茨城県立こころの医療センター 精神科専攻医採用情報

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若手医師からのメッセージ

私はもともと心理学や哲学が好きで、患者さんの人間的な部分に最もフォーカスを当てる精神科に医学生の頃から関心があり、精神科を専攻しようと考えていました。

私は東京の出身ですが、大学が弘前大学で友人や先輩も青森に残る人がほとんどであったため、関東圏の病院の情報がほぼなくレジナビを利用し研修病院を探してもらいました。研修病院の条件として症例数が多く、多様な疾患を経験できること、十分な指導が受けられること、関東圏の病院であることを挙げました。いくつかの病院で説明を受けた際、茨城県立こころの医療センターはスーパー救急病棟、児童思春期病棟、医療観察法病棟等多くの病棟があり、精神科救急をアクティブに行っており、将来専門性を高めていく際にも選択肢が多く、先生方も優しく熱心な印象を受けました。

病院見学の際にも病棟を一つずつ一緒に回って説明して頂き、ここで研修してみたいと強く感じ研修病院に選ばせていただきました。

実際に研修を始めて1年目は本当にわからないことだらけでしたが、病棟で上級医の先生に付いて病歴や各種診断書の書き方から診察まで熱心に指導して頂きました。

病棟内で興奮が強まった患者さんに対し、隔離や拘束を行うこともあります。正直なところ最初は恐怖を感じることもありましたが、「怖ければ伝えてもらって一緒に行こう。精神科医はびびっちゃだめみたいな風潮があるけど、無理する必要はない。」と上級医の先生に言ってもらい一緒に対応してもらった時は本当に心強く感じました。研修が始まるまでは救急病棟があることから統合失調症や双極性障害が診療の中心だと考えていましたが、パーソナリティ障害や解離性障害、各種依存症、知的障害等も多く、また対応していくことに困難さを感じ悩むことも多かったです。教科書や文献を調べても納得できるような解決策は見つからず、現状に苦しんでいる患者さんに対して何もしてあげられない事に申し訳なさを感じました。医局のカンファレンスで議題に挙げ、病院中の先生方に一緒に考えてもらった事もありました。その時は多くの先生方にご協力いただき何とか方針を立てることができました。

また、週1回多業種で病棟カンファレンスを行っており、治療方針で迷った際にも相談しやすい環境だと思います。上級医の先生に「話して貰えれば大抵の事は何とかしますよ。僕は逃げないので。」と言われた事があります。精神科医として実力をつけていく際に「逃げない」事は重要なのだと感じます。医者も人間なので困難な患者さんに対応していく臨床の中で逃げ出したくなる事もあります。そんな時に上級医の先生方は一緒に「逃げないで」対応してくれます。そういう環境だから私は研修を続けていけるのだと思います。今の私の臨床に対する心構えの一つは「逃げない」事です。患者さんとしっかり向き合うことで少しでもその患者さんが楽になったと言ってくれた時に最も医師としてやりがいを感じます。

院内では精神療法の勉強会や抄読会等も行っています。自分たちで勉強会を立ち上げることもできるので技術や知識を身に着けていくには最適な環境だと感じます。

精神科医療に関心のある先生方は是非研修病院に茨城県立こころの医療センターを選んで頂けたらと思います。

水谷先生はどんな人?

真面目、穏やか、謙虚と三拍子揃っています。患者さんに対して真摯で、どんな時にも弱音を吐かない先生です。勉強熱心でもあり、医局にある机の本棚は精神医学の本でいっぱいです。

石井竜介医師

私自身は大学に所属する医局員ですが、精神科を専攻して3年目からこころの医療センターに勤務しています。初年度は大学の精神科、翌年は単科・慢性期の病院に勤務し精神科救急を経験することがなかったため、こころの医療センターのスーパー救急病棟に所属することが決まった際は、自分に務まるだろうかと不安に感じたものです。

実際に配属されてみると、茨城県全域より救外受診や緊急入院があり、忙しい日々が続きました。以前の2年間と比べ、病状が悪かったり生活環境が不適であったりする患者さんが多く、治療方針や退院調整に悩むことも増えました。そのような時も、経験豊かな指導医達から必要な時に適切なアドバイスをいただけ、精神科医なり立ての自分でもなんとか診療を続けてこられました。こころの医療センターは上級医の層の厚さや疾患の幅広さにおいて茨城県随ーであり、ここでの研修は茨城県一忙しい分、得られるものも多いのではないかと感じています。

また、研究に対しても理解がある職場であり、週1日大学にて研究を並行して行っています。学会への参加も推奨してくださるなど、協力的な体制でありがたく感じています。

もしも精神科医になることを考えているのであれば、ぜひ一度当院の見学会に参加していただければと思います。昨年、見学いただいた研修医の方は、当院を気に入っていただけ、全員こころの医療センターに内定しました。

織内先生はどんな人?

診療や研究に真剣に取り組む一方で、頑張りすぎない力の抜きどころが上手です。机の上も整頓された区画とごちゃごちゃとした区画に分かれています。こういったバランス感覚が安定感に繋がっているのだと思います。

田口高也医師

先輩からのメッセージ

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