大会の概要

「第23回国民文化祭・いばらき2008」は、平成20年11月1日(土)から11月9日(日)までの9日間にわたり茨城県で開催されました。
皇太子殿下の御臨席のもと、メイン会場とサテライト会場をライブ中継で結び、一体的なステージ展開で茨城のすばらしさを表現した「開会式・オープニングフェスティバル」で開幕し、県内34市町村を舞台に、全国初の試みとなる広域文化交流事業をはじめとするさまざまな分野で64の多彩な事業を展開しました。
会期中は、県内外から幅広い世代の方々にご来場いただき、観客数は目標を上回る118万人を数え、大きな盛り上がりを見せました。
県、市町村、文化関係団体等が一丸となって地域文化の特性を最大限に活用しながら作り上げた「第23回国民文化祭・いばらき2008」は、最終日の「閉会式・グランドフィナーレ」で次期開催県である静岡県に国民文化祭旗を引継ぎ、その幕を閉じました。

 

1.内容

(1)名称 第23回国民文化祭・いばらき2008
(2)テーマ 常世の国 筑波嶺 翔ける 文化のいぶき
(3)基本方針 (ア)県民誰もが参加する
(イ)地域の特性を活かす
(ウ)新しい交流を目指す
(エ)伝統文化と新しい文化の融合と調和を図る
(オ)茨城の文化と元気を発信する
(4)会期 平成20年(2008年)
11月1日(土)〜11月9日(日)
(5)開催地 茨城県内34市町村
水戸市、日立市、土浦市、古河市、石岡市、結城市、龍ケ崎市、下妻市、常総市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、笠間市、取手市、牛久市、つくば市、ひたちなか市、鹿嶋市、潮来市、守谷市、常陸大宮市、那珂市、筑西市、坂東市、かすみがうら市、桜川市、神栖市、行方市、小美玉市、大洗町、城里町、東海村、大子町、美浦村
(6)主催者 文化庁、茨城県、茨城県教育委員会、開催市町村、開催市町村教育委員会、第23回国民文化祭茨城県実行委員会、第23回国民文化祭市町村実行委員会、全国および県内の文化関係団体 等

 

2.実施状況

(1)主催事業64事業

  • 出演者総数 3,132団体 41,647人
    内訳
    県内
    2,444団体
    30,065人
     
    県外
    681団体
    11,535人
     
    海外
    7団体
    47人

  • 観客数 : 1,181,572人

  • 公募作品応募状況 
    応募作品総数(応募者総数): 108,746点(45,362人)
    内訳
    県内
    36,737点
     
    県外
    70,529点
     
    海外
    1,480点

(2)協賛事業

  • 協賛事業 14都道府県 75事業

 

3.成果

1.本県文化の再認識と全国への発信

地域に伝わる歴史や伝統文化をはじめ、自然や産業、現代芸術などさまざまな地域の特性を活かしてイベントを展開した「広域文化交流事業」や茨城ゆかりの先人たちにスポットをあてたイベントなどの実施を通じ、本県の優れた文化を県民の方々に再認識していただくとともに、全国に向け広く発信することができました。

2.文化活動の活性化と文化の担い手の裾野拡大

国民文化祭の開催を契機に、「しろさと川柳会」、「茨城県漢詩連盟」、「茨城県詩人協会」、「茨城県俳句協会」などの新しい文化団体の結成や国文祭を記念した合唱団や吹奏楽団の編成などによる文化団体間の交流や連携強化が図られるなど、文化活動が活性化されました。
また、美術や茶道、華道、洋舞等でのワークショップや各種体験コーナーなどの実施を通じ、文化の担い手の裾野を広げることができました。

3.文化的な財産の蓄積

霞ヶ浦周辺地域の伝統的な帆引き船漁法と地元グラフィックデザイナーのコラボ事業「七色帆引き船合同操業」などの新たな取り組みが実施され、また、常陸国風土記と筑波山麓に伝わる小野小町伝説を題材にしたオペラをはじめ、合唱、演劇、舞踊等で新たな作品が制作されました。これらの取り組みや創作作品は、今後ともその実施や再演が期待される貴重な財産になりました。

4.文化の視点に立った地域の活性化

広域文化交流事業を中心として、地域の特徴的な自然、歴史、伝統文化、人物、食、産業など地域に密着した資源を活かした文化イベントを行政と地域の文化団体、文化人、学校、住民等が一体となり実施したことで、行政、団体、個人との協力関係が構築でき、今後の文化の視点に立った地域活性化の基盤を築くことができました。

5.国民文化祭を通じた環境への配慮

国民文化祭では初めて、「環境と調和した祭典」という方針を打ち出し、全会場で使う電力を「グリーン電力」で賄ったほか、バイオディーゼル燃料使用によるシャトルバスの運行やフードマイレージの削減につながる地元食材を使用した「こくぶん祭弁当」の提供などの取り組みを行い、環境配慮への意識醸成を図ることができました。