畜産センター所有受精卵の販売について

茨城県畜産センターでは、優秀な能力を持った和牛の増頭を目的として、センター飼養の供卵牛より採卵した和牛受精卵の販売・譲渡を行っています。

 

受精卵移植とは？

受精卵移植とは、優秀な資質を持つ牛（供卵牛）の生体内で一度に複数の受精卵を作り、これを別の牛（受卵牛）に移して、優秀な能力を持つ子牛を一度にたくさん生産する技術のことです。

 

受精卵移植の特徴

受精卵移植メリット

受精卵の譲渡対象者

優秀な能力を持った和牛の増頭を目的としていますので受精卵の販売は、茨城県内の農家、胚移植師、獣医師を対象としております。あらかじめ、ご了承ください。

 

受精卵販売について

受精卵の販売について

平成29年度　黒毛和種受精卵の販売について（受付は終了しました）

持ち込み精液による受精卵採取について

当センターでは農家さんが所有する精液をお預かりし、県所有供卵牛からの受精卵採取を行っています。

持ち込み精液による受精卵採取の手順

1. 申し込み書（様式第1号）をご提出ください。
2. 精液、精液証明書をお預かりさせていただきます。
3. 基本的に供卵牛の選定はこちらで行いますが、特にご希望の供卵牛がいましたらその牛で採卵を行います（供卵牛リストをご参照ください）。
4. 供卵牛が決定しましたら採卵スケジュールを組んでいきます。
5. 採卵の実施、結果のご報告をさせていただきます。
6. 採取した受精卵は、原則1個あたり12,380円（税抜）ですべてご購入となります。
   ただし、協議の上当センターでの引き取りも可能です。

留意点

お預かりした精液で受精卵が採取されなかった場合でも、使用した精液は返還できませんのでご了承ください。

申請書様式

様式：精液持ち込みによる牛受精卵採取申込書（ワード：34KB）

様式：受精卵譲渡申請書（ワード：37KB）

様式：誓約書（受精卵）（ワード：30KB）

供卵牛リスト

飼養供卵牛一覧です（準備中）。

 

 

受精卵についての豆知識

凍結受精卵の発育ステージについて

受精卵の発育ステージは約7日目が凍結の耐性、受精卵の状態とも適しているといえます。

• 後期桑実胚受精後6～7日目
• 初期胚盤胞受精後7～8日目
• 胚盤胞受精後7～8日目
• 拡張胚盤胞受精後8～9日目

受精卵のランク付けについて

受精卵のランクは分割の有無、発育状態、輪郭、色調、変性細胞割合等で判断し、A～Dにランク付けを行っています。AおよびA'ランクの受精卵のみ凍結を行っています。

受卵牛と受精卵の同期化について

受精卵の発育ステージと、これを受け入れて育てる受卵牛の性周期のステージが同調していることが受胎成立のための重要な条件となります。

• 受精卵のステージ：後期桑実胚供卵牛：性周期6日目移植
• 受精卵のステージ：初期胚盤胞供卵牛：性周期7日目±1日移植
• 受精卵のステージ：胚盤胞供卵牛：性周期6日目に移植

供卵牛より採取された受精卵

 

予約・受付連絡先

予約・受付、その他ご質問や問い合わせはこちらまでお願い致します。

 

茨城県畜産センター飼養技術研究室
315-0132茨城県石岡市根小屋1234
TEL：0299-43-3333FAX：0299-43-6392

 

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