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更新日:2015年3月1日

東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う緊急要望活動について

公開日 2011年3月28日

本日(3月28日)、橋本昌知事が福島県及び関東地方の1都5県とともに、蓮舫内閣府特命担当大臣及び枝野内閣官房長官に対し、東北地方太平洋沖地震に伴う「東京電力福島第一原子力発電所の事故」に関し緊急要望活動を行いました。

日時

  • 平成23年3月28日(月曜日)
  • 蓮舫 内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)15時20分から15時40分
  • 枝野 内閣官房長官 16時40分から16時55分

要望都県名

福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県

要望活動者

橋本茨城県知事、福田栃木県知事、大澤群馬県知事、森田千葉県知事、石原東京都知事、ほか各都県関係者

発言要旨(橋本知事発言分)

蓮舫内閣府特命大臣への要望

橋本知事

  • 現在の2000ベクレルという暫定規制値は厳しすぎる。
  • より受け入れやすい数値になるよう、見直していただきたい。
  • 検査の仕方についても、より適切に行われるよう国において制度や体制を整備して欲しい。
  • 安全かどうかを調べていないものよりも、安全であると調べたものが流通すべき。

蓮舫大臣

  • 今回の数値(暫定規制値)は相当に厳しいと思っている。
  • 基準については、厚生労働省と密に連絡をとっていきたい。
  • 出荷規制の解除の問題については、数値が安全となったらきちんと解除できるよう調整していきたい。
  • 現状は小売などが過剰に反応しているので、流通が止まらぬよう農水省にも適切な対応をとらせる。

※消費地の立場から、石原東京都知事から「安全なものもあるのに、県単位でダメというのはおかしい。このままだと、物価上昇により消費者が不利益を被る。出荷できるところはきちんと出荷させて欲しい。」との意見あり。

枝野内閣府官房長官への要望

橋本知事

  • 現在の暫定規制値は厳しすぎるので見直していただきたい。
  • きちんと検査を行った者が、不利益を被るのはおかしい。受け入れやすい数値の見直しや、検査の仕方がより適切になるように見直しをして欲しい。
  • わずかな頭数の放牧牛で基準値を超えたために、県内で舎飼いの牛を含め3万頭分の原乳が出荷できない。適切な規制となるよう配慮して欲しい。
  • 昨年採って倉庫で保管していたサツマイモまで拒否される事態もある。
  • 食品衛生法の現行規制のみに委ねず、原子力災害対策特別措置法の下に、放射能汚染調査のための農畜産物の収去の権限や出荷制限に関する判断基準などを規定して欲しい。

枝野長官

  • 皆様には、今回の災害に関し、消防や警察などの面で大変お世話になっておりお礼を申し上げる。
  • 要望内容について、制度改正等が必要な事項もあるが,できるだけ早く、できるところから、鹿野農林水産大臣とも協議しながら対応したい。

※消費地の立場から石原東京都知事から「現状でも、農産物が足りなくなってきている。4月になればもっと悪化する。ハウス栽培が多いことも踏まえた、きめ細かな指導が必要。」との意見あり。

蓮舫内閣府特命大臣への緊急要望書(PDF:205KB)

蓮舫内閣府特命大臣への要望後の会見【写真】
蓮舫内閣府特命大臣への要望後の会見(合同庁舎4号館10階エレベータホール)

左から、千葉県知事,東京都知事,茨城県知事,群馬県知事,栃木県知事【写真】
左から、千葉県知事,東京都知事,茨城県知事,群馬県知事,栃木県知事

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