プロフェッショナルとして働くこと

カメラマン 櫻井由美(鹿島アントラーズ専属カメラマン)


 私が鹿島アントラーズと契約したのは、今から6年前の92年の7月。当時はまだ21歳でした。
 ジーコに憧れて入団する選手同様、私が鹿島で写真を撮りたいと思ったのも、やはり最初はジーコを撮ってみたいと思ったからです。実際ジーコを近くで撮影できたのは、カメラマン冥利に尽きることでした。
 ジーコを撮影していて一番感じたことは、全てにおいてプロフェッショナルだということです。練習から手を抜かず自分にマイナスになることは決してしない。試合で最高のプレーが見せられるよう常に自分の体をケアして試合に臨む。そして、なによりもサポータを大切にする。ジーコの姿を見ていると、職業は違えどもプロとはこうあるべきというのを教えてもらったような気がします。

 どんな職業でもそうですが、お金を頂いて仕事をする以上はベストを尽くす。私は常にこの点を意識をして今の仕事をしています。よく周りの方々に女性だから大変ではないかと言われますが、仕事のときに自分は女性だと意識して撮影することはほとんどありませんし、男性でも女性でもスタジアムで撮影を始めれば何も関係ありません。
 選手が他のチームに負けたくないと思うのと同様に、私も他のチームのカメラマンの方よりも良い写真を撮りたいと思っています。それに、今のアントラーズなら一番良い写真が残っていなければ、と感じています。

 1998年は、昨年の成績に満足することなく更なる飛躍をしなければいけない年だと選手達は言っていました。私も同じ年の秋田選手や相馬選手のように、常に向上心をもってやっていきたいと思います。
 選手とカメラマンで職業は違いますが、彼らの活躍は私にとって良い刺激になると同時に励みにもなります。
 彼らに負けないように頑張って、1枚でも多く皆さんの記憶に残るインパクトのある写真を撮れるように努力していきたいと思っています。

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