当事務所は4月23日(金)に会場に入り、万博会場の状況調査を行いましたので、ご報告します。
また、上海万博関連情報(万博当局からの注意事項)が公表されており、これは上海世博会事務協調局が4月18日付で「参観に関する注意事項」を発表したものを、在上海領事館が仮訳として在留邦人向けに公表したものです。ご参考にしてください。詳細情報(中国語)は上海万博公式ホームページ(http://www.expo2010.cn/a/20100418/000006.htm)に掲載されています。
1 上海万博テスト運行への参加について(王欣 記:上海事務所助理)
上海万博会場内の予約等のテストするために、上海市は万博開幕前に数回にわたってテスト運行を行いました。20日(入場想定人数20万人)を皮切りに、22日(同5万人)、23日(同10万人)、24日(同30万人)、25日(同50万人)、26日(実際の入場者約10万人)と続き、本番に向けた調整が行われました。
上海市では4月中旬から、市内の通行規制が行われており、他の都市から上海市に車で入る場合は、通行証が必要となっています。万博専用バス、地下鉄、万博専用タクシーを利用しないと万博会場の近くまでは行けないことになります。
当日、「96822」というホットライン(電話)を使って、万博専用タクシーを予約して、万博会場へ出発しました。新聞記事やニュースで、20日の初運行日には、どこでも長い列が出来ているということは報道されており、どきどきしながら、9時半に入場口7番に到着しました。
入場は思ったよりも時間がかかりませんでしたが、セキュリティー検査は空港よりも厳しいように感じました。財布、腕時計、カメラ、携帯電話、上着等を全部外して検査を受けました。ニュースによると、中国館が人気なので、もともとは機械での予約が予定されていましたが、実際には、入場時にボランティアから予約券を手渡すことになるそうです。しかし、私が入場した時には、ボランティアから予約券を渡されませんでした。入場してから、他のボランティアから「万博会場案内図」や「当日各広場のイベントプログラム表」を受け取った時に中国館の予約券について聞きましたが、「予約券は既に配り終わったようなので、中国館の周辺に行って確認したほうがいい」との答えでした。開園して1時間以内に全て配りきったそうで、それほど早く配布されたことに大変驚きました。
高架歩道に上って、上から各パビリオンの様子や人の込み具合等の情況を見ました。会場の中には、「世博越江巴士」(浦西エリアと浦東エリア移動のシャトルバス)と小型観光有料バス(浦東エリアの後滩駅と世博軸駅のシャトルバス、一人10元)が走っています。
上海万博は「1軸4館」(世博軸、中国国家館、テーマ館、世博センター、演芸センター)が永久保存となる予定です。
はじめにテーマ館に来たので、高架歩道から下りて、列に15分間並んで入りました。館内で鉄道の歴史や8分間の映像を見ることができました。テーマ館の大きさの割には、見るのは20分だけかと疑問を持ちながら出ましたが、高架歩道からもう一度見ると、理由が分かりました。テーマ館はテーマによりいくつかのエリアを分けてられています。また、人の流れを分けるために、入口によって、見る内容も違えているのです。
次に中国館に向かいました。中国館は、中国国家館と中国各地区の展示館があります。中国国家館の予約券は全て配ってしまったそうですが、地区展示館には予約がなくても入ることが出来ました。現在のところ、北京、上海パビリオン以外は列に並ぶ必要はないようです。北京館では15分ぐらい並んで、中では10分ぐらいの映像を見ました。上海パビリオンは、少なくとも2時間待つ必要があるとのことだったので諦めました。そして、西蔵、青海、重慶、雲南、河南、山東、華北、江蘇等のパビリオンを見学しました。
午後にはアジア広場を見学した後、日本館へ。日本館は午後15時に開館するとのことでしたが、長い列が出来ていました。見学は1時間ほどの内容となっていました。
それから、浦西側の日本産業館に移動しました。船を利用する人が多いとのことで、ボランティアからはバスを利用することを勧められました。「世博越江巴士」(浦西エリアと浦東エリア移動の無料シャトルバス)を使って、専用のトンネルを通り、15分ほどで浦西側に到着しました。
2 日本館(植田啓二 記:上海事務所副所長)
日本館は来場者の注目度も高く、また本日が公開初日ということもあってか非常に混雑していました。我々事務所スタッフも2時間以上待ってようやく入場できました。入場を待つ間に流れていた「日本の一日」という紹介映像は、日本人ながら「日本に行きたい」と思わせるような素敵なものでした。
館内に入りますと、まず日本の歴史を辿っていくように日本の文化が紹介されおり、その出来栄えも見事でした。館内を進むにつれて日本の優れた技術力が紹介され、汚水の濾過装置等が展示されていました。また、最先端の技術を使ったメインアトラクションでは、日中友好の象徴であるトキをテーマにした映像を2人のインストラクターが軽快なタッチで展開し、バイオリンを弾くロボットが登場する等、観客を魅了していました。自国の文化・技術の紹介にとどまらず、日中友好をテーマにしたアトラクションは印象深いものでした。
日本館を出た後、会場内ですれ違った中国人が「日本館が一番の出来栄えだね」と話していたのを聞いて、素直に誇らしく思いました。世界各国の沢山の方に日本館を見ていただき、日本に興味を持ってもらい、そして日本に来てもらいたいものです。
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