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茨城県の科学技術

 

つくば地区には、国関係の研究機関全体の約3割となる31機関が集中し、民間研究所等の260社とあわせて、約300の機関が立地しており、約22,000人の研究者が世界でもトップレベルの研究を進めています。

 

図:茨城県

東海地区には、(独)日本原子力研究開発機構が立地しており、約2,800人の研究・技術者が原子炉、核融合、核燃料サイクルなどの研究を進め、原子力科学のメッカとなっています。

 

日立地区は、日立製作所グループやその協力企業を中心に国内有数の電器機械産業の集積地として発展してきており、約1,160社の企業がものづくりの産業基盤を形成しています。

 

鹿島地区では、鹿島港を中心として臨海工業団地の整備が進められ、鉄鋼や石油化学など素材産業に関わる159社(173工場)の企業が立地し、県内最大の工業集積を有する生産拠点となっています。

 

県西地区には、結城市や古河市を中心にプラスチック製品や金属製品などの製造工場が数多く立地しています。

 

J-PARC

このように知的資源と産業集積に恵まれた茨城県ですが、さらに東海村に大強度陽子加速器施設(J-PARC)が建設され、2008(平成20)年度に稼働しました。これは国の大型研究プロジェクトのひとつであり、原子核素粒子の研究、ニュートリノの研究、中性子によるタンパク質や物質材料の構造解析の研究など、学術研究から産業応用研究の分野まで大いに寄与できる世界最先端の研究施設となっていきます。

また県では、工業技術センター、農業総合センター、畜産センター、林業技術センター、水産試験場、内水面水産試験場、衛生研究所、霞ヶ浦環境科学センター、環境放射線監視センターなどの試験研究機関を設置し、県内産業界への技術移転や成果普及を目的とした研究活動、感染症などの病気や大気・水質・土壌などの分析・調査研究を行い、産業の振興や県民生活の向上に努めています。また県立医療大学においても、身体回復機能関連の各種研究を進めています。

 

さらに茨城県は、災害が少なく広大な平坦地、温暖な気候と自然環境、豊かな農林水産物や特色ある歴史・文化などの地域資源にも恵まれ、北関東道や圏央道などの高速道路や常陸那珂港(茨城港常陸那珂港区)、2010年開港予定の茨城空港など陸・海・空の広域交通ネットワークなどの整備も着々と進んでいます。
これらの優れた社会基盤を活用しながら、科学技術のより一層の集積を図り、その積極的な活用を通して、産業の振興と生活の質の向上に結び付けていく取り組みが進められています。

 

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