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更新日:2002年7月22日

私たちの医療費-1人2,200万円,70歳で急増-

 平成12年4月28日紙上掲載

季節も春になり,いい陽気の休日にはトレーニングウエア姿でジョギングやウオーキングをしている人たちの姿をよく見かけます。これも昨今の健康ブームのあらわれでしょうか。
ところで,これほど健康志向が高まり,あらゆる努力をしても,生涯に一度も病院のお世話になったことがないという人はいないと思います。

それでは,いったい私たちは生涯にどのくらい医療費を使うと思いますか。厚生省の調査によると,なんと1人の人が一生涯に使う医療費は平均2,200万円だそうです。これは一般サラリーマンの退職金にも匹敵すると思われる金額で,あまりの金額の大きさにただただ驚くばかりです。しかも,この生涯医療費は70歳を境として急激に増加し,70歳以上における医療費は生涯医療費の49%を占めています。つまり,人生における医療費の約半分を70歳以上になって支払っているということがわかります。

さて,厚生省で発行している「国民健康保険事業年報」において,国民健康保険の給付額を都道府県別にみてみますと,平成9年調査において本県の1人あたりの給付金額は約12万2千円となっており,全国平均約14万1千円を下回り,長野県,千葉県,沖縄県に次いで都道府県のなかで4番目に少ない額となっています。
さらに,本県における糖尿病などの生活習慣病による死亡者数は,平成9年で人口10万人あたり468人と全国平均値496人を下回っています。

これらのことは,常日頃から病気予防や健康維持に心をくだいている方が多いことを物語っているのではないでしょうか。いずれにしても,健康は全ての基本ですので,こうした統計も頭の片隅みにおいて,日頃から食生活に気をつけ,適度な運動,ストレスの発散などによって,健康で明るい毎日を送りたいものです。

 

1人あたりの国民健康保険給付金額

 

 

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