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深芝処理場の地震被害と復旧状況をまとめました

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災により当処理場にも大きな被害が発生し,水処理・汚泥処理・焼却炉とも一時停止するに至りました。被害の大部分は停電・断水・液状化によるもので,幸い津波の影響はありませんでした。また,当所で管理する下水管は一部液状化により閉塞したり勾配が変化したものの,大規模な破損はありませんでした。
 現在処理場はほぼ復旧し,正常に処理を行っております。

復旧状況
被災状況
放射能・放射線量率測定結果

復旧状況

 4月上旬には水処理・汚泥脱水施設・焼却炉がそれぞれ復旧し,通常処理が可能となりました。今後は完全復旧に向け復旧工事を行っていきます。

復旧経過
日付 水処理系 汚泥処理系
A系 B系 脱水施設 焼却炉
(No.1)
焼却炉
(No.2)
3/11 14:46 地震発生 神栖市:震度6弱
× 19:30
塩素滅菌
開始
× × ×
3/14 13:00
運転再開
3/28 15:00
一部運転
1池/5池
3/31 段階的に
立ち上げ
試運転
開始
4/7 運転再開
4/8 12:00
運転再開
6/28 13:00
運転再開
全5池
改修中

被災状況

 処理場と管渠に発生した被災状況の写真を掲載しました。神之池西部地区内の一部幹線は特に液状化の影響を受けましたが,一部の閉塞を除き下水管には大きな被害はありませんでした。

処理場内写真
被災状況
場内道路(1)
場内道路(1)
液状化で沈下しました。
場内道路(2)
場内道路(2)
道路が沈んでマンホールが浮き上がっています。
場内道路(3)
場内道路(3)
液状化で噴出した泥。
20cmほど堆積しました。
場内道路(4)
場内道路(4)
噴出した地下水がたまっています。
これは数日残りました。
脱臭設備配管脱臭設備配管
脱臭ダクト配管
液状化により土台が沈下しました。
高圧ガスボンベ室
高圧ガスボンベ室
液状化で建物ごと沈み込みました。
A系薬品沈殿池電気室
A系薬品沈殿池電気室
場内で一番落差があります。
復旧状況
汚泥返送管 地震直後 汚泥返送管 復旧後
汚泥返送管
被災状況と復旧後。沈下により配管がずれました。
濃縮汚泥漏出状況 濃縮汚泥漏出 復旧後
汚泥濃縮器
被災状況と復旧後。配管から濃縮汚泥が漏出しました。
焼却炉処理水給水ポンプ 地震直後 焼却炉処理水給水ポンプ 復旧後
焼却炉処理水給水ポンプ
被災状況と復旧後。沈下により配管が外れました。

管路写真
被災状況
西部5号幹線付近
神之池西部地区内の幹線付近
中央の雨水管が大きく浮き上がっています。
西部5号幹線マンホール
下水管マンホール内部
ずれた側壁から土砂が流入し一部閉塞しています。
復旧状況
西部4号幹線マンホール 地震直後 西部4号幹線マンホール 復旧後
閉塞したマンホール
被災状況と復旧後。土砂が流入したために一時汚水が滞留してました。

放射能・放射線量率測定結果

 東京電力福島第一原子力発電事故に伴う大気中への放射性物質の放出のため各地の下水処理場で放射性物質が検出されていますが,当処理場については汚泥・焼却灰の放射能濃度及び場内の放射線量率とも比較的低い結果が出ています。また,現在いずれも減少傾向にあります。
 県の地震情報の下水道課発表資料に測定結果が公開されております。