,下流から整備されてくる状況にあっては最も整備の遅い不利な地域となっていて,基本的にはネック部解消をしながら下流からの進捗を待つという姿勢で進まざるを得ない状況です。このようななか,当市の中心市街地はこの中流工区のさらに上流にあり,人家連担地域として早期に対策を講じる必要があったことから,笠間工区として中流工区との並行的な整備を実施してきました。まちなかの水辺空間ということで環境的にも重視し,「ふるさとの川整備事業」と位置付けて河川と町の一体整備をしてきたところであります。その下流側にあたる中流工区としても,早期に進捗を図っていく必要があり,積極的な事業促進を要望いたします。
公共事業費が縮小傾向にある昨今の厳しい状況のなかで,県へもより積極的に事業の促進を働きかけていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

委員長

いま,事業全体と,地元市町からの位置付け等をうかがいましたが,何かご質問またはご意見はございませんか。

委員

水戸線の鉄橋というものがネックになっているということはないのですか。

事務局

いまは改修が済んでいまして,その部分はネックが解消されています

委員

笠間市というのは佐白山から涸沼川の間が中心街だったけれども,将来の傾向として川の向こう側に,従来は田んぼが主体だったところにだんだん人口が張り付いてくるのではないかと予測されていましたが,昨今の人口減というなかでそのへんの見通しはどう考えておられますか。

事務局

そのへんの見通しはちょっと厳しい状況で,なかなか人口増を図れていないのですが,石井北部また駅北の区画整理,次に駅南等も視野に入れているのですが,この情勢のなかでは区画整理を進めるのが危ぶまれているという状況です。ただ市全体としては,住宅供給公社の団地造成がいま6,7割までいっているところで,260戸ぐらいの住宅団地を予定しています。

委員

ふるさとの川事業のときのもいろいろ会議をした関係で,将来川の向こう側まで家が建ってくると涸沼川はちょうど町の真ん中を通る川になる可能性があるのではないかという視点を持っていたわけですが,これから先の日本の情勢だと当分はそういう川にはならないかなと,むしろ市の繁華街の輪郭としての川という性格かなという気がするのです。ただ,来る途中もちょっと話題になったのですが,笠間市というのは文化都市としての役割,位置付けというのが非常に出てきたのかなと。そういう認識があるのでそうした視点から,川の位置付けというのを考えるのが正しい見方かもしれないです。

委員

バイパスは,もう出来ているのですか。

事務局

50号のバイパスについては出来ているのですが,4車線化を要望している状況です。

委員

橋は4車線で架かっているのですか。

事務局

いえ,2車線です。

委員

橋は割に早く架かっていましたよね。

委員

ちょっと気になったのですが,常識的には河川は下流からということがあって,実はこの川は下の方にはあまり町らしい町がなく,最上流に笠間市があるという状況で,笠間市が一番最後になってしまう傾向があるのです。暫定改修である程度県の方でも配慮しているということもあるのですか。

事務局

そういうこともありまして,工区分けというか,笠間市はどうしても市街化が進んでいます。その受け皿として区画整理がいま進んでいるわけでして,その部分の受け皿として笠間工区として河川改修を進めているわけです。その水が当然下流に流れてくるわけです。つまり今回対象区間の中流工区に水が入ってくるわけです。ですから,笠間工区も進めながら,下流の工区も工事を進めなければならないということで広範囲で仕事をしなければならないことになっています。

委員

友部町の区間は,そんなに人家は多くないのですか。

事務局

中流工区では,友部町の宍戸地区,橋爪,平町地先という,今日いまから見ていただく現場が,想定氾濫区域内の人家連たん地区となっております。資料の一番後ろの横長のところです。中流工区というのはJR常磐線のところからJR水戸線のところまでです。延長で9300mが対象区間です。その一番下流,JR常磐線から上流が平町で,人家らしきものがありますがここが一番下流部で,人家連担部になっているところです。そこから上流については,水田地帯が広がっている。いま現在は,この平町地先の用地買収を進めているというところです。

委員

宍戸地区というのは丸で囲んであるところですね。

事務局

そうです。一番最初のページで見ますと,宍戸地区といいますのは,3の写真の右にある地区です。その次のページにもっと大きな平面図がつけてありますが,宍度橋のところから上流に向って,BB断面,その上流がCC断面ということになっています。

委員

涸沼から先は,県管理ではないわけですね。

事務局

涸沼そのもの(湖そのもの)は県管理です。湖の出口からは直轄管理です。

委員

そうすると,ほんの2,3キロメートルというか,そんなに距離はないでしょう。

事務局

7キロメートルぐらいですか。那珂川の合流点までですから。

委員

南吉原地区の地権者の一括調印,この範囲というのはどれくらいですか。

事務局

500~600m。地図で見ますと,5という番号が書いてあるのですが,ここが断面的に狭窄部があったものですから,下流見合いで,暫定改修をしたということです。

委員

かなり大々的な対策というか,堤防の盛土と両方を含む形で掘削をやるのですね。

事務局

はいそうです。掘削といっても,改修計画断面での大規模な断面を掘削できませんが,下流見合いでの暫定改修という感じで進めております。

委員

笠間市にジャスコがありますね。あのへんは区画整理したところですよね。あれをしたために,涸沼川に対しての市街地から入ってくる水の流れはどうなったのですか。

事務局

一番ネックになっていましたJR水戸線の鉄橋が改修される以前はそこがネックとなりで61年台風のときにはひどい水害にあったのですが,鉄橋が改修されましたので,いまのところは特にということはないのですが,その上流あたりにもだいぶ狭隘部分がありますので,とにかく下流から整備されてこないと上流部になってきますと事業費がつくのが遅くなるというこもあり,笠間市でも何カ所かとにかく早急にやってもらいたいカ所が中流工区の上流部であります。

