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更新日:2021年8月25日
過去1年間(平成27年10月20日~28年10月19日。以下同じ。)に何らかの「学習・自己啓発・訓練」を行った人(10歳以上)の数(以下「行動者数」という。)は89万人で,10歳以上人口に占める割合(以下「行動者率」という。)は34.2%となっている。男女別にみると,行動者数は男性が45万人,女性が44万人となっており,行動者率は男性が34.6%,女性が33.7%で,男性が女性より0.9ポイント高くなっている。
行動者率を平成23年と比べると,総数では1.3ポイント上昇しており,年齢階級別では,
10~14歳で21.1ポイントと大きく低下しているが,そのほかの年齢階級では上昇している。(表1-1,図1-1)
男女,年齢階級別に行動者率を見ると,男女とも15~24歳が最も高くなっている。また,15~24歳,45~54歳,65~74歳の年齢階級で女性が男性を上回っている。(図1-2)
表1-1「学習・自己啓発・訓練」の年齢階級別行動者率(平成23年,28年)
図1-1「学習・自己啓発・訓練」の年齢階級別行動者率(平成23年,28年)
図1-2「学習・自己啓発・訓練」の男女,年齢階級別行動者率
「学習・自己啓発・訓練」の主な種類別に行動者率をみると,「パソコンなどの情報処理」(12.5%)が最も高く,次いで「家政・家事」(11.1%),「英語」(10.5%)となっている。
平成23年と比べると,すべての種類別で上昇している。
行動者について平均した過去1年間の行動日数(「平均行動日数」という。以下同じ。)についてみると,「家政・家事」(112.9日)が最も多く,次いで「人文・社会・自然科学」(98.5日),「パソコンなどの情報処理」(84.9日)となっている。(図1-3)
行動者率を男女別にみると,男性は「パソコンなどの情報処理」(16.0%)が最も高く,次いで「英語」(11.6%),「商業実務・ビジネス関係」(10.7%)などとなっており,女性は「家政・家事」(15.9%)が最も高く,次いで「芸術・文化」(10.5%),「英語」(9.4%)などとなっている。(図1-4)
図1-3「学習・自己啓発・訓練」の種類別行動者率及び平均行動日数(平成23年,28年)
図1-4「学習・自己啓発・訓練」の種類,男女別行動者率
主な「学習・自己啓発・訓練」の種類別行動者率を男女,年齢階級別にみると,「家政・家事」ではすべての年齢階級で女性の行動者率が高くなっている。しかし「パソコンなどの情報処理」及び「人文・社会・自然科学」ではすべての年齢階級で,「商業実務・ビジネス関係」では10~14歳を除き,すべての年齢階級で男性の行動者率が高くなっている。
また,すべての行動種類において,男女ともに15~24歳が,他の年齢階級よりも行動率が高くなっている。(図1-5)
図1-5男女,年齢階級,主な「学習・自己啓発・訓練」の種類別行動者率
「ボランティア活動」の行動者数は68万2千人で,行動者率は26.2%となっている。男女別にみると,行動者数は男性が34万5千人,女性が33万8千人となっており,行動者率は男性が26.5%,女性が25.9%で,男性が女性より0.6ポイント高くなっている。
行動者率を平成23年と比べると,総数では0.4ポイント上昇しており,年齢階級別にみると,10~14歳及び35~44歳で低下しているが,その他の年齢階級で上昇している。(表2-1,図2-1)
男女,年齢階級別に行動者率を見ると,男性は65~74歳が最も高く,15~24歳が最も低くなっており,女性は35~44歳が最も高く,75歳以上で最も低くなっている。(図2-2)
表2-1「ボランティア活動」の年齢階級別行動者率(平成23年,28年)
図2-1「ボランティア活動」の年齢階級別行動者率(平成23年,28年)
図2-2「ボランティア活動」の男女,年齢階級別行動者率
