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更新日:2020年5月20日

なぜなに統計:Q.標本抽出法を教えて?

 A.無作為抽出法と有意抽出法に大別されますが、代表的な抽出法は次の2つです。

2段抽出法【2だんちゅうしゅつほう】

集落抽出法によって抽出した標本集落の中に、構成単位が多くあるとき、その全部を標本としないで、再抽出を行って標本とする方法を2段抽出法という。この場合、初めに集落を抽出する事を1段目の抽出又は第1次抽出、集落の中での抽出を2段目の抽出又は第2次抽出という。例えば、家計調査を行うのに、初めに調査区を抽出し、次に、抽出された調査区の中から世帯を抽出するという方法が2段抽出法の一例である。2段抽出法においては、各段で抽出単位が異なるのが特徴である。すなわち、第1次抽出単位は第2次抽出単位の集落である。しかし、取り扱う項目は各段共通である。この点、2相抽出法と対照的である。平均は「集団に属するすべての単位を合計し、単位数で割ったもの。」です。

層化抽出法【そうかちゅうしゅつほう】

一つの枠が母集団を構成しているとき(母集団に対応しているという意味)、この枠を分割して、部分母集団となる幾つかの枠を作り、各枠から標本を抽出するとき、各枠に対応する部分母集団を層という。層を作ることを層化、各層から標本を抽出することによって全標本を得るとき、その抽出方法を層化抽出法という。言うまでもなく、層化は抽出単位に対して行われる。抽出は、原則として、層ごとに独立で行われる。層ごとの抽出は、単位無作為抽出法でも系統抽出法でもよい。また、ある層で単純無作為抽出法を用い、別の層で系統抽出法を用いてもよい。層化の効果は調査項目ごとに評価される。ある項目に対して層化を効果的にするためには、単なる枠の分割でなく、その項目について同質なものを同じ枠にする、という方針で層を作らなければならない。これは、ちょうど、集落抽出法において効果的な集落を作るために同質なものを別の集落に、異質なものを同じ集落にするという方針と逆である。

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