わたしたちの県議会 茨城県議会

常任委員会活動状況

総務企画委員会 調査結果

 県議会総務企画委員会(飯岡英之委員長)の平成24年度のテーマは「地域の特性を活かした活力ある地域づくり」です。  地域の特性や資源を積極的に活用することにより,それぞれの地域を個性的で魅力ある地域として活性化させ,これを県全体の発展につなげることを目的とし,今後,県内6地域(県北臨海,県北山間,県央,鹿行,県南,県西)ごとに各地域の活性化や発展につながる資源等及びそれらを最大限に活かす方策について審査してまいります。

 以下,調査の概要につきまして,随時御報告いたします。
 (写真をクリックすると拡大します。)

平成24年10月26日(金曜日)

<株式会社 ウインドパワーいばらき(神栖市)>

 「産・学・官」の協力による環境,教育と産業の融和」をテーマに,風力発電事業を展開し,日立製作所と富士重工業共同開発した国産の風車を7基(総出力14,000kw)を国内で初めて洋上に設置した(株)ウインドパワーいばらきを調査しました。
 風力発電の地域及び県内産業などへの影響及び今後の展開などについて質疑を行うとともに,実際に洋上風力発電を間近で視察しました。

風力発電の地域及び県内産業などへの影響及び今後の展開などなどについての説明と質疑の様子 洋上風力発電視察

平成24年10月18日(木曜日)

<株式会社 林産(常陸太田市)>

 蒲ム産は,工場で生じたおがくずなどを,八溝多賀木材乾燥協同組合に木質バイオマス燃料として提供するなど,再生可能エネルギーの利用にも取り組んでおり,地域の森林資源の循環活用に貢献しています。
 その概要について,説明を受け,木質バイオマス燃料ボイラー(写真右)も視察しました。

再生可能エネルギー利用について説明を受ける様子 木質バイオマス燃料ボイラー視察

<いばらき中性子医療研究センター(東海村)>

 筑波大学や高エネルギー加速器研究機構,日本原子力研究開発機構関係企業の連携のもと,最先端のがん治療法である「ホウ素中性子捕捉両方−BNCT−」の実用化に向け,病院に設置可能な小型加速器中性子源によるBNCTの臨床研究などを行っている「いばらき中性子医療研究センター」を調査しました。
 その概要について,筑波大学の熊田准教授や高エネルギー加速器研究機構の吉岡名誉教授から説明を受けるとともに,整備中の施設も視察しました。

いばらき中性子医療研究センターの概要について説明を受ける様子 いばらき中性子医療研究センター視察

平成24年8月29日(水曜日)

<東京発電株式会社茨城事業所 賀美発電所(常陸太田市)>

 水力発電は,CO2を出さない安定的なクリーンエネルギーとして注目されています。茨城県内に14箇所ある水力発電所のうち,里川系に5箇所の発電所がありますが,その一つである賀美発電所(小水力発電,発電出力:570kw)の概要について,説明を受け,発電設備も視察しました。
賀美発電所の概要について説明を受ける様子 発電設備視察

<北越紀州製紙株式会社関東工場(ひたちなか市)>

 北越紀州製紙滑ヨ東工場(敷地面積380,000u)は関東近郊から発生する古紙を原料として,板紙製造を行っています。また,CO2削減と目的として,主に建設系廃材を原料とするバイオマス発電設備を建設し,バイオマスエネルギーへ転換を図りました。その発電出力は41,000kwであり,当該工場で必要な電力以外(発電量の約半分)の電力を電力事業会社へ売電しています。
その概要について説明を受け,工場も視察しました。

北越紀州製紙滑ヨ東工場の概要について説明を受ける様子 北越紀州製紙滑ヨ東工場視察

県外調査(高知県) 平成24年7月25日(水曜日)〜27日(金曜日)

