H29県西土地改良通信第３号　経営体育成基盤整備事業大宝地区（下妻市）で記念碑除幕式及び，竣工記念式典が行われました。

経営体育成基盤整備事業大宝地区概要

　経営体育成基盤整備事業大宝地区（下妻市）は，下妻市のほぼ中央に位置し，受益面積147haが広がる水田地帯です。明治40年代～大正後期にかけて耕地整理が行われましたが，農地は10a区画で，道路の幅員は2m程度，用排水路が土水路であったため，作業効率が悪く，農作業に多くの労力と時間を費やしていました。

　このような中，農業の継続と発展を望む機運が地元住民の間で高まり，大宝地区ほ場整備事業が平成14年度に採択を受けました。

　工事は，平成16年度から着手し，平成28年度までに区画整理147ha，用水機場6箇所，パイプライン32.2km，排水路16.4km及び，支線道路17.6kmが完成しました。基盤整備により，担い手への農地の集積が進むとともに，ブロックローテーションによる小麦やそばの作付面積も増加しました。

　　事業採択から15年にわたる歳月と総事業費２１億円余りをもって，皆様方のご協力により竣工することができました。

　この完成した基盤を活用して，大宝地区が益々発展することを期待しています。