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更新日:2022年12月9日
当センターヘは、各林業指導所などを通じて市町村や県民から、樹木の衰退と対策に関する相談が多数寄せられています。
Aの事例(ケヤキ大木の衰退) 写真は、大切に育てようと考え、かえって樹木にとって良くない対応をした結果、枝枯れのはじまったケヤキ大木です。落葉時期の12月に撮影したので、小枝枯れ、太枝枯れの様子は分かりにくいですが、確実に衰退がはじまっています。
Bの事例(キャラボク垣根の衰退・枯死) 写真は、苗木の扱いについて初歩的な知識が無く起きたキャラボク垣根の衰退・枯死の事例です。植栽前に根鉢を固定していた紐が、自然にはけっして腐らないエスロンテープだったため、苗木の生長に伴って幹を締め、枯死した切株です。エスロンテープを巻いた部分の幹の窪みとその後、切り取っても残ったままのテープが確認できます。
樹木の相談79事例の内容を整理したところ、衰退・枯死の原因の15%は、人為的な誤りでした。そのため、人間の取扱上の誤りは、意外にも重要な樹木の衰退・枯死の原因です。
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