放射線診断科

 
医師名 専門領域 その他

  部長
 (PET担当)
 佐藤 始広
○画像診断
○核医学
○PET
日本医学放射線学会(専門医)
日本核医学会(専門医)

PET核医学認定医

医員
海東 惠子
○画像診断 放射線診断専門医
日本医学放射線学会

放射線治療科
医師名 専門領域 その他

がんセンター
放射線治療部長
奥村 敏之
○各種癌の放射線治療
○陽子線治療
日本医学放射線学会(専門医)
日本放射線腫瘍学会(認定医)
日本がん治療認定医機構暫定教育医

医員
林 靖孝
○放射線治療 日本医学放射線学会
日本放射線腫瘍学会
米国放射線腫瘍学会

■診療科の特色,対象疾患,治療法,症例数,治療成績など


放射線科は、(1)核医学・PET、(2)放射線治療、(3)画像診断・Interventional radiology、の3つの分野から成り、一般病院としては県内随一の設備と陣容を整えて、県民の皆様、地域の診療機関のご利用をお待ちしております。


(1)核医学・PET部門


本院では、昨年度(平成18年3月)からPET/CT装置が稼働しております。この検査はFDGというグルコース誘導体を用いた糖代謝を利用したがん診断の検査です。

本検査によりFDGによる腫瘍の検出とCTによる解剖学的情報が同時に得られることで、がんの転移や拡がりの診断が全身を一度にかつ正確に行うことが可能となります。現在、多くのがんが本検査の保険適応となっており、県内の多くの病院・医院から検査依頼を受けております。詳しい検査の案内や検査依頼方法に関してはホームページ等をご覧ください。


(2)放射線治療部門


放射線によるがん治療は平成14年度に更新した加速器を中心に,最新の治療技術にも対応できるものを揃えており,同時に治療精度の維持・管理にも力をいれています。

治療機器は,体の外から3次元的に病巣を狙いうつリニアックという外部照射装置と,体内に放射性物質を送り込んで病巣の内部から照射を行う小線源治療装置の2種類の治療を病気に応じて使い分けます。

体幹部の腫瘍に所謂ピンポイント照射を行うため,リニアック治療室内に照準確認用装置を設置しています。また,特に肺腫瘍を正確に治療するための呼吸同期照射装置も整備しています。頭部のピンポイント照射のためには,頭部専用定位照射装置を導入しています。

平成18年からは,早期前立腺癌に対するヨードを用いた永久挿入密封小線源治療も開始しています。


(3)画像診断・Interventional radiology部門


●病診連携室に付属して“地域の画像センター”、
●4つの県内がんセンター中、肺、肝胆膵、泌尿器、耳鼻科、婦人科などの領域に強い“県立地域がんセンター”の放射線科(画像診断部門)としての充実を図っています。
1)画像診断機器は常に最高水準のものを装備しています。

●CT;

最先端のマルチスライスCT中心で整備しています。平成11年我が国では3号機(4スライス)を導入し、平成13年に8スライスにグレードアップしました。検査時間が短縮されると共に、同じ空間分解能で撮像できる範囲が広がったので、より精密な画像が撮れ、軸位断だけでなく、冠状断や矢状断でも画像観察 が可能になりました。

平成17年2月には、我が国での6号機となる64スライスCT(Siemens sensation cardiac 64)を導入しました。機械的にも心拍によるぶれなどの不具合がほとんどなくなり、日常臨床で非侵襲的に冠状動脈のスクリーニングができる時代となりました。当院ではさらに循環器内科に専門家を得て、他施設とはひと味違う臨床的に有用な画像を配信できております。後述するPET/CTおよび血管撮影装置付属のCTと併せるとマルチスライスCTが4台稼働しております。

マルチスライスCTの撮影マニュアルを経年的に出版しております。また、全国から選ばれた15施設からなる“至適造影法を語る会”のメンバーでもあり、CTにおいて病変を的確に描出するための重要な技術である造影法の研究に力を入れています。


●MRI;

1.5Tの最新鋭超伝導機(SiemensAvanto)に平成18年に更新しました。全身スキャン、パラレルイメージングや拡散強調画像など最先端の撮像技術に対応しています。平成15年に設置したオープンタイプHitachi Aperto)は患者様にやさしく、整形外科領域を中心に威力を発揮しています。


●報告書;

ご依頼の検査につきましては、迅速に報告書を作成し、Faxいたしております。また、ご希望により、DICOMというフォーマットのソフトが付いた形でDVD-Rで画像をお持ち帰りいただくことができます。


2) Interventional radiology;

画像下手術、血管内手術(脳外科領域)とも呼ばれています。大動脈ステントを除いて我が国で行われているほとんどの手技に対応できます。最先端の技術開発センターのひとつとして、30数施設からなる厚生労働省の班会議(荒井・稲葉班)のメンバーであり、現在、
・難治性腹水に対する経頸静脈経肝的腹腔静脈シャント造設術;経皮的に腹腔と中心静脈を短絡し、腹水を静脈に戻して、腹水の軽減が図れます。
・転移性骨腫瘍に対するラジオ波焼灼術
・大静脈閉塞に対するステント留置術
などの安全性と有用性を確認する臨床試験を統一したプロトコールのもとで行っています。薬の臨床試験と同じ厳密さで、有用な手技の普及、標準化にも役立っております。


(4)学会活動;


日常臨床での疑問を追求する形での、学会活動には力を入れており、前立腺の手術支援画像が評価されて、ヨーロッパ放射線学会で2000年に金メダル相当の賞を受けたほか、過去10年間にヨーロッパ、北アメリカの世界2大学会で、銀メダル2個、銅メダル4個を獲得しています。


どのような領域でもお気軽にご相談下さい。地域の画像診断、がん治療のセンターとしての使命を果たせるよう尽力いたしております。


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