<グリーン・エネルギー プロジェクト(高知工科大学 地域連携機構地域活性化研究室)(香美市)>

 高知県における豊富な森林資源を背景に,太陽光・小水力発電なども加えて再生可能エネルギーによる大学の年間の電気・熱需要の100%自給を目指している高知工科大学を調査し,永野正展教授から,火力発電,廃熱利用,及び固形燃料生産を複合した木質バイオマス・エネルギープラントについて説明を受けるとともに,実用化に向けての課題などについて意見交換を行いました。
意見交換の様子

<バイオマス活用プラン(高知県庁)>

 恵まれた森林資源を活用し,木質バイオマスの積極的な活用を進めている高知県庁において,木質バイオマス活用方針や活用状況,及び今後の展開等について高知県林業振興・環境部木材産業課から説明を受けるとともに質疑を行いました。
高知県林業振興・環境部木材産業課から説明を受ける様子

<小規模市町村型環境モデル都市(檮原町)>

 「森の資源が循環する公民協働の生きものに優しい低炭素社会」を目標として,木質バイオマス活用やCO2の削減などに取り組んでいる檮原町において,現在の取組状況や今後の展開等について説明を受けるとともに質疑を行いました。
現在の取組状況や今後の展開等についての説明と質疑の様子

<ゆすはらペレット株式会社(檮原町)>

 檮原町が地域で生じる製材端材や林地での間伐時に生じる未利用資源(端材)を原料に,固形燃料である木質ペレットを製造するために,森林組合や民間企業と共同で出資して設立した,ゆすはらペレット株式会社を調査し,木質ペレットの製造過程などについて説明を受けるとともに,材料や製造方法などについて質疑を行いました。
木質ペレットの製造過程などについての説明の様子

<横山隆一記念まんが館(高知市)>

 まんが「フクちゃん」などで知られる,漫画家横山隆一を記念して,高知市が整備した「横山隆一記念まんが館」を調査しました。まんがを活用した地域の活性化や,まんが館によるまんが文化振興の取り組みなどについて説明を受け,今後のまんが館の方向性や地域の活性化への取り組みなどについて質疑を行いました。
まんが館によるまんが文化振興の取り組みなどについての説明と質疑の様子

平成24年7月5日(木曜日)

<藻類・エネルギーシステム研究拠点(筑波大学 渡邉信研究室)(つくば市)>

 つくば国際戦略総合特区プロジェクトの一つであり,世界的エネルギー問題の解決に貢献すると期待されている,藻類・エネルギーシステム研究拠点を調査し,研究を行っている筑波大学の渡邉信教授から説明を受けるとともに,実用化に向けての課題などについて意見交換を行いました。
意見交換の様子 筑波大学 渡邉信教授から説明を受ける様子

<日野自動車褐テ河工場(古河市)>

 日野自動車褐テ河工場において輸出用トラック部品の梱包などを行うノックダウン工場(5月7日操業開始,26,000u)を調査しました。工場の概要などについて説明を受けるとともに,今後の整備計画や雇用などについて質疑を行いました。
日野自動車褐テ河工場視察

平成24年5月14日(月曜日)

<独立行政法人産業技術総合研究所>

 つくば国際戦略総合特区の「TIA-nano世界的ナノテク拠点の形成」の一部として(独)産業技術総合研究所内に整備された,ナノテクノロジー研究開発の中核となる施設(スーパークリーンルーム)を視察し,今後の研究の方向性などについて質疑を行いました。左がクリーンルーム,右がHeイオン顕微鏡の視察の様子です。
クリーンルーム Heイオン顕微鏡の視察の様子

<CYBERDYNE梶iサイバーダイン梶j>

 医療,介護,福祉,労働及びエンターテイメントなど,広く人間生活に役立つ領域での活躍が期待される「ロボットスーツHAL」の概要について,説明を受け,今後の展開などについて質疑を行いました。写真は左が質疑の様子,右が実際に委員がHALを動かしている様子です。
質疑の様子 実際に委員がHALを動かしている様子

<生活支援ロボット安全検証センター>

 日本の生活支援ロボットの認証のしくみの中心的拠点である生活支援ロボット安全検証センターを視察し,生活支援ロボットの安全を認証するためのプロセスについて確認を行いました。



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