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更新日:2017年12月11日

温故知新研修「備前堀」を実施しました

平成29年8月10日木曜日に,水戸市内の「備前堀」において,県央農林事務所土地改良部門の温故知新研修会を実施しました。

この研修は,四字熟語のとおり,先人が造った農業水利施設をたずね,経緯や苦労,功績などを見聞きし,そこから新たな知識を見出すことを目的としています。

当日は23名が参加し,維持管理を行う千波湖土地改良区事務局長の飛田様より概要説明を受けながら,取入口である柳堤堰から三叉橋までの約800mを歩きました。

備前堀

江戸時代初期の慶長15年(1610年),徳川幕府直轄地をつかさどる行政官であった伊奈備前守忠次(いなびぜんのかみただつぐ)によって造られました。

財政確立のための勧農事業の一環で,千波湖~涸沼川間の水路を開削し,穀倉地帯である大野郷(現水戸市東部)の新田開発・用水確保,また,千波湖の氾濫による治水対策を行いました。その際に造られた「備前堀」は,その後も地域の水田を潤しており,全国110地区が選ばれている「疏水百選」にも選定されています。

いばらきの農村発見「疏水百選・ため池百選(外部サイトへリンク)」のページ,「千波湖と備前堀について(外部サイトへリンク)」のページもぜひご覧ください。

研修内容

屋内にて概要説明

屋内にて概要説明

スタート地点である備前堀取入口の柳堤堰

スタート地点:備前堀取入口の柳堤堰

桜川から揚水する備前堀揚水機場内の様子

備前堀揚水機場内:このポンプで桜川から揚水しています

備前堀の案内看板

堀沿いには多くの案内看板や石碑が建っています:こちらは備前堀の概要説明

備前堀沿いの風景備前堀の風景

飛田事務局長様の説明を受けながら進みました

歴史に触れながら水に親しめる備前堀は,農林水産省の疏水百選に選ばれています

大正時代には堀沿いに染物屋が10軒ほどあり,堀の綺麗な水で染物を洗っていたそうです

灯篭流しの準備

当日はお盆前で,灯篭流しの準備が始まっていました

伊奈備前守忠次像

道明橋に建つ伊奈備前守忠次像

江戸街道起点

道明橋のひとつ上流にある銷魂橋は,江戸街道の起点です(江戸まで約116キロメートル)

ここで別れを惜しんだので,「銷魂橋」という名前がついたそうです

三叉水門三叉水門の説明看板

ゴール地点:三叉橋(三叉水門)

以前はこの地点で「本線」と「町裏江」に分かれていました

「町裏江」は浜田,渋井,細谷,吉沼方面を潤していましたが,現在は水門だけが残っています

 

今回は三叉橋まで歩きましたが,備前堀は終点の涸沼川(水戸市島田町)まで約12キロメートル流れています。

当時,現代のような機械が無い中での開削作業は,大変な苦労があったと思います。

今後も,先人たちの努力に目を向け,地域のため,土地改良事業の推進に努めて参ります。

 

このページに関するお問い合わせ

県央農林事務所土地改良部門 

茨城県水戸市柵町1丁目3番1号水戸合同庁舎内

電話番号:029-224-3411

FAX番号:029-226-6871

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