委員

まだあるのですか,いまある市街地の範囲内のところを再開発するにはそんなには問題がないが,もし上側を市街化するとこれはもろにきいてくると思うのですよ。

事務局

やはり流出増の影響分として,暫定調節として池を掘っているのです。そこで絞って出しているような状況です。河川改修が済まないと,それはつぶせないという形になっています。

委員

この3のところが,暫定的にそうなっているのです。

事務局

そうです。3のところは,笠間工区から下流の方へ向って撮った写真です。

委員

こういう中小の河川というのを,完全に堤防で固めて完全に河積を確保してということをやるというのは大変なことだし,涸沼川ぐらい大きな河川は仕方ないとして,支流まで全部やりだすときりがない話になってしまう。ですからこれからの常識としては,今度つくばで自動車研究所跡地の団地で行われるような,水を一滴も出さないために道路の脇全部に砂利とか浸透層を入れてできるだけ地下水を涵養してしまうという考え方があります。それで,直接的な河川の負担を減らそうと。調整池とか,町づくりのインフラとしてそういうことを考えて,河川への負担がなるべく増えない形というものをこれからの開発については考えるべきですね。それが一番正しいやり方だと思います。

事務局

いま先生がおっしゃられた事例ですが,つくばエクスプレス沿線の流域ではこういうふうなことをやろうということで取り組んでおります。ただ,まだ実施まではいっておりませんが。他の茨城県内の河川では,まだそこまでは対応ができないものですから,つくばエクスプレスで実績を上げてそういうことを他の地域にも拡大していきたいと思っております。

委員

あと,水質の問題の現状はどうですか。最近あまり見ていないのだけれども,町のなかで非常に汚いという状況はやはり残っていますか。

事務局

涸沼川は比較的水質はいい方ですね。

委員

そうですか。

委員

ひところ大変に問題があったのですよね。涸沼川は。

事務局

下流部の沼の周辺はちょっと悪いのですが,涸沼川のこの地区,友部地区・笠間地区は比較的いい。

委員

笠間市のなかでも,垂れ流しみたいなことが続いていましたから,下水の進捗状況はどうなっているのですか。

委員

もうかなりの部分,供用を始めている。友部といっしょにやっているのですよね。それでいまの普及率はなんパーセントぐらいいきますか。具体的な数字は出ないですか。

事務局

3割ぐらいと把握しております。それと下水道接続されてから,下水道に接続していない部分について汚濁がだいぶひどくなってきたというふうに見えます。

事務局

友部町でも農業集落排水や広域下水道等を整備しておりますので,水質はかなりよくなっていると考えられます。

委員

友部町は農業集落排水を実施してますね。市街地が駅前には固まっているけれど,そこ以外は一カ所にまとまっているわけではなく点々としていますからね。茨城県というのは,だいたいそういう傾向が多いですよね。

委員

一生懸命パイプを引く割には効果がない。

事務局

それから洪水被害状況なのですが,この資料の一番後ろに2枚ほどついているのですが,これは今から現地を見ていただく宍戸橋のところの61年の台風10号での浸水状況です。宍戸橋の路面まで水が来た。その上流の橋爪地区の民家にも結構水が入ったということです。

委員

昭和61年はある程度水が出たのですね。あの時は,もう被害があちこちでしたものね。

事務局

あの時はまだ涸沼川の下流工区がまだ整備されてなかったため,下流の流下能力も低いということもありまして大災害が出たのですが,それ以降は下流側の整備も進んでおりますので,幸いなことに61年以降については大きな涸沼川流域での被災は出ておりません。あくまでも幸いなことですので,それでも早く整備をしたいというふうに考えております。

委員

さっき農業という話が出ていましたが,友部町あたりで渇水いうのはダムが出来たらそんなには問題にはならないのですか。

事務局

はい,それは聞いていないです。飯田ダムの方で供給を受けているのです。

委員

そういうことでいうと,ダムは大きいのですね。

委員長

その他よろしいですか。では,今度は現地の調査ということです。

事務局

現地をこれから見ていただくわけですが,この図面で宍戸地区というちょうど中央部にあるのですが,まず,ここを見ていただきたいと思います。改修前の状況をここで見ていただいて,その後にずっと行って下流の改修が昭和25年から始めまして平成12年に終わったところ,茨城町の7番のところを県庁に戻りながら見ていただきます。

 

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