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更新日:2016年5月30日

きのこ雑学講座14

 きのこ中毒からの教訓2.<自分と他人は腹も別>

ハナホウキタケの写真  Aさん夫婦は,親戚の家できのこの混ぜご飯をご馳走になり,そのきのこを分けてもらってきて,その日の夕食に,同じように混ぜご飯にして食べました。その親戚がいつも食べつけているきのこだというので,安心していました。ところが,夜遅くなって2人とも下痢,腹痛,嘔吐の症状が出たため,翌日朝一番に町内の病院へ駆け込みました。きのこをくれた親戚には,別状はありませんでした。

 このきのこは,ハナホウキタケ(写真)でした。どの図鑑でも毒きのことして扱っている種ですが,毒性は弱く,茨城県では食べている地域が多いようです。林業技術センターでは,このきのこが持ち込まれるたびに「毒だから食べないように」と指導してきましたが,「そんなこと言ったって俺は昔から食べてるから」と耳を貸さない人がけっこういます。

 きのこ中毒の症状は,食べる量によっても,食べる人の体質や体力によっても違ってきます。昔から食べつけている地域の人たちは,その毒に対する抵抗力が自然に備わっているのかも知れません。あるいは,その地域に発生するきのこが毒成分の少ない系統なのかも知れません。

 いずれにしても,「自分が食べて大丈夫だから他の人も大丈夫」「自分は身をもって実践しているのだから図鑑の説明よりも確か」と考えるのは,大きな間違いです。図鑑などで「毒」とするのは,確かな中毒事例に基づくものです。そんなきのこは,決して他人にお裾分けしてはいけません。

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