堆肥の放射性物質検査結果について（8月23日掲載）

公開日　2011年8月23日

東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故により、放射性セシウムに汚染された稲わらを給与した牛のふん尿を原料として生産された堆肥等が、高濃度の放射性セシウムを含有する可能性があることから、県内製造所※1の牛ふん堆肥を検査しましたので、その結果をお知らせします。

検査の結果、これまでに検査が完了した41市町村の牛ふん堆肥については、すべて暫定許容値以下であるとこが確認されましたので、当該41市町村内のすべての製造所の堆肥の出荷・施用が可能となります。

※1　製造所とは、堆肥化施設を所有する耕種・畜産農家のことです。

検査結果の概要
検査結果の概要
区分（）内は調査点数	内容	結果	該当市町村
個別の調査 (11点）	汚染稲わらを給与した牛のふん尿を原料とした可能性のある製造所等	検出せずから400Bq/kg	北茨城市、高萩市、常陸太田市、笠間市、鉾田市、茨城町、城里町
四町村ごとのサンプル検査（119点）	各市町村で原則として3製造所から採取し検査	検出せずから400Bq/kg	取手市、阿見町、利根町を除く市町村
※　取手市、阿見町、利根町につきましては、検査結果が出た段階で公表いたします。

市町村	放射性セシウム濃度 (Bq/kg)	備考
北茨城市	60	肥育
高萩市(1)	100	肥育
高萩市(2)	100	肥育
常陸大宮市	200	肥育
笠間市(1)	40	肥育
笠間市(2)	検出せず	肥育
鉾田市(1)	400	肥育
鉾田市(2)	50	肥育
茨城町(1)	200	肥育
茨城町(2)	80	育成
城里町	100	繁殖
※分析機関：県環境放射線監視センター【暫定許容値】肥料・土壌改良資材・培土中の放射性セシウムの暫定許容値:400Bq/kg(製品重量)

地域	市町村	放射性セシウム濃度(Bqlkg)
地域	市町村	検体1	検体2	検体3
県北	日立市	100	80	100
	常陸太田市	200	検出せず	20
	高萩市	70	300	70
	北茨城市	100	200	400
	常陸大宮市	10	100	9
	大子町	30	20	検出せず
県央	水戸市	100	200	20
	笠間市	40	200	検出せず
	ひたちなか市	200	300	100
	那珂市	200	300	300
	小美玉市	50	40	60
	茨城町	100	80	10
	大洗町	400	100	-
	城里町	80	300	80
	東海村	70	検出せず	100
鹿行	鹿嶋市	30	30	検出せず
	潮来市	100	70	200
	神栖市	60	60	30
	行方市	100	検出せず	検出せず
	鉾田市	70	200	100
県南	土浦市	検出せず	300	60
	石岡市	100	100	50
	龍ケ崎市	70	100	-
	牛久市	検出せず	300	400
	つくば市	140	検出せず	検出せず
	守谷市	100	検出せず	30
	稲敷市	60	30	60
	かすみがうら市	40	検出せず	200
	つくばみらい市	400	100	300
	美浦村	30	100	90
	河内町	50	100	40
県西	古河市	30	30	検出せず
	結城市	30	検出せず	50
	下妻市	40	検出せず	40
	常総市	100	60	100
	筑西市	80	40	90
	坂東市	検出せず	検出せず	20
	桜川市	検出せず	50	検出せず
	八千代町	検出せず	60	90
	五霞町	20	-	-
	境町	60	100	90

【暫定許容値】肥料・土壌改良資材・培土中の放射性セシウムの暫定許容値：400Bp/kg(製品重量)