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令和元年度県西地域ナシ改植研修会開催される

  10月30日に県西農林事務所の重点推進プロジェクトチームの主催で「令和元年度県西地域ナシ改植研修会」を結城地域農業改良普及センターと八千代町の現地圃場を会場に開催し,ナシ生産者,関係機関等60名が参加しました。

  県西のナシ産地では改植が進まず,樹の高樹齢化による生産性の低下が問題となっています。そこで今回,改植の推進を図るため,県西農林事務所企画調整部門,経営・普及部門,結城地域農業改良普及センターによるプロジェクトチームが主催して研修会を開催しました。

  まず,結城普及センターにおいて「茨城県におけるナシ改植の取組について」と題して,農業総合センターの安嶋専門技術指導員から,改植後に早期の成園化が図られる,樹体ジョイント仕立て,1株3樹植え1本主枝仕立てなどが紹介されました。

 次に,農林振興公社の清水次長から,ナシ園の改植に利用できる,国の果樹経営支援対策事業の活用のポイントについて説明をいただきました。

 そして最後に,現地圃場で園主の草間氏から,トラクターを利用した抜根の際の手順,注意点などについて説明と実演を行っていただきました。

  参加者からは「ジョイント等を導入すれば収穫がない期間が短くなりそうだ」「事業を活用するには早くから計画しなければいけない」「トラクターを利用した抜根はユンボを使うよりも短時間で出来そうだ」などの声が聞かれました。 

 普及センターでは,今後も県西地域のナシの改植を進め,儲かる農業の実現に取り組んでいきます。

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