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更新日:2017年4月13日

喫煙による健康への影響

健康づくり情報

たばこ-喫煙による健康への影響-

喫煙は,がんをはじめ冠動脈心疾患(狭心症,心筋梗塞など)や脳卒中など循環器の病気,肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)など呼吸器の病気の原因になります。全ての死因のうち,喫煙によるものは男性で27.8%,女性で6.8%と推計されています。
また,厚生労働省研究班による研究では,男性14万人,女性15万人のデータを用いて分析した結果,40歳の時点でたばこを吸っている人は,男性で約5年,女性で約4年,吸っていない人に比べて余命が短いことが分かりました。

がん
喫煙は,さまざまながんの原因の中で,予防可能な最大の原因です。日本の研究では,がんの死亡のうち,男性で40%,女性で5%は喫煙が原因だと考えられています。特に肺がんは喫煙との関連が強く,肺がんの死亡のうち,男性で70%,女性で20%は喫煙が原因だと考えられています。

がん死亡リスクへの喫煙の影響

相対リスクとは、たばこを吸わない人を1としたとき、たばこを吸っている人ががんで死亡するリスクが何倍になるかを表しています。
出典:国立がんセンター がん情報サービス「喫煙とがん」

男性 女性
部位 相対リスク 部位 相対リスク
全がん 2.0 全がん 1.6
喉頭 5.5 3.9
尿路(膀胱・腎盃・尿管) 5.4 子宮頸部 2.3
4.8 口唇・口腔・咽頭 2.0
食道 3.4 食道 1.9
口唇・口腔・咽頭 2.7 尿路(膀胱・腎盃・尿管) 1.9
肝・肝内胆管 1.8 膵臓 1.8
膵臓 1.6 肝・肝内胆管 1.7
1.5 1.2

循環器疾患


喫煙は、血液中の善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールや中性脂肪を増やし、動脈硬化を招きます。また血圧を上げたり、血栓を作りやすくしたりします。
結果、血管は硬く詰まりやすい状態になり虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、大動脈瘤、脳血栓、クモ膜下出血などのリスクを高めます。虚血性心疾患は喫煙だけでなく、高血圧症や高脂血症が加わると危険は相乗的に高まります。

呼吸器疾患

当然ですが喫煙は、咳や痰といった呼吸器症状の原因です。また、人は加齢とともに肺の働きが低下しますが、喫煙者ではそれがより急速です。
喫煙は肺がんの原因であるだけでなく、気道や肺胞を障害することにより、肺気腫、気管支炎、慢性的な気道の閉塞の原因となります。こうした状態のもとでは肺炎などを起こしやすくなります。また、近年死亡率が増加している慢性閉塞性肺疾患(COPD)という病気は、たばことの関連が強いことが明らかになっています。煙の成分により、肺の一部が傷つけられたり壊されたりして、次第に肺の弾力がなくなり、息切れや呼吸困難を起こします。

虫歯・歯周病


たばこのヤニの付着により歯垢が溜まり、細菌が増えやすくなります。
また、歯肉の血流を低下させ、細菌への抵抗力や組織修復力の低下を招いて、歯周病を起こしやすくなります。喫煙者は、将来歯を失うリスクが大きいと言えます。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍


喫煙は、胃粘膜を保護する粘液や粘膜の血流を低下させ、潰瘍の原因となるピロリ菌が繁殖しやすい環境を作ります。

その他


最近の研究から,喫煙者は認知症になりやすいことが分かってきています。喫煙は老化を早めるなど,様々な悪影響があります。

「軽いたばこなら大丈夫」は大きな誤解
たばこの箱に表示してあるタールやニコチンは,たばこ1本に含まれる量ではないことに注意が必要です。各銘柄の包装に表示されたタールやニコチン量は,ある一定の条件下で機械が吸引した煙を分析した値なのです。実際にたばこ1本に含まれるニコチン量は6~7ミリグラムもあり,喫煙で約1~3ミリグラムが吸収されるという報告があります。
喫煙者は機械とは違うので,「軽いたばこ」を吸うときには,無意識のうちに吸い方を変えたりして,結果的にはふつうのたばこを吸ったときと同じくらいのニコチンをとっていることが多いのです。
「軽いたばこ」であっても,体に入る有害物質は期待するほど減りません。吸い方を変えたために,逆に有害物質が増える場合もあるのです。

【参考資料】
国立がんセンター がん情報サービス「喫煙とがん」(外部サイトへリンク)
社団法人日本呼吸器学会ホームページ「禁煙のすすめ」(外部サイトへリンク)

 

 

 

 

 

このページに関するお問い合わせ

保健福祉部常陸大宮保健所健康指導課

茨城県常陸大宮市姥賀町2978-1

電話番号:0295-55-8424

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