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更新日:2002年7月22日

全国一の本県農業人口-高齢化で減少続く,大規模農家は大幅増-

 平成13年2月24日紙上掲載

まだまだ寒い日が続きますが,春の足音も徐々に聞こえてきて,これから本格的に農作業を行う風景も数多く見られることと思います。今回は県内の農家の様子を昨年2月に実施した2000年世界農林業センサス結果(概数)からみてみましょう。

まず,県内の総農家数ですが,12万8千戸で,長野県(3万6千戸)に次いで全国第2位となっています。農家人口(農家の世帯員数)は58万8千人で全国第1位,農業従事者数(満15歳以上の世帯員のうち,調査期日前1年間に農業に従事した者)は33万9千人で,長野県(39万2千人),新潟県(34万3千人)に次ぎ全国第3位となっています。この結果をみると,茨城県が全国有数の農業県であることがよく分かります。

しかし,今回の数値を前回1995年の数値と比べてみると,総農家数は1万2千戸(前回農家数から8.6%減),農家人口は6万5千人(前回人口から10.0%減),農業従事者数は1万3千人(前回従事者数から3.8%減)それぞれ減少しています。年齢構成をみてみると,65歳以上の高齢者数が前回より4.0%増加し,農家人口に占める割合も27.3%と前回より3.6ポイント増加しており,高齢化が進んでいます。

一方,自給的農家(経営耕地面積が30アール未満かつ農産物販売金額が50万円未満の農家)は95年に比べて833戸(前回戸数から3.5%増)増加しています。
また,経営耕地面積(実際に耕作している面積)は減少していますが,大規模農家(特に5ヘクタール以上)は436戸増(前回農家数から32.7%増)の1,771戸と大幅に増加しています。
将来に向けて,農家がより生産性を向上させていこうとしているようです。

農家人口が減少し高齢化の傾向はありますが,茨城県の農業粗生産額は全国第3位,これからもみなさんのご家庭の食卓が茨城県の農産物でさぞにぎわうことでしょう。

 

農家人口及び農業従業者数

 

 

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