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季節の花だより

県内各地の季節のお花をご紹介します。

シクラメン(サクラソウ科シクラメン属)

花言葉は、「はにかみ」、「内気」、「遠慮」などです。

地中海地方原産の多年草で、トルコからイスラエルにかけて原種が自生しているそうです。古来は花ではなく、塊茎(球根の部分)のデンプンを食用とされていましたが、ジャガイモにその座を奪われ、その後花が着目され、ドイツで'ペルシカム'という原種をもとに品種改良が始まりました。

日本には明治時代に伝わり、岐阜県で本格的な栽培が始まり、高温多湿の日本に合った栽培方法の開発、品種改良が進みました。

現在では、従来の鉢栽培・室内観賞専用の品種に加え、屋外に植栽可能な耐寒性の高い、ミニシクラメンの系統である『ガーデンシクラメン』や香りシクラメン、花型もフリンジ咲きや八重咲きなどバラエティーに富んだ品種が登場し、ポインセチアと並び冬を代表する鉢花になっています。

県内では県北地域を中心とした、大鉢生産から最近では『ガーデンシクラメン』に至るまで、全域で約100万鉢生産され、全国に出荷されています。また、生産者育種による品種開発も盛んです。

室内の彩りとして、また年末の贈答用として、シクラメンを是非お求め下さい。

(撮影:農業総合センター)

管理のポイント

【観賞・管理する場所】

冬の適温は7〜10℃で、比較的低温でも問題はありませんが、反面高温下(日中25℃・夜間15℃以上)では、花茎や葉が伸び、株全体が軟弱となり、極端な場合は休眠に入ることもあります。また、日光不足でも花色が悪くなり、蕾が開花しなくなります。

日中は十分に陽が当たる場所に置き、夜間は常時暖房が効いた場所ではなく、玄関先などやや気温が下がる場所で管理すると観賞期間が長くなります。

【水やり】

土の表面が乾いたら、鉢の底から流れる位たっぷりと水を与えましょう。ただし、花や葉に水がかかると傷んだり腐ったりするので、先の細いジョウロなどで与えましょう。底面吸水用の鉢の場合でも、1ヶ月に1回程度は鉢土の表面から与えましょう。

【追肥】

購入直後は、鉢土に肥料分がありますが、段々と減ってきます。生育状況を見ながら、鉢土表面に化成肥料を置き肥するか、液肥を与えましょう。

【株の手入れ】

枯れたり萎れたりした花や黄色くなった葉は、茎の根元から摘み取りましょう。購入してから1ヶ月ほどすると、段々と葉と花のバランスが悪くなってきます。また、新しい葉も展開してきますので、株元に光が当たるように月に1回程度「葉組み」作業(中心にある新葉を外側に配置し、新芽に光が当たるようにする作業)を行いましょう。それにより、新しい蕾が上がってきて、長く楽しむことができます。