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更新日:2018年8月20日

H30県西土地改良通信第4号 霞ヶ浦用水を利用した畑地かんがい現地研修会が開催されました。

  平成30年8月1日(水曜日)に県営畑地帯総合整備事業中結城地区実証ほ場(八千代町菅谷地内)において、霞ヶ浦用水を利用した畑地かんがい現地研修会が開催されました。

 本研修会は、県営畑地帯総合整備事業等により畑地かんがい施設を整備した地区において、畑地かんがい営農の定着と普及拡大を図ることを目的に、平成21年度より霞ヶ浦用水土地改良区の主催で実施しているものです。

 今年度は、ネギを作付したほ場(35a)にかん水区と無かん水区を設け、それぞれから収穫した30本のネギの規格、重量を比較し、かん水による増収効果を実証しました。また、散水チューブを利用したかん水実演や、給水タンク(1,000リットル)への給水実演も行いました。

 当日は猛暑の中、約50人が参加し、研修後にはかん水施設利用に関する質問が多く出るなど、大変有意義な研修会となりました。

<かん水区・無かん水区の比較>

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 かん水区で育ったネギは、10aあたり無かん水区2.80トンに対し3.48トンと約1.24倍の重量となりました。またそれぞれから30本ずつ抽出したネギの規格をみると、全てMの無かん水区に比べて、かん水区では30本のうち8本がLとなりました。

<かん水及び給水の実演>

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 かん水実演では、ほ場に設置された蛇口にかん水チューブを接続してかん水を行いました。この方法では、短時間で広範囲にかん水することが可能となります。

 

 給水実演では、1,000リットルの給水タンクへの給水を行いました。満タンになるまでの時間を計測したところ、かかった時間は2分7秒となりました。これは、井戸を利用すると満タンまでに約50分かかることを考えると、1回の給水につき約48分の時間を短縮できるということになります。

 このことから、霞ヶ浦用水の利用は畑かん営農における作業時間を大幅に短縮し、営農の効率化に大きく貢献します。

 

<霞ヶ浦用水利用者の声>

○「この2週間、雨が降らなかったが、キャベツの苗移植を実施することができた。霞ヶ浦用水を使って、活着が良くなった。」

○「霞ヶ浦用水を利用できる状態にしておくことで、天気を気にしないで仕事が進められる。」

 

このページに関するお問い合わせ

県西農林事務所土地改良部門事業調整課

〒308-0841 茨城県筑西市二木成615筑西合同庁舎内

電話番号:0296-24-9241

FAX番号:0296-22-2681

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