ここから本文です。

更新日:2002年7月22日

世帯主のこづかい-近年は苦しい“懐具合”-

 平成12年2月11日紙上掲載

今日は祝日。しかも金曜日ということで,3連休の人も多いのではないでしょうか。
ひたすらごろ寝をする人は別として、どこかにでかけたり,普段できないことをしてみたり、連休は何かとお金が要るところです。
今回は,総務庁が実施している家計調査の家計消費支出のデータから「こづかい」、特に「世帯主のこづかい」についてみてみましょう。

家計消費支出は,全国平均で平成5年から平成10年まで、6年連続して実質減少を続けています。不況によって収入が低迷しているため,消費支出が控えられているようです。
家計消費支出の一部である「世帯主のこづかい」についてはどうでしょうか。
家計調査における「こづかい」とは,昼食代、交際費やたばこ代など使途が明らかになったものを除いたポケットマネーのことですが、その1か月当たりの平均額は、グラフからわかるように、バブル経済が崩壊した直後の平成4年をピークとして、年々減少の傾向にあります。
平成10年は、全国では17,737円(家計消費支出328,186円の5.4%)、水戸市では19,230円(家計消費支出333,469円の5.8%)となり、ついに平成元年をも下回ることになってしまいました。

かつて、経済成長期やバブル経済の時期には収入が増え、「こづかい」の額も少しずつ増えてきましたが、近年は苦しい懐具合になってきていることがわかります。
なお、水戸市の「世帯主のこづかい」は、全国平均との差は縮まりつつあるものの、平成元年からずっと全国を上回っています。

家計消費支出が全国平均を上回っているためか、家計のやりくり上手のおかげかは家計調査からは何ともいえませんが、限られた財布の中身をできるだけ有効に使って、今日から3日間思いっきりリフレッシュしたいものです。

  • 家計の消費支出:日常の生活を営むに当たり必要な商品やサービスへの支出をいう。

 

1か月あたりの世帯主こづかい額と消費支出に占める割合

 

ページの先頭に戻る

このページに関するお問い合わせ

政策企画部統計課普及情報

茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2637

FAX番号:029-301-2669

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?