ここから本文です。

更新日:2020年6月10日

霞ヶ浦北浦・魚をめぐるサイエンス2

魚種の変化

霞ケ浦・北浦は海跡湖であり海との関連が強く、淡水魚のほか汽水魚が豊富に生息し、海産魚もみられました。霞ヶ浦・北浦の魚類は、環境の変化にともない種類数の増減がみられ、最近では常陸川水門の設置により、スズキ等の海産魚やマハゼ等の汽水魚、ウナギ等の降海・遡上型の魚が減少しています。
これまで霞ケ浦・北浦に放流された魚にはへラブナ(ゲンゴロウブナ)・ヒガイ・ホンモロコ等があり、外国原産の魚(外来魚)では、ソウギョ・ハクレン・タイリクバラタナゴ・カムルチー等があります。最近の外来魚では、ブラックバス(オオクチバス)・ブルーギル・アメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)・ペへレイ等の繁殖がみられます。
特にブラックバスやブルーギルは魚食性が強く、これらの胃内容物は大部分がエビ・ハゼ等で占められています。これらの繁殖が従来の魚類資源の減少要因の一つとも考えられ、その影響が心配されています。

 

霞ヶ浦・北浦で確認された魚の種類数
霞ヶ浦・北浦で確認された魚の種類数

昭和5年以前のデータは茨城県水産試験場(大正元年)、
高塚(昭和8年)より引用

このページに関するお問い合わせ

農林水産部水産試験場内水面資源部

〒311-1203 茨城県ひたちなか市平磯町三ツ塚3551-8

電話番号:029-262-4158

FAX番号:029-263-0414

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?