ここから本文です。

畜産リアルタイム情報

第26回奥久慈黒毛和牛共進会が開催される(平成30年11月22日)

  11月22日(木曜日),隔年で実施している奥久慈黒毛和牛共進会が全農茨城県本部家畜市場(常陸大宮市)で開催されました。常陸大宮市と大子町からそれぞれ10頭,計20頭が出品されました。
 共進会は,黒毛和牛雌牛の生後12ヶ月~15ヶ月を1区,生後15ヶ月以上の未経産牛を2区とし,各区10頭の出品牛が関係機関の審査員4名により審査されました。審査は,全国和牛登録協会の審査標準を参考に,午前中の個体審査,午後の比較審査により行われました。出品牛は発育標準を上回るものが多く,牛の改良や飼養管理に対する農家の努力がうかがわれました。
 審査の結果,1区は常陸大宮市の軍司英昭氏が出品した「ゆき184」号が,2区は大子町の仲田正一氏が出品した「みかこ」号がそれぞれ優等賞に輝きました。
 共進会には出品農家と共に繁殖農家も多数訪れ,熱心に情報交換をしている姿も見られました。また,会場では常陸牛の試食販売も行われ,牛肉が完売する盛況ぶりでした。
 普及センターでは,関係機関と連携し市場情報の提供や農家巡回等を通して,畜産農家への支援を継続していきます。
 平成30年11月28日 地域普及課(大子駐在) S.H(成長産業)

RIMG2909.JPG

 

大子町「キャトル・ブリーディング・ステーション~DaigoRanchー」開所披露会開催! (平成30年4月10日)

 平成30年4月10日に,株式会社大子町アグリネットワークが黒毛和牛繁殖雌牛の増頭を目的に,茨城県和牛子牛増頭対策推進事業で建設した牛舎等が大子ふれあい牧場内に完成し,施設開所披露会が開催されました。披露会には,国,県,町の関係機関,農業者等75名が参加しその関心の高さがうかがわれました。
 繁殖和牛は大子町の農業の基幹産業ですが,農業者の高齢化や後継者不足等により農家数,飼養頭数ともに減少傾向にあります。そこで,農家で分娩後の子牛を2日程度で親牛から離して人工哺乳に切り替え,離乳後の親牛をキャトル・ブリーディング・ステーションで預かって早期に妊娠させて子牛の生産効率を上げ,利益率をアップさせようというものです。妊娠した雌牛は,耕作放棄地への放牧や公共育成牧場等への預託により労力の軽減が図られるとともに,農家の牛舎での飼養期間が短くなるため,牛舎を増築せずに増頭することができます。
 施設は完成しましたが,実際の運営はこれから始まることから,普及センターは関係機関と連携し,支援を継続していきます。

 平成30年4月12日 地域普及課 S.H(成長産業)

RIMG1932

RIMG1957

大子町和牛繁殖活性化クラスター協議会畜産講演会が開催されました(平成30年3月27日)

 3月27日(火曜日)、大子町中央公民館において、大子町和牛繁殖活性化クラスター協議会主催による「畜産講演会」が農家、関係機関約50名を集め開催されました。
 講演会は,「1肉用牛の現状と今後の見通しについて」,「2県有種雄牛と今後の改良について」,「3和牛子牛の事故低減について」,「4牛白血病の検査について」,「5Daigo Ranch(CBS)事業開始に伴う内容説明について」,の5つの演題で行われました。
 普及センターでは、「3和牛子牛の事故低減について」の中で、平成28年約50頭の子牛事故があったことから、原因究明のため,平成29年10月に行ったアンケート調査結果を報告しました。アンケートでは67戸(回収率46%)の内,19戸(28%)で子牛事故があり、事故の時期は2月の寒い月や6月の梅雨時期で、事故年齢は分娩直後と3から4ヶ月後が多く、原因は発見・治療の遅れや消化器病、難産等多くの原因が挙げられました。このことから、基本的な管理の見直しが必要であることを説明しました。これらを基に畜産センター肉用牛研究所の谷島室長から、健康状態の観察方法、消化器病、呼吸器病等の防除方法、哺育・育成管理について講演しました。農家は、改めて基本事項を確認しました。
 「4牛白血病の検査について」は,来年度から始まる白血病検査について検査方法、検査結果の見方、利用方法が説明され関心の高さが見られました。
 3月30日 経営課 I.M(成長産業)