「ボランティア活動」の行動者率を種類別にみると,「まちづくりのための活動」(12.3%)が最も高く,次いで「子供を対象とした活動」(8.1%),「自然や環境を守るための活動」(4.7%)などとなっている。平成23年と比べると,「まちづくりのための活動」,「スポーツ・文化・芸術・学術に関係した活動」及び「障害者を対象とした活動」が上昇した。
平均行動日数をみると,「障害者を対象とした活動」(35.6日)が最も多く,次いで「スポーツ・文化・芸術・学術に関係した活動」(33.5日),「高齢者を対象とした活動」(28.3日)などとなっている。(図2-3)
行動者率を男女別にみると,男性は「まちづくりのための活動」(14.2%)が最も高く,次いで「安全な生活のための活動」(5.7%),「子供を対象とした活動」(5.3%)などとなっている。女性は「子供を対象とした活動」(11.0%)が最も高く,次いで「まちづくりのための活動」(10.4%),「自然や環境を守るための活動」(4.2%)などとなっている。(図2-4)
図2-3「ボランティア活動」の種類別行動者率及び平均行動日数(平成23年,28年)
図2-4「ボランティア活動」の種類,男女別行動者率
「まちづくりのための活動」の行動者率は12.3%であり,平成23年と比べ1.3ポイント上昇した。また,年齢階級別にみると,15歳以上の年齢階級において行動者率が上昇しており,55~64歳が17.5%と最も高く,次いで45~54歳の16.2%,65~74歳の15.4%となっている。(図2-5)
図2-5「まちづくりのための活動」の年齢階級別行動者率(平成23年,28年)
主な「ボランティア活動」の種類別行動者率を男女,年齢階級別にみると,「子供を対象とした活動」は65歳未満の各年齢階級において女性が男性を上回っており,男女ともに35~44歳で行動者率が最も高くなっている。「まちづくりのための活動」では,15~24歳及び35~44歳を除くすべての年齢階級で男性の方が高くなっている。(図2-6)
図2-6男女,年齢階級,主な「ボランティア活動」の種類別行動者率
「スポーツ」の行動者数は178万3千人で,行動者率は68.5%となっている。男女別にみると,行動者数は男性が94万9千人,女性が83万3千人となっており,行動者率は男性が73.0%,女性が63.9%で,男性が女性より9.1ポイント高くなっている。
行動者率を平成23年と比べると,総数では6.2ポイント上昇している。
年齢階級別にみると,すべての年齢階級で行動者率が平成23年より上昇している。また10~14歳が最も高く,年齢が高くなるにつれておおむね低下する傾向にあるが,65~74歳で上昇している。(表3-1,図3-1)
男女,年齢階級別にみると,平成23年はすべての年齢階級で男性が女性を上回っていたが今回の調査では25~34歳で女性が男性を上回っている。(図3-2)
表3-1「スポーツ」の年齢階級別行動者率(平成23年,28年)
図3-1「スポーツ」の年齢階級別行動者率(平成23年,28年)
図3-2「スポーツ」の男女,年齢階級別行動者率
「スポーツ」の行動者率を種類別にみると,「ウォーキング・軽い体操」(43.2%)が最も高く,次いで「器具を使ったトレーニング」(14.5%),「ジョギング・マラソン」(12.7%)などとなっている。
平成23年は,「ジョギング・マラソン」がわずかに上昇したほかは,すべての種類で低下していたが,平成28年は平成23年と比べると,「ウォーキング・軽い体操」が8.8ポイント上昇したことをはじめとして,「器具を使ったトレーニング」が5.0ポイント上昇し,「ジョギング・マラソン」が2.2ポイント上昇するなど,12種類で上昇した。
平均行動日数をみると,「ウォーキング・軽い体操」(100.1日)が最も多く,次いで「剣道」(98.2日),「器具を使ったトレーニング」(73.2日)などとなっている。(図3-3)
行動者率を男女別にみると,男女ともに「ウォーキング・軽い体操」(男性40.0%,女性46.4%)が最も高く,次いで男性は「ゴルフ」(17.1%),「ジョギング・マラソン」(17.0%)などとなっており,女性は「器具を使ったトレーニング」(13.6%),「登山・ハイキング」(10.3%)などとなっている。(図3-4)
