トピックス・イン上海
自転車は時代遅れ!? 8/2005
中国自行車(自転車)協会によると、中国の電動自転車の保有台数は全国で1,500万台以上に達しているという。年間販売総額は140億元規模、メーカーは現在600〜700社、従業員数は30万人にも上っている。生産台数も、生産・出荷が本格化した1998年の5万4,000台から、04年には675万7,100台にまで急増している。
そんな中国の代名詞と言っても過言ではない自転車ではあるが、経済発展が著しい上海においては、時代遅れの乗り物として豊かになった人々から敬遠され始め、さらには上海市政府もまた市内の主要道路から自転車を締め出す政策を進めている。
中国で毎年生産されている自転車は5千万台以上。その半分以上が輸出用。バイクや車を所有する富裕層が増え、自転車の人気は下降し、1988年には年間4100万台あった自転車販売台数も現在では2千万台にまで落ち込んでいる。特に富裕層の多い上海では「時代遅れの乗り物、マイカーを持てない経済力のない人が乗る物」とばかにされているという。
それに追い打ちをかけるように、淮海路や外灘エリアをはじめとする中心街では、乗り入れできない区域が増えてきており、自転車を利用する人々は肩身の狭い状況といえる。「省エネを呼びかけておきながら、自転車より自動車を優遇するのには矛盾がある」との声も聞かれる。
経済発展のためには欠かせない存在の自動車産業に比べると、主に個人の移動手段である自転車の立場は非常に弱い。交通渋滞などの多くの問題を抱える自動車ではあるが、街中を見渡していると、約900万人いるとされる自転車族を「道路を横切るネズミ」のように追いやっているように映る。
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| 車道を横切る自転車群 |
参考 NNA 中国巨龍