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更新日:2002年7月22日

生活習慣病予防週間-がんの死亡割合 40年間で2.4倍-

 平成13年1月27日紙上掲載

毎年2月1日~7日は,「生活習慣病予防週間」となっています。そこで今回は,生活習慣病についてお話ししてみたいと思います。

生活習慣病とは,体の負担になる生活習慣を続けることによって引き起こされる病気の総称で高血圧,糖尿病,さらには日本人の三大死因であるがん,脳卒中,心臓病など多くの症状と疾患が含まれています。
以前は,中高年がよくかかる病気として,成人病と呼ばれていました。ところが,これらの病気の原因が年齢だけではなく,日常生活のさまざまな部分に潜んでいることが分かり,一生にわたって健康的な生活を心がけ,病気の予防をすべきであるという意味から,平成8年12月に生活習慣病と名称が変更になりました。

本県の総死亡者数に占める三大死因別死亡割合の推移を年次別にみてみると,昭和50年代半ばまでは,一貫して増加傾向にありましたが,その後若干減少し,近年は60%前後で推移しています。しかし,がんの死亡割合は依然として増加傾向にあり,この40年間に約2.4倍も増加しています。

生活習慣病の主な予防方法としては

  1. バランスのよい食事(1日13品目摂取を目標,脂肪はとりすぎないように)
  2. 適度な運動(週に3,4回は無理のない程度にウォーキングや水泳などの有酸素運動を行う)
  3. 十分な休息と睡眠をとること

といわれています。
生活習慣病予防のためには,このように日常的に予防策を講じることが必要です。

よく,人間ドック受診直前の数日間だけ極端な摂生に努め,検査結果が無事正常範囲に収まったら,暴飲暴食,不規則な日常生活に戻るというようなことを耳にしますが,くれぐれもこうしたことがないようにしたいものです。
なお,生活習慣病予防週間の期間には,健康相談などイベントを行っている市町村もありますので,お住まいの市町村に確認のうえ,ぜひご参加下さい。

 

本県の総死亡者数に占める3大死因別死亡割合の推移

 

 

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