畑地かんがい先駆的実践者（畑かんマイスター）による現地研修会が開催されました。

　平成27年10月28日（水），那珂川沿岸農業水利事業推進協議会主催で「石岡台地土地改良区管内における畑地かんがいを利用した営農について」をテーマに，県が委嘱している畑地かんがい先駆的実践者（以下，「畑かんマイスター」）による現地研修会が行われました。

　当日は，推進協議会等を構成する関係市町及び土地改良区等の関係者38名が参加しました。まず，石岡台地土地改良区から改良区概要や施設の管理状況の説明があった後，畑かんマイスターの高橋 大 氏（石岡市：やさと菜苑（株）代表）による講演が行われ，会社の経営方針である「元気な担い手を育てる」取り組みの研修生制度や，畑総「東成井西部地区」で整備された用水を利用した点滴かんがい試験の実施状況などについて講話をいただきました。

　午後からは東成井西部地区に移動し，茨城県畑地かんがい先駆的実践者連絡協議会の菱沼副会長ほか1名の畑かんマイスターも参加され，基盤整備の実施状況や営農状況，実証ほのかん水試験状況についての説明があり，参加者からは畑かんマイスターに積極的に質問をするなど活発な意見交換が行われました。

　参加者からは，「講座を聞いて参考になった」，「さらに詳しい話しを聞いてみたい」などの意見が寄せられていることから，今後も畑かんマイスターの講話による「現場の生の声」を多くの方々に伝えるとともに，生産者の意識改革につなげていきたいと考えております。