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更新日:2022年1月25日
偕楽園は金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」のひとつで、天保13年(1842年)に水戸藩第九代藩主徳川斉昭によって造園されました。斉昭は、千波湖に臨む七面山を切り開き、領内の民と偕(とも)に楽しむ場にしたいと願い、「偕楽園」をつくりました。園内には約百品種・三千本の梅が植えられ、早春には観梅客でにぎわいます。
偕楽園は梅の名所として有名ですが、その他にも四季折々の見所があり、春には桜、初夏には深紅のキリシマツツジ、真夏には緑あざやかな孟宗竹や杉林、秋には可憐な萩の花やモミジが見られます。これらを通して眼下に広がる千波湖を望む景観は絶景の一言です。 また、偕楽園の眼下に拡張した新しい公園は、梅を中心とした田鶴鳴(たづなき)、猩々(しょうじょう)、窈窕(ようちょう)の各梅林、芝生広場の四季の原、水鳥たちが遊ぶ月池などが点在し、広大な風景をゆったりと楽しめます。
【ダウンロード】園内マップはこちらから(PDF:170KB)
徳川斉昭自らが設計したもので、木造2層3階建ての好文亭本体と木造平屋建ての奥御殿から成り、各所に創意工夫と洒脱さを感じさせます。斉昭は、ここに文人墨客や家臣、領内の人々を集めて詩歌や慰安会を催しました。
◇開館時間:午前9時から午後5時まで(2/20~9/30) 午前9時から午後4時30分まで(10/1~2/19)
◇料金:大人200円(100円) 小人100円(80円) ※カッコ内団体料金(20名以上)
◇お問い合わせ:029-221-6570(好文亭料金所)
偕楽園の正門に相当する門で、松材が多く使用され松煙色(黒色)となっているため、黒門ともいわれています。創建当初の建築物で、築約170年になります。
表門から一の木戸を入って吐玉泉に通じる園路の左側には孟宗の竹林があります。右側の杉の大木群と対となり、年間を通じて緑に囲われています。弓の材料にも良いとされ、斉昭が京都男山の竹を移植したものです。
このあたりは昔から湧水の多かったところで、斉昭は偕楽園造成に当たり地形の高度差を利用して集水し、造園上の景観を考慮した白色の井筒を据えた湧水泉を設置しました。この水は眼病に効くといわれ、好文亭の茶室何陋庵(かろうあん)の茶の湯にも供されました。
泉石は常陸太田市真弓山の大理石で、寒水石ともいいます。現在の泉石は四代目で、昭和62年(1987年)12月に更新したものです。
来園者の利便性向上を目的に平成26年2月にオープン。この施設は、数寄屋造りの木造平屋で、観光案内や休憩・展示コーナー、救護・授乳室などがあり、県特産品の販売もしています。
◇利用時間:9時~17時
約100品種3,000本の梅が咲き、県内外から多くの観光客が訪れます。週末には様々な催しがあります。
3月にかけては、夜間のライトアップ(光の散歩道)が行われ、中でも「夜・梅・祭(よるうめまつり)」は人気の催事となっています。
梅の花が少し残るなか、咲き始める偕楽園の桜。見晴広場には、左近の桜が咲きます。この桜は、昭和38年に宮内庁よりいただいた高さ16メートルの大きな山桜です。
また、秋から冬にかけてと春に咲く二季咲桜も白や淡紅色の花をつけます。
霧島つつじやどうだんつつじなど約380株が咲き誇り、市民観光ボランティアによる観光案内や野点茶会などが開催されます。
偕楽園、弘道館の初夏の季節行事となっています。梅の実に栄養がいきわたる前の青いうちに梅の実を落とすことで、春に綺麗な花を咲かせることができます。
9月中旬になると偕楽園の見晴らし広場や好文亭下には紅紫色や白色の小さな花が一面に咲きそろいます。
この萩は水戸藩9代藩主徳川斉昭が偕楽園創設とともに植えたことが始まりといわれています。
萩まつり期間中には俳句大会や野外琴の会などが開催され、「月見の会」では夜にお茶会を楽しむことができます。
萩のライトアップは9月初旬~中旬にかけてわれます。
虫の音と共に本園見晴広場の幽玄で幻想的な萩群(はぎむら)をお楽しみ下さい。
9代藩主徳川斉昭公が桜山周辺に秋に色づくカエデやドウダンを植えたという記録があります。 もみじ谷ライトアップは、11月上旬から下旬に偕楽園拡張部のもみじ谷で行われます。
梅の剪定は、毎年11月から1月にかけて行う、梅を綺麗に咲かせるために最も重要な作業です。また、どなたでもご参加いただける《梅の剪定見学会(12月上旬)》も行っています。
偕楽園公園センター (水戸市見川1-1251)
029-244-5454
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