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更新日:2024年2月19日

花き>一年生切り花

研究成果

このコーナーでは、園芸研究所で公表した主要な研究成果をPDF形式で掲載しています。

生産現場に普及できる技術から研究段階の成果などを部門別に掲載しています。

なお、研究成果中の農薬については、最新の農薬登録情報を十分に考慮したうえでご活用ください。

一年生切り花(花き)

ここでは、花き部門・一年生切り花の研究成果を紹介しています。

トルコギキョウへの遠赤色光照射は開花前進、切り花長増大に効果がある(PDF:123KB)(令和5年5月29日)

トルコギキョウの2度切り栽培において日没後3時間の遠赤色光LED照射により1番花及び2番花ともに概ね開花が前進し、切り花長が大きくなる。切り花長の増大効果は「ジュリアスラベンダー」等の切り花長が小さい品種で特に高い。【令和4年度・花き研】

遠赤色光LED照射はトルコギキョウの開花前進、切り花長増大に効果がある(PDF:176KB)(令和4年5月9日)

トルコギキョウの2度切り栽培において日没後の遠赤色光LED照射を行うことにより1番花及び2番花ともに概ね開花が前進し、切り花長が大きくなる。また、2番花への効果(開花前進、切り花長増加)は定植後からの照射で大きくなる。【令和3年度・花き研】

トルコギキョウ冬季作型における長日処理効果の品種間差(PDF:131KB)(平成28年12月20日追加)

冬季作型の長日処理効果には品種間差が認められ、開花促進効果が高く、収穫率80%以上、切花長70センチメートル以上の品種は、「ボレロホワイト」、「レイナホワイト」、「冬のマリア」、「プロポーズアクア」、「ラムレーズン」、「渚A」、「渚B」、「メガピンク」である。【平成27年度・花き研】

トルコギキョウの冬季作型における肥効調節型肥料を用いた新たな施肥法(PDF:118KB)

育苗は溶出日数100日タイプの肥効調節型肥料で窒素3.8ミリグラム/株以上を育苗培土に混和し、本圃は溶出日数40日タイプの肥効調節型肥料で窒素10キログラム/10aを基肥とする組み合わせは、従来法に比べ、出蕾までの生育を促進し、切花品質を向上させるとともに肥料コストを半減できる。【平成26年度・土壌肥料研】

トルコギキョウ冬季出荷作型の好適品種選定(PDF:230KB)

トルコギキョウの冬季出荷作型において、採花日が早く、切花長が長く、採花率が高い品種は、「ファンシーホワイト」、「ロベラピンク」、「ロベラホワイト」、「レイナホワイト」、「F1ラムレーズン」である。【平成25年度・花き研】

トルコギキョウ「ボレロホワイト」を1月までに採花するための定植時期(PDF:167KB)

トルコギキョウ「ボレロホワイト」を加温温度10℃、換気温度28~30℃で栽培する場合は、自然日長では8月28日~9月2日、定植から20時間の長日処理を行う場合は9月12日までに定植すれば、1月までに90パーセント以上を採花できる。【平成22年度・花き研】

トルコギキョウの冬季作型では基肥+追肥体系で季咲作型より施肥窒素を削減できる(PDF:185KB)

トルコギキョウの冬季開花作型では、基肥主体から基肥+生育前半(発蕾期まで)の追肥体系に切り替えることにより、季咲作型より施肥窒素量を削減できる。【平成22年度・花き研】

空気膜ハウスでは切り花および鉢花の開花が早まり、省エネルギー効果が高い(PDF:190KB)

小輪アスターは空気膜ハウス加温栽培で採花が10日程度早まり、栽培期間が短縮されるためさらに燃料を6パーセント削減できる。ポットカーネーション無加温栽培では、空気膜ハウスで慣行ハウスより4~6日早く4月下旬に開花し、無加温で母の日に出荷できる。【平成21年度・花き研】

トルコギキョウの冬季開花作型における窒素施肥法(要約のみ掲載)

トルコギキョウの冬季開花作型では、土壌中の残存窒素が多いほ場において、施肥前の土壌中硝酸態窒素含量を指標として施肥窒素量が削減できる。【平成21年度・土肥研】

電気式温風機は燃料価格100円以上で温風暖房機より運転経費が安くなる(PDF:139KB)

電気式温風機は、機種によって異なるが、灯油単価が99~116円以上に上昇すれば温風暖房機の運転に要するエネルギーコストよりも相対的に安くなり、暖房コスト低減につながる。【平成20年度・花き研】

種子冷蔵処理法を用いたトルコギキョウ抑制栽培における品種比較(PDF:177KB)

トルコギキョウ抑制栽培においては、種子冷蔵処理法を用いても高温ロゼットの発生程度には大きな品種間差がある。「ロマンスグリーン」等の5品種では100パーセント採花できる。【平成17年度・花き研】

1月出荷が可能なカンパニュラ・パーシフォリアの優良系統(PDF:437KB)

園芸研究所育成の優良系統ホワイトNo.5、ブルーNo.23は、市販種子より個体間差、低温要求量が少なく促成栽培に向いている。市販種子より育苗期間を約2ヶ月以上短縮できる。【平成15年度・花き研】

7~8月出荷シンテッポウユリにおける品種比較(PDF:145KB)

7月出荷シンテッポウユリでは「さきがけ雷山」より若干開花が遅れるが、「F1ホワイトランサー」も利用可能である。また、「かつき」、「はつき」、「F1オーガスタ」も組み合わせて栽培すると、労力を分散させながら8月まで連続して出荷が可能である。【平成15年度・花き研】

植物ウイルス診断キットを利用した花き類ウイルス病の簡易診断法(PDF:118KB)

花き類のトマト黄化えそウイルス(TSWV)とインパチェンスネクロティックスポットウイルス(INSV)、また、ラン類のシンビジウムモザイクウイルス(CyMV)とオドントグロッサムリングスポットウイルス(ORSV)は、植物ウイルス診断キットを利用することにより簡易かつ迅速な診断が可能である。【平成15年度・病虫研】

小輪系アスターの周年栽培における高品質安定生産のための電照処理法(PDF:160KB)

小輪系アスターの周年栽培で品質低下が問題となる夏播きでは、定植後から2ヶ月程度の電照処理(23時00分~2時00分の暗期中断)で切花長を長くできる。また、春播きでは育苗時から定植2ヶ月後までの電照処理で開花を早め、切花長を長くでき、高品質安定生産が可能となる。【平成14年度・花き研】

トルコギキョウ新品種群ミリアンストーマシリーズの栽培法(PDF:168KB)

慣行(50本植/平方メートル)より25パーセント程度疎植(35本植/平方メートル)にすることで量感が増し、摘心を行い3本に整枝することで分枝あたりの花数が増し市場ニーズにあった切花が得られる。また、「ファンシーブルー」、「スイートグリーン」は苗冷蔵育苗による秋出しも可能である。【平成14年度・花き研】

トルコギキョウ10~11月出し栽培における切花品質向上技術(PDF:170KB)

10~11月出し栽培において種子冷蔵後の育苗期間を3週間にすることで、また、育苗用土に固化培地を用いることで、切花品質を向上できる。また、養液土耕で栽培し、さらにその際、新型点滴チューブを埋設して栽培することで、切花品質を向上できる。【平成14年度・花き研】

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農林水産部農業総合センター園芸研究所 

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