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更新日:2020年6月10日

霞ヶ浦北浦・魚をめぐるサイエンス6

資源を増やすための研究

湖は陸地に囲まれた閉鎖水域であるので、そこにすめる魚の量はかぎられています。また環境の悪化が進むほど、魚類資源は少なくなっていきます。
これからは魚が育ちやすい環境・場所を回復させ、また積極的につくり出し、種苗を放流して魚類資源を増やす必要があり、このための研究を進めています。

ワカサギの人工ふ化
霞ケ浦・北浦では、ワカサギ資源の増大のために、諏訪湖等からのワカサギ卵移殖のほか、湖内のワカサギの人工採卵が行われています。
人工採卵による活卵率は天然産卵よりも約13%高い値となっています。
人工採卵と天然産卵の活卵率の比較
人工採卵 天然産卵
61.8% 47.2%

(昭和58年~平成10年平均値)

テナガエビの増殖
テナガエヒの生態として、越冬期の稚エビや卵を抱えた雌エビは、物かげなどの暗がりに隠れ、魚類の捕食から身を守ることがわかりました。
この結果をもとにテナガエビ資源の増大をめざした増殖施設が設置されています。

エビ魚礁の効果
産卵期(5~7月)には特に雌エビがエビ魚礁に集中します。

 

このページに関するお問い合わせ

農林水産部水産試験場内水面資源部

〒311-1203 茨城県ひたちなか市平磯町三ツ塚3551-8

電話番号:029-262-4158

FAX番号:029-263-0414

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