上海経済データ

中国のパルプ原料の割合 3/2004 その1


 

世界のパルプ市場価格は高騰しており、中国では2003年下半期から、輸入される木材パルプの価格が毎月約2%ずつ値上がりしている。2003年のパルプの平均市場価格は1トン当り4,800元だったものが2004年3月8日には1トン当り6,000元を超えた。欧米ではパルプ原料のほとんどが木材パルプを使用しているため、既に紙製品は値上がりしているといわれる。一方中国の場合、パルプ原料は木材パルプ(21%)のほか、リサイクル紙(47%)と穀物パルプ他(32%)が約8割を占めており、現在のところ、あまり影響を受けていない。しかし経済発展、国民生活の向上に伴い、2004年の中国の紙消費は5,000万トンに達すると推定されるなか、国内供給量は4,400万トンしかないとされる。
 中国のテイッシュペーパー産業は全紙製造業の10%に達しており、材料のパルプのほとんどが輸入された木材パルプである。パルプ高騰に伴い、テイッシュの値上がりが懸念されている。上海市内のスーパーマーケットでは、「テイッシュはスーパーでの代表格の安売り商品であり、仕入れ価格が多少上がっても商品値上げするわけにはいかない。しかし限度以上仕入れ価格が上がればスーパーの商品棚からテイッシュを削除せざる得ない」としている。またテイッシュ製造メーカーでは品質を落とさずに輸入パルプを国内産パルプに変えることを検討し始めている。

パルプの原料(中国の場合)

パルプの原料(欧米の場合)

参考:上海デーリーCollege of paper & environment engineering of SCUT


上海経済データへ戻る    茨城県上海事務所インデックス