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更新日:2022年12月9日

てんぐす病

害樹種:サクラ、キリ、タケなど

てんぐ巣病の写真

生態と被害
の一部から多数の小枝が発生し、ほうき状になる。
種ごとにそれぞれ異なった病原菌によって起こる。
サクラでは、ほうき状の小枝は花を付けず、早くから小さな葉を茂らせるので美観を損ねる。キリでは、病枝は小型で軟弱な葉を付け、1~2年で枯死、幹の伸長や肥大成長が著しく不良となる。タケでは、病枝は節の間隔が異常に短く、小さな葉を付け、やがて枯死する。いずれの樹種でも樹勢の衰退を招く。

防除法
(1)サクラでは、冬のうちに病枝を健全部分を含めて切除し、薬剤を塗布する。
(2)キリでは、病木を早期に伐採焼却する。
(3)タケでは、老竹を伐採し、適正な密度を保つ。

 

登録農薬(2014年4月現在)

種類 適用作物 適用病害虫 希釈倍数 使用時期 使用回数 使用方法
チオファネートメチルペースト剤 さくら てんぐ巣病 原液 病枝切除後 5回以内 塗布

実際に薬剤を使用する場合は農薬販売店等に相談するか、下記のページで最新の農薬登録情報を確認してください。
JPP-NETホームページへhttp://www.jppn.ne.jp
林水産消費安全技術センター農薬検査部ホームページへhttp://www.acis.famic.go.jp/index.htm

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農林水産部林業技術センター 

〒311-0122 茨城県那珂市戸4692

電話番号:029-298-0257

FAX番号:029-295-1325

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