ここから本文です。

更新日:2016年5月30日

きのこ雑学講座10

 あっぱれ!きのこの大活躍1.<腐生性きのこが保つ生命の輪>

 シイタケ,マイタケ,ムラサキシメジ,カラカサタケ,ヒトヨタケなどの腐生性のきのこは,木材や落葉,獣の糞などを腐らせ,そこから養分を吸収して育ちます。これらのきのこやカビなどの菌類によって,有機物(生物の死骸など)は分解されて土へ帰ります。

 たとえば,秋の森にはたくさんの落葉が降り積もります。でも,次の年の秋にも,またその次の年の秋にも,落ち葉は積もりますが,積もった落葉の層の厚さに余り大きな変化は見られません。きのこたちがせっせと落葉を腐らせ,土に帰しているからです。

 きのこたちが落葉などを分解して作った土には,植物が生育するのに必要な養分(無機物)が豊富に含まれています。その土で植物が育ち,その植物を動物が食べます。腐生性のきのこは,この生命の輪を保つための,たいへん重要な役割を担っているのです。

 もし,こうしたきのこたちがいなかったら,どうなるでしょう。
 地球上に陸地ができて,海から陸へ植物がはい上がってきてから,およそ5億年の年月がたったといわれています。5億年間,枯れ木も落葉も腐らずに積もり続けたなら,海も山も,すべてが埋もれてしまったことでしょう。いえ,その前に,植物が土の養分を吸い取る一方で,新しい養分(無機物)が土に補充されないわけですから,今,身近に見られるような土に根付く植物は,生まれてこなかったかも知れません。

きのこが保つ生命の輪のイラスト

戻る

 

このページに関するお問い合わせ

農林水産部林業技術センター 

茨城県那珂市戸4692

電話番号:029-298-0257

FAX番号:029-295-1325

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?