図3-3「スポーツ」の種類別行動者率及び平均行動日数(平成23年,28年)
図3-4「スポーツ」の種類,男女別行動者率
年齢階級別に,最も行動者率の高い「スポーツ」の種類をみると,10~14歳では「水泳」,15歳以上では「ウォーキング・軽い体操」となっている。これを男女別にみると,男性は10~14歳で「サッカー」,15~24歳で「ジョギング・マラソン」,25歳以上では「ウォーキング・軽い体操」となっており,女性は10~14歳で「水泳」,15歳以上では「ウォーキング・軽い体操」となっている。(表3-2)
表3-2男女,年齢階級別最も行動者率の高い「スポーツ」
主な「スポーツ」の種類別行動者率を男女,年齢階級別にみると,男女ともに「ボウリング」及び「ジョギング・マラソン」は年齢が高くなるにつれて低下する傾向にある。一方,「ウォーキング・軽い体操」は,年齢が高くなるにつれて上昇する傾向にあり,男女ともに65~74歳で最も高くなっている。
「ゴルフ」は,男性は55~64歳,女性は25~34歳で行動者率が最も高くなっており,すべての年齢階級において男性が女性を上回っている。(図3-5)
図3-5男女,年齢階級,主な「スポーツ」の種類別行動者率
「趣味・娯楽」の行動者数は227万7千人で,行動者率は87.5%となっている。男女別にみると,行動者数は男性が114万人,女性が113万8千人となっており,行動者率は男性が87.6%,女性が87.3%で,男性が女性より0.3ポイント高くなっている。
行動者率を平成23年と比べると,総数で4.5ポイント上昇しており,年齢階級別にみると,35~44歳を除く各年齢階級で上昇した。(表4-1,図4-1)
また,男女,年齢階級別にみると,男性では15~24歳が96.8%で最も高く,女性では10~14歳が97.4%で最も高くなっている。(図4-2)
表4-1「趣味・娯楽」の年齢階級別行動者率(平成23年,28年)
図4-1「趣味・娯楽」の年齢階級別行動者率(平成23年,28年)
図4-2「趣味・娯楽」の男女,年齢階級別行動者率
「趣味・娯楽」の行動者率を種類別にみると,「映画館以外での映画鑑賞」(51.1%)が最も高く,次いで「CD・スマートフォンによる音楽鑑賞」(47.9%),「映画館での映画鑑賞」(40.2%)などとなっている。
平成23年と比べると,「スポーツ観覧」,「映画館での映画鑑賞」など,18種類で行動者率が上昇した。特に最も行動者率が高い「映画館以外での映画鑑賞」は11.6ポイントと大幅に上昇した。
平均行動日数をみると,「テレビゲーム・パソコンゲーム」(152.5日)が最も多く,次いで「CD・スマートフォンによる音楽鑑賞」(135.3日),「趣味としての読書」(83.1日)となっている。(図4-3)
行動者率を男女別にみると,男女とも「映画館以外での映画鑑賞」(男性52.0%,女性50.2%)が最も高く,次いで男女とも「CD・スマートフォンによる音楽鑑賞」(男性47.3%女性48.5%)が高くなっている。3番目に行動者率が高いのは,男性では「テレビゲーム・パソコンゲーム」(39.9%)で女性では「映画館での映画鑑賞」(43.4%)となっている。(図4-4)
図4-3「趣味・娯楽」の種類別行動者率及び平均行動日数(平成23年,28年)
図4-4「趣味・娯楽」の男女,種類別行動者率
年齢階級別に,最も行動者率の高い「趣味・娯楽」の種類をみると,10~14歳では「テレビゲーム・パソコンゲーム」,15~54歳では「CD・スマートフォンによる音楽鑑賞」,55~64歳では「映画館以外での映画鑑賞」,65歳以上では「園芸・庭いじり・ガーデニング」となっている。
これを男女別にみると,10~14歳において,男性は「テレビゲーム・パソコンゲーム」が高くなっており,女性は「映画館での映画鑑賞」が高くなっているが,15~54歳にかけては,男女ともに「CDなどによる音楽鑑賞」,「映画館以外での映画鑑賞」がほぼ同じ水準で高くなっている。また65歳以上では,平成23年と同様に,「園芸・庭いじり・ガーデニング」が男女ともに最も高くなっている。(表4-2)
