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お問い合わせ先:茨城県企画部地域計画課フィルムコミッション推進室(TEL:029−301−2528)


 
○地域づくりいばらき人 第5回  つくばみらい市エキストラの会(つくばみらい市)

 映像を通じた地域のイメージアップとまちづくり
 〜銀幕デビューで地域に貢献〜

                                         
 ★インタビュアー:茨城県企画部地域計画課フィルムコミッション推進室
 (H19年1月)

 茨城県内では,「いばらきフィルムコミッション」の設立以来,これまで映画やテレビドラマなど約800作品の撮影が行われており,県民エキストラも延べ15,000人に達しています。「つくばみらい市エキストラの会」は県内最大のエキストラ団体として数多くの作品に出演し,つくばみらい市の名を全国に発信しています。今回は同会の会長である間根山清さんに,団体の活動などについてお話を伺いました。
【間根山さんにインタビュー】

「つくばみらい市エキストラの会」とはどのような会ですか?
 つくばみらい市エキストラの会は,つくばみらい市観光協会の下でテレビドラマ・映画・コマーシャル等の撮影にエキストラとして参加しています。テレビドラマや映画の出演者の最後に「つくばみらい市の皆さん」とテロップが流れたら,それは私たちのことです。いままで数多くの作品に出演していますから,皆さん何かの番組で,「つくばみらい市の皆さん」という文字を見たことがあるかもしれませんね。
 こうした私たちの活動がつくばみらい市の知名度と集客力の向上や市の観光,産業,文化振興の一助を図り,地域の発展に貢献できればうれしいと考えています。

数々の番組に参加

エキストラの会発足のきっかけは?
 平成11年11月,NHK大河ドラマ「葵徳川三代」の収録が,まだ建設中の「ワープステーション江戸」で行われました。このときに,当時の伊奈町の皆さんを中心に約400名がエキストラとして出演協力したのがその始まりです。エキストラとして参加するといっても初めての経験,なにがなんだかわからないまま無我夢中で撮影に参加したというのがその時の記憶です。
 以後NHK大河ドラマには毎年,私たちがエキストラとして参加しています。

どのような活動をしているのですか?
 私たちは,市内にあるワープステーション江戸を中心に行われる撮影に参加協力しています。その内容は時代劇・ドラマ・映画・コマーシャルと幅広く,時には台詞を要請されるような重要な役を務めることがあります。
 経験を積んだ参加者が多くいることから,エキストラがどう動いたらよい作品になるかがわかってきています。よい作品を作りたいという参加者の動きは,撮影現場の進行がスムーズに進むとスタッフの皆さんにもたいへん評判です。
 そのような実績から,制作会社の要望により茨城県県南地域はもとより,千葉県など他県での撮影にも参加しています。

カツラを付ける順番待ち

エキストラの一日を教えてください。
 一般的な時代劇の撮影は,朝8時頃ワープステーション江戸集合,夕方5時頃終了でしょうか。集合するとまず名前をチェック,その日の役を頂きます。武士役・町人役・職人役・町娘役…とさまざま。役に合わせて化粧をしてもらいカツラを付け,衣装を着ることとなります。エキストラの着替えが終わると俳優さんが衣装替え,時には有名な俳優さんといっしょになることも。そんなときは笑顔で「おはようございます」と挨拶をします。
 衣装を付けたら履物を履き(わらじや裸足の時もあります),小道具をもらい現場に向かいます。エキストラが衣装を付けている間,スタッフの皆さんは撮影準備に大忙し。大道具の準備,カメラの位置決めなどその日の撮影計画に合わせ準備を整え,役者が来るのを待ちます。
 俳優さんが現場に到着すると撮影が開始されます。撮影シーンに合わせエキストラの動きが説明され,それぞれの役柄で動きます。主役の背後で通行人をする者,荷物を運ぶ者とさまざま。皆さん本番を撮影する時には全員が役者になり,それぞれが素晴らしい演技をしてくれます。OKが出ればそのシーンは終了,次のシーンまで一休みです。エキストラの皆さんはほっとしながら,お互い情報交換です。
 お昼はいわゆる「ロケ弁」を頂きます。お弁当はおいしいのですが,食べるときも衣装は付けたまま。カツラが重かったり刀がじゃまになったり。でもはずすことは出来ないので,なんとか上手に食事をします。
 その日の撮影予定が全て取り終わるとエキストラは終了となります。履物を換え,支度部屋でカツラをはずし着物を脱ぎます。重いカツラがはずれるとほっとしますね。化粧を落としてやっと現代人に戻れます。こうして現代人に戻って,やっとエキストラの一日は終わります。
 撮影は時に早朝4時集合や夕方から深夜に及ぶこともあります。夜の撮影などは撮影としては大変な仕事ですが,普段と違った経験ということで楽しいものです。