RIMG2108 RIMG2113

新規繁殖和牛経営入門講座(第8回)及び閉講式(平成30年1月16日)

 1月16日(火曜日),新規繁殖和牛経営入門講座(第8回)が開催されました。当日の午前は、大子町畜産農業協同組合子牛市場において、「市場概要」や「選奨牛審査講評」の説明を受けた後、セリ会場でセリ状況の見学を行いました。午後は県大子合同庁舎において、「各種就農支援制度について」の講義と新規就農者の高倉崇彰さんから「大子町で牛飼いを始めました」の講演を聞きました。高倉さんからは,ゼロからの出発での経過や苦労、工夫、これから新規就農する方へのアドバイスがありました。受講生からは、住居や土地の確保方法、鉄管パイプでの牛舎改築方法と費用等について質問が出されました。
 意見交換では、受講生8名、受入れ農家7名、関係機関13名が出席し、受講生から「3年前になんとなく受講してその後養豚企業へ就職したが、改めて牛飼いをやってみたいと思うようになっている。来年も受講したい。」、「自分の夢として牛飼いをしたい気持ちがあるが、牛飼いは難しく夢だけでは食べていけない。子供もいるので引き続き考えていきたい。」、「2年間お世話になった。個人的にも相談のサポートをしてもらった。来年4月から常陸太田市で就農準備に入る。」等の意見が有りました。また、受入れ農家からは「今年は雨が多く予定の作業ができなかった。日程調整等うまくやりたい。」、「これからも参考になれば来て欲しい。」、「来年度も受入れ農家を引き受けたい。」との話が有りました。
 最後に閉講式を行い、受講生12名の内9名に修了証が交付されました。
 今後、事務局で今年の反省・評価を行い、次年度の開催に向けて準備をします。

 1月23日 経営課 I.M(担い手)

RIMG1742

RIMG1673 RIMG1692

和牛繁殖農家が考案した飼料用稲WCS調製方法(平成29年12月28日)

 大子町和牛繁殖農家の飼料用稲WCSの調製方法は、1飼料コンバインベーラ→ラップサイレージ又は2バインダーで刈取り→軽トラックで牛舎近くに運搬→マウントカッターで細断→カップサイロに詰込んでサイレージにする二つの方法でした。三年前に先進農家が2の方法の代わりに、バインダーで刈取った飼料用稲を細断せずそのまま畑で密封し貯蔵する方法を考案しました。
 この方法は、飼料用稲品種「たちすずか」を19月下旬から10月上旬にバインダーで刈取り→2畑に覆い被せられる大きさのブルーシート(5.4m✕3.6m,4枚/10a)とビニールを敷く→3その上に飼料用稲を積上げ→4乳酸菌(畜草1号)をジョロで2杯上から降りかけ→5ビニール,ブルーシートで覆い→6土をローダー等で載せる手順で行います。
 これにより、細断の時間削減とカップサイロ詰込み時の踏圧の重労働がなくなり楽に貯蔵できるようになりました。
 品質は、臭いが良く、カビ等の発生もなく良質なもので、牛の嗜好性も良く先を争ってきれいに食べます。
給与期間は、11月中旬から2月までの寒い間で、稲の結束紐を切取りそのまま飼槽に入れるだけですが、子牛には細断して給与しています。
注意点としては、暖かくなると二次発酵(カビ等)が一気に進むこと、上に載せる土が多いと取り出し時に大変であることです。
 12月28日 経営課 I.M(成長産業)

1h29wcs1 2h29wcs2
3h29wcs3 4h29wcs4