表4-2男女,年齢階級別最も行動者率の高い「趣味・娯楽」
主な「趣味・娯楽」の種類別行動者率を男女,年齢階級別にみると,おおむねどの種類も年齢が高くなるにつれて低下していく傾向にある。また,どの種類もおおむね男性より女性の方が高くなっている。しかし「テレビゲーム・パソコンゲーム」に関しては,25~34歳,55~64歳を除いて男性が女性よりも高くなっている。女性に関しては,「映画館での映画鑑賞」,「遊園地,動植物園,水族館などの見物」において,75歳以上を除き,すべての年齢階級で男性を上回っている。(図4-5)
図4-5男女,年齢階級,主な「趣味・娯楽」の種類別行動者率
「旅行・行楽」の行動者数は191万1千人で,行動者率は73.4%となっている。男女別にみると,行動者数は男性が92万2千人,女性が98万8千人となっており,行動者率は男性が70.9%,女性が75.9%で,女性が男性より5.0ポイント高くなっている。
行動者率について平成23年と比べると,総数で3.8ポイント上昇しており,年齢階級別では35~44歳を除く各年齢階級で上昇している。特に15~24歳では,9.7ポイントと大きく上昇した。(表5-1,図5-1)
また,行動者率を男女,年齢階級別に見ると,男女ともに10~14歳が最も高くなっており,65歳以上を除く各年齢階級で女性の方が高くなっている。(図5-2)
表5-1「旅行・行楽」の年齢階級別行動者率(平成23年,28年)
図5-1「旅行・行楽」の年齢階級別行動者率(平成23年,28年)
図5-2「旅行・行楽」の男女,年齢階級別行動者率
「旅行・行楽」の行動者率を種類別にみると,「行楽(日帰り)」(61.6%)が最も高く,次いで「観光旅行(国内)」(46.8%),「帰省・訪問などの旅行(国内)」(20.7%)などとなっている。
平成23年と比べると,すべての種類において行動者率は上昇した。(図5-3)
男女別に見ると,「行楽(日帰り)」は男性が58.2%,女性が64.9%,「観光旅行(国内)」は男性が46.4%,女性が47.2%,「帰省・訪問などの旅行(国内)」は男性が21.7%,女性が19.8%となっており,「帰省・訪問などの旅行(国内)」を除くすべての種類で女性の方が高くなっている。(図5-4)
図5-3「旅行・行楽」の種類別行動者率(平成23年,28年)
図5-4「旅行・行楽」の男女,種類別行動者率
「旅行・行楽」の行動者率を種類,男女,年齢階級別にみると,「行楽(日帰り)」は男性が10~14歳で最も高くなっており,女性は25~34歳で最も高くなっている。また,「観光旅行(国内)」では,男性が65~74歳で最も高くなっており,女性は25~34歳で最も高くなっている。「観光旅行(海外)」においては,男女ともに25~34歳の行動者率が最も高くなっている。(図5-5)
図5-5男女,年齢階級,「旅行・行楽」の種類別行動者率
男性の「ボランティア活動」は全国平均を上回る
生活行動の行動者率について,全国と比較してみると,本県は「ボランティア活動」及び「趣味・娯楽」で全国平均を上回っている。特に「趣味・娯楽」は,男女ともに全国平均を上回っている。(表6-1,図6-2)
また,本県の行動者率は全体的に低下傾向にあったが,平成23年と比べ,すべての生活行動において行動者率が上昇に転じ,「スポーツ」で6.2ポイント,「趣味・娯楽」は4.5ポイント上昇している。(表6-1,図6-1)
表6-1分野別行動者率の推移(平成8年~28年)-茨城県・全国
図6-1分野別行動者率の推移(平成8年~28年)-茨城
図6-2男女,分野別行動者率-茨城県・全国
茨城県民の生活時間と生活行動
-平成28年社会生活基本調査結果報告-
社会生活基本調査結果(茨城県)
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