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更新日:2016年6月20日

ニオウシメジのプランター栽培における伏せ込み方法

平成23年12月

きのこ特産部

 林業技術センターでは,夏季に自然発生が期待できる新しいきのこの栽培化を目的として,ニオウシメジの菌床露地栽培試験を行っています。本種の菌床を林地へ伏せ込む栽培方法は,林業普及情報No.31「ニオウシメジの菌床露地栽培」で紹介しましたが,今回は,菌床をプランターへ伏せ込む栽培を行い,伏せ込み時における鹿沼土,赤玉土,バーク堆肥等の充塡および被覆に用いる資材の最適な組み合わせを検討したので,その成果の概要を紹介します。
 培地材料は,バーク堆肥,シイタケ廃ほだオガコ,フスマを容積比5時05分1秒の割合で配合し,栽培袋に2kg詰めにしました。センター保存菌株ニオウ-Gを接種後,温度20℃,湿度70%で,88日間培養しました。
 2010年5月20日,2kg菌床4個を1組にして,底面に大粒の鹿沼土を3cm厚に敷いたプランター(25L容量)に入れ,菌床上面と水平になるまで各資材を充填後,さらに各資材を3cm厚に被覆しました。試験区は,充填および被覆資材の組合せにより,表-1に示す7通り設定し,同年10月7日までの収量(生重量)と収穫時期を調査しました。各区の供試数はプランター2台とし,プランターは,無加温の温室内に置き,20分/日の自動散水を行い,管理しました。
 その結果,通気性と保水性に優れた鹿沼土や赤玉土を充塡および被覆資材として用いることで,高い収量が得られました(表-1,図-1)。収穫時期は,他の試験区で8月上中旬から始まったのに対し,鹿沼土の充塡・被覆区では,7月中旬からの早期発生が認められました。菌床の充塡資材としてバーク堆肥,被覆資材としてバーク堆肥,切ワラ,広葉樹落ち葉は,収量が低いため栽培資材に適さないと考えられました。
 以上のことから,本種のプランター栽培では,図-2に示す伏せ込み方法により,充填資材に鹿沼土(中粒),被覆資材に鹿沼土(大粒)をそれぞれ用いることで,早期にきのこが収穫でき,高収量となることが示唆されました。

プランター栽培の発生状況

図-1 プランター栽培の発生状況

 

プランター伏せ込みの模式図

 

プランター栽培の収量

 

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