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更新日:2015年3月1日

牧草に含まれる放射性物質調査(第5回)の結果について

公開日 2011年6月9日

牧草に含まれる放射性物質の調査については、県内を3地域に区分し、県内9地点(各地域3地点)において、モニタリング調査を行っておりますが、このたび、第5回目の結果が判明しましたので、お知らせいたします。
県といたしましては、これまで、3月中旬以降刈り取った牧草の給与や放牧を行わないよう指導してきたところですが、県央・鹿行地域については3回連続して暫定許容値を下回ったことから、本地域での自粛を解除し、5月25日以降刈り取った牧草(再生草に限る)の給与や放牧を行うことができるようになりました。
また、県北地域及び県南・県西地域につきましては、引き続き、「2調査結果を踏まえた県内の対応」に従って、畜産農家に対して、適正な飼養管理を行うよう、指導を徹底してまいります。

1調査結果

県環境放射線監視センター 6月8日(6月8日採取分)
地域 市町村名 品目 放射能濃度(ベクレル/キログラム)
上段:放射性ヨウ素
下段:放射性セシウム
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回
採取日 測定値 採取日 測定値 採取日 測定値 採取日 測定値 採取日 測定値
県北 常陸太田市 牧草 - - 5月12日 検出せず 5月25日 検出せず 6月1日 検出せず 6月8日 検出せず
- ※860 230 178 220
大子町 牧草 - - 5月12日 検出せず 5月25日 検出せず 6月1日 検出せず 6月8日 検出せず
- 56 ※450 50 18
常陸大宮市 牧草 5月9日 11 5月12日 検出せず 5月25日 検出せず 6月1日 検出せず 6月8日 検出せず
148 120 129 103 240
県央・鹿行 城里町 牧草 - - - - 5月25日 検出せず 6月1日 検出せず 6月8日 検出せず
- - 145 139 99
鉾田市 牧草 - - - - 5月25日 検出せず 6月1日 検出せず 6月8日 検出せず
- - 92 105 126
石岡市 牧草 5月9日 17 - - 5月25日 検出せず 6月1日 検出せず 6月8日 検出せず
※340 - 210 149 82
県南・県西 阿見町 牧草 - - 5月12日 検出せず 5月25日 検出せず - - 6月8日 検出せず
- ※340 ※450 - 79
守谷市 牧草 - - 5月12日 検出せず 5月25日 検出せず 6月1日 検出せず 6月8日 検出せず
- ※560 137 132 69
境町 牧草 5月9日 11 5月12日 検出せず 5月25日 検出せず 6月1日 検出せず 6月8日 検出せず
99 85 61 13 検出せず

※基準値を超えたもの。

牧草等の放射性物資の暫定許容値
  放射性ヨウ素
(ベクレル/キログラム)
放射性セシウム
(ベクレル/キログラム)
乳用牛(経産牛及び初回交配以降の牛 70ベクレル/キログラム 300ベクレル/キログラム
肉用牛(出荷前15か月以降の牛) 農産物の出荷制限
地域外で生産(※)
その他の牛(乳用牛及び肉用牛以外の育成牛、繁殖牛等 5,000ベクレル/キログラム

※野菜類の放射線ヨウ素が暫定基準値(2,000ベクレル/キログラム)を上回っていない地域

2調査結果を踏まえた県内の対応

(1)飼養管理区分について

地域 地域に属する市町村 乳用牛 肉用牛 その他の牛
県北 北茨城市、高萩市、日立市、常陸太田市、
常陸大宮市、大子町
× ×
県央・鹿行 水戸市、ひたちなか市、那珂市、笠間市、
石岡市、小美玉市、茨城町、城里町、大洗町、
東海村、鉾田市、行方市、鹿嶋市、潮来市、
神栖市、土浦市.かすみがうら市、稲敷市、
河内町、利根町

(牧草の給与は、5月25日以降に刈り取った再生草に限る)

(牧草の給与は、5月26日以降に刈り取った再生草に限る)
県南・県西 つくば市、牛久市、取手市、守谷市、龍ヶ崎市、
つくばみらい市、阿見町、美浦村、桜川市、
筑西市、下妻市、常総市、坂東市、結城市、
古河市、八千代町、境町.五霞町
× ×

〇:放射性物質の暫定許容値を下回る場合
×:放射性物質の暫定許容値を上回る場合

(2)当面の対応

  • ア 暫定許容値を下回る地域及び畜種(表の「〇」)
    • 刈り取った牧草の給与及び、放牧が可能である。
  • イ 県央・鹿行地域の乳用牛、肉用牛(表の「○」)
    • 5月25日以降に刈り取った牧草(再生草に限る)の給与及び放牧が可能である。
  • ウ 県北地域及び県南・県西地域の乳用牛、肉用牛(表の「×」)
    • 刈り取った牧草等の給与及び放牧を行うことはできない。
    • 収穫可能となった段階で、できるだけ早く刈取りを行う。
  • エ 暫定許容値を上回った牧草の取扱い
    • 県内の牧草は、これまでのモニタリング調査の結果、放射性セシウムの濃度は、最大でも5,000ベクレル/キログラムを下回っていることから、他の飼料との分別管理を徹底した上で、育成牛や肉用繁殖牛(最終妊娠期間以降の牛を除く)に給与できる。
    • 飼料として利用する見込のない牧草については、以下の方法により処分する。

一般廃棄物として

  • 埋却若しくは自治体が定める方法
  • そのままほ場にすき込む、若しくは、ほ場内で腐熟化等した上ですき込む

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部畜産課庶務

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-3977

FAX番号:029-301-3999

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