| 茨城県立盲学校の中学生が上海で交流 |
| 12月3日(土)、上海市で開催される交流事業に参加するため、茨城県立盲学校の中学生4名が茨城空港を出発しました。 茨城空港に就航している格安航空会社(LCC)の上海春秋グループが、同グループの30周年と上海盲目児童学校の創立100周年を記念して、国際ボランティアデーにあわせて生徒達を招待したもので、日本からは茨城県のほか、同じく春秋航空が航路を結ぶ香川県の生徒が参加しました。 中国からは上海、香港など9都市から盲学校の生徒が招待され、ボランティアを含めて総勢300人近くの参加者となった交流会では、参加メンバーがコーラスや民族舞踊、よさこい踊りなど素晴らしいアトラクションを披露しました。 茨城県から参加した4人は、オープニングで「3月11日に起きた東日本大震災に中国の皆様から沢山の支援を頂き、多くの日本人が生きる希望をもちました。これからも人と人との絆を大切にし、支えあってがんばりたいと思います。」と感謝の言葉を伝え、この日のために練習してきた和太鼓を披露し、会場から大きな喝采を浴びていました。 ![]() 実は4人のうち3人は海外へ行くのは生まれて初めての経験でした。彼女たちの中でも希望と不安が入り混じっていたに違いありません。 そうしたなか、春秋グループのスタッフの方が1人ずつ参加者に付き添い、手厚いフォローをしていただくなど、今回の旅行を最大限に楽しめるよう万全の準備がなされていました。 耳からも街の風景を楽しむことができるようにと、バスでは各国の音声案内が流れるなど、様々な面で細やかな配慮をしていただき、そのおかげで、上海の活気や街の響き、空気を目一杯楽しむことができました。少しどきどきしたけれど、耳慣れない中国語が飛び交う中で、30分も並んで食べた美味しい小籠包の味はずっと忘れないと思います。 ![]() 春秋グループは、王董事長が30年前にごく少数のスタッフと始めたそうですが、今では、上海の旅行会社でNo.1の実績をあげているとのこと。大きな飛躍の要因は、そうした利用者一人一人への細やかな心遣いにあるのでしょう。 また、茨城県から、このイベントにサポートとして参加した中国出身の朱さんは、中国における障害者福祉が以前よりもずっと進んでいることに強い印象を受けたと言っていました。 参加者の中には、はじめは「海外に行くのは、最初で最後かもしれない」と言っていた生徒もいましたが、今回の旅を通して、日本との違いにとまどうこともあったけれど、それに負けない醍醐味を実感し、かけがえのない経験ができたようです。最後にはまた「この空港から上海へ!」という気持ちになり、「中国語も英語も勉強して、また行く!」と新たな目標を見つけたようでした。 小さな経験でも、新しい世界を知ることによって、その人の価値観や人生が大きく変わることがあります。今回の旅で、中国の人たちと交流を深めることができたことは、かけがえのない財産となりました。参加した生徒達も世界中の人たちともっと友達になりたいという思いを強くしたのではないでしょうか。 ![]() 茨城は、決して派手ではないけれど、東京近郊にありながら、海や山、日本三大瀑布の一つである袋田の滝など豊かな自然に恵まれ、美味しいものも沢山あります。また、2月には3千数百本もの梅が見事な花を咲かせる偕楽園は、日本三名園の一つに数えられています。陶芸やそば打ち、りんご狩りなどを体験するのも楽しいですし、そのほかにもショッピングモールや水族館、バーベキューやキャンプが楽しめる施設も充実していますから、観光した人にしか発見できないあなただけの宝物がきっと見つかるはずです。今回交流を深めることができた皆さんと、そして世界中の皆さんと、茨城で会えることを楽しみにしています。 (財)自治体国際化協会茨城県支部 書記 常井 秀子 (サポートとして本事業に参加) |
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