担当:健康増進課
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厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患等生活習慣対策総合研究事業)
離島・農村地域における生活習慣病対策の環境整備とその評価に関する研究
分担研究報告 「茨城県農村(岩瀬地区)での対策の実施と評価」
研究の目的
離島や農村地域は、産業構造などの社会環境や生活習慣が都市部とは異なり、疾病構造の違いにも表れています。
我が国は伝統的に高血圧が主な原因となる脳血管疾患や脳出血が多く発生してきましたが、近年、都市部ではそれらの病気は減少し、代わりに動脈硬化などによる虚血性心疾患が増えています。離島や農村部ではあまり変化がありません。
都市部では食の欧米化が進み、離島や農村地域では伝統的な食生活が続いている、という見方もありますが、離島や農村地域にも食の欧米化や生活の変化が進んでいる地域もあり、他の社会的・環境的要因があるのかもしれません。
この研究では、平成18年度から20年度にかけて、離島や農村地域の環境や生活習慣を調べ生活習慣病との関連を分析します。そのうえで、離島や農村地域の特徴的な要因のなかで、何が生活習慣病の発症と関連するのかを明らかにします。
さらに、離島や農村地域で対策を行う場合に必要なことは何か、コストがどれくらい軽減されるかをモデル地区のデータを使って分析し、具体的な提言をすることを目的にしています。
研究報告書の概要
離島や農村地域における生活習慣病を促進する特徴的な要因を明らかにし、対策によるコストベネフィット(費用便益)の算出と、必要な環境整備の提言を行うことを目的とした研究の一環として、茨城県桜川市(旧岩瀬町)の住民を対象に、生活習慣や健康状態の実態を調査しました。
住民のアンケート調査や統計調査の結果を県の既存資料と比較すると、旧岩瀬町の住民の方が、活動的でストレスが少なく、特に女性は食事内容に注意している方が多いことが分かりました。
一方で、男女とも欠食したり、食べすぎたりと、食事の習慣自体に問題がある方が多く、さらに男性は、飲酒や喫煙、塩分の摂りすぎが懸念される方が多いことが分かりました。
これらの生活上の要因と、この地域で空腹時血糖、収縮時血圧、BMIなどの数値が茨城県よりも高い数値であることや、脳梗塞や脳内出血などの疾患により亡くなる方が多いこととが関連する可能性が推察されます。
報告書の詳細は、「平成19年度分担報告書」(PDFファイル:245KB)で御覧ください。