笠間焼を筐体とした高級オーディオ真空管アンプの製品化について

 

県工業技術センターでは、(有)アルフォニック電子(住所:小美玉市、代表取締役:勝山洋一氏)と共同で、笠間焼を筐体(ボディ)に用いた高級オーディオ真空管アンプ「照響陶」(しょうきょうと)を開発しました。

本製品は、ユーザの好みに合わせて笠間焼のデザインを選択できるため、インテリア性を強く意識した製品となっています。また、アンプの回路構成を工夫し、低消費電力を実現しつつ、小音量でも真空管特有の柔らかい音色が楽しめるようになっています。

(有)アルフォニック電子では、完全注文生産により本年4月から本製品の受注を開始する予定です。

 

 

1.製品の特徴

○アンプの回路の前段に半導体、後段に真空管を用いるハイブリッド構成とし、小音量でも真空管特有の柔らかい音色が楽しめるとともに、低消費電力を実現した。さらに、アンプの出力段(回路の後段)に使用する真空管の種類についても、マニアの好みに合わせて選択可能とした。

○金属製が一般的なオーディオアンプのボディに笠間焼を用いており、さらにユーザは、設置する部屋などに合わせて笠間焼のボディデザインを選択することができる。

○注文による完全な手作り生産であり、ユーザは自分の好みに合わせた世界で1台だけの製品を所有できる。

 

※ 和室やマンション、カフェ、専門ショップなどでは、小音量での音楽再生であっても、しっかりと音楽が鳴ることが求められており、設計に当たっては、ユーザのこういった使い方に配慮した。

※ 和室に似合うオーディオアンプとして、素朴、重厚、暖かさを演出するような、オリジナリティの高いデザインを採用した。笠間焼のデザインについても、複数の作家に依頼する予定となっている。

※ 本製品については、昨年11月に「大好きいばらき県民まつり」で展示し、真空管アンプと笠間焼のコラボレーションが素晴らしい、音が優しく癒されるなど、来場者から好評であった。

 

2.製品名の由来

○通電後の真空管の輝きによってほんのりと照らし出される陶製のボディ、柔らかみのある響きから、製品名を「照響陶」(しょうきょうと)とした。

 

3.受注・販売予定

○(有)アルフォニック電子では本年4月からFAX及び電子メールで受注開始予定

FAX0299-46-6802   e-maily_katsuyama@allophonic.co.jp

※ 本製品の注文に関する電話での連絡はご遠慮願っています。

 

4.関連写真

 

写真1:窯業指導所内での展示製品

写真2:製品紹介ポスター

 

※ 写真1の笠間焼のボディは、陶芸家の北川隆夫氏の作品(本製品については、窯業指導所内で試聴も可能です。)

 

5.販売予定価格

○真空管アンプのみで6080万円を想定(使用する真空管等により変動)

○笠間焼のボディについては、注文内容により1525万円程度を想定

 

6.製品開発における役割分担

○(有)アルフォニック電子 :アンプの開発・設計・製作、音の評価

○工業技術センター     :アンプの設計・製作、電気的な安全性及びEMCの評価

○工業技術センター窯業指導所:笠間焼のボディデザイン・試作

※ EMCElectro Magnetic Compatibility電磁環境両立性)

電子機器は、性能を維持しながら他の機器に妨害を与えず(電磁放射防止)、また、他の機器からの妨害を受けても性能を維持しなければならない(電磁耐性)。

 

7.問い合わせ先

【(有)アルフォニック電子】

住所:東茨城郡美野里町羽鳥2965-25 電話:0299-46-5405

担当:代表取締役 勝山 洋一

【工業技術センター】

住所:東茨城郡茨城町長岡3781-1 電話:029-293-7212

担当:基盤技術部門 技師 広瀬

【工業技術センター窯業指導所】

住所:笠間市笠間2346-3 電話:0296-72-0316

担当:所長 鷺野谷