撮影概要を聞く

現場で調整することも

リハーサル中のスタッフ

エキストラの魅力とは?
 「自分自身も憧れの俳優さんと同じ仕事をしている」という気持ち,同じ仕事を終え,「お疲れ様でした」と憧れの俳優さんと声を掛け合えるのは,エキストラの何ともいえない楽しみです。また時代劇ならではの楽しみとして,普段と違う衣装を着ることができる,タイムスリップして自分がその時代の人間に変身できるという楽しみがあります。
 また,エキストラでいっしょに参加する皆さんは,仕事仲間や学校の友人とは別のつながりです。幅広い世代で男性も女性も参加することから,思わぬ友人ができるのも魅力です。ですから撮影の合間に交わす楽しいお話も魅力ですね。

今日は魚屋さん

主な活動の場であるワープステーション江戸を紹介してください。
 ワープステーション江戸は,制作者にとってはなんといっても東京から近いというところが一番の魅力ではないでしょうか。戦国時代から江戸時代まで幅広い時代背景で撮影を行うことができるセットがあります。支度部屋などの付帯設備も充実しており,スタッフ・役者さんにも好評ですね。
 ワープステーション江戸を拠点として,茨城県南の撮影場所に移動して撮影するという形がよいようです。旧八郷(現石岡市)や旧水海道(現常総市)はロケ地として素晴らしい場所がたくさんありますね。私たちはワープステーション江戸で着替えを行い,それらの場所へ移動して撮影するというようなこともたくさん行ってきました。

江戸大橋と大店(ワープステーション江戸)

これからの会の目標などお聞かせ下さい。
 私たちつくばみらい市エキストラの会が擁する会員は,その人数約800名に至ろうとしています。その多くの会員数,その中に経験豊かな役者としても通用する人材が多数いることは,他のプロダクションに負けない組織力と言えるでしょう。私たちの組織力を生かし,茨城県南で行われる撮影のみならず,都内撮影所で行われる撮影にエキストラを派遣できるようになればと思います。
 さらに,会員の自己研鑽を行う場をエキストラの会で企画し,会の組織力や会員の演技力向上などを図り,多くの制作会社の方から依頼がいただけるようになりたいと考えます。また,会員相互の親睦を図ることも大切です。会員の皆さんといっしょになって,他地域のエキストラの会と情報交換をすることもこれから必要でしょう。そのようなことからホームページを作成,情報提供と意見交換ができるようにしているところです。町おこしの一環として,つくばみらい市の特産品をホームページで紹介・販売していくことも計画中です。

「つくばみらい市エキストラの会」からスターが誕生する日も近いかもしれませんね。本日はありがとうございました。


下妻市内で撮影された「トリビアの泉」

参加エキストラで記念撮影
●バックナンバー

[参考]
ホームページアドレス

http://www.rinzo2.jp/~njkmmy/w_extra/index.html

第1回:鈴木俊勝さん(石岡市) 筑波山麓 茅葺きの里の地域づくり Vol.1(H18.2月)
筑波山麓 茅葺きの里の地域づくり Vol.2(H18.3月)
第2回:大塚克也さん(潮来市) 水郷の里のテーマパーク!「道の駅いたこ」(H18.6月)
第3回:奥久慈の味研究会(大子町) ふるさとの味の伝承活動を通した地域の活性化(H18.9月)
第4回:飯田正義さん(行方市) 誠のおもてなし〜「地域は宝の山」〜(H18.11月)