ここから本文です。

更新日:2016年3月23日

 いぶき山イブキ樹叢

hitachi-zyusou

樹齢:約400年

所在地:日立市十王町伊師2204

概要:

 イブキの自然分布の北限に近いこの地方に、かなりまとまった本数の樹叢があることを保存する目的で、大正11年(1922)10月に保存要目第2項により指定されました。『常陸多賀郡史』によると明治30年(1897)ころまでは鬱蒼としたイブキ林と記載されていますが、現在では<いぶき山>と呼ばれている丘の南側に3本、北側に5本の計8本が疎林を形成しています。

 

○県文化課HP(http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/index.html)より引用

 酒列磯前神社の樹叢

hitachinaka-zyusou

所在地:ひたちなか市磯崎町4607番地2

所有者:酒列磯前神社

概要:

 酒列磯前神社の創建は斉衡3年(856)と伝えられている。本社が現在地に遷宮したのは元禄15年(1702)で、これは元禄3年(1690)に本社を参拝した水戸光圀が遷宮を命じたことによる。遷宮は光圀の死によって一時中断されるが、綱條(粛公)の時に遷宮が完了し、以後、本殿や拝殿を囲む境内地内や一の鳥居から拝殿まで続く参道両脇の樹叢は手厚く保護されてきたものと考えられる。特に、本殿背後の樹叢は人の手がほとんど入っておらず、禁足地的に保護されてきたようである。なお、この境内林内部には7世紀頃に造営されたと考えられる古墳も点在している。

 当該樹叢の対象区域は、本殿まで続く約300mの参道両側とそれに連なって本殿背後に広がる自然林であり、面積は38,837m2である。ひたちなか市の磯前海岸に面する台地上にあり、南北に連なる茨城県の海岸線のほぼ中央に位置する。
  関東地方の太平洋岸沿いの台地斜面などには、海洋による温暖な気候によって生育が促された暖帯性樹叢がしばしば見られるが、酒列磯前神社の境内林もそのような樹叢の一つと位置づけられる。タブノキ、スダジイ、ヤブツバキ、ヒサカキ、ユズリハ、モチノキ、シロダモ等の常緑広葉樹が主要な構成樹種である。一部にエノキ、ケヤキなどの落葉広葉樹やスギ、クロマツ等の針葉樹が点在しているが、これらは人為的に植栽されたものや、周辺植栽地から侵入したものと考えられる。
  ヤブツバキが優占する参道両側には、樹齢300年をこえるといわれるヤブツバキの古木に加え、枝振りに特有の奇観を呈するタブノキの古木が点在し、さらに、オオバイボタ、スダジイ、ヒサカキなどの常緑広葉樹が生育している。特に、ヤブツバキの開花・落花時の景観は見事である。また、本殿脇から背後に広がる境内林は、スダジイ、タブノキなどが樹高15~20m程の高木層を、さらにユズリハ、モチノキ、ヤブツバキ、シロダモなどが亜高木層~低木層を構成している。比較的自然度が高く、壮観ともいえる独特の林相を呈している。さらに、この区域から太平洋側に面する斜面には、上述の常緑広葉樹に加えて、ハマギク、ラセイタソウ、シャリンバイなどの海辺植物も混生し、海辺地特有の自然林が形成されている。
  このような暖帯性樹叢を含む常緑広葉樹林は、かつては関東地方にも広く分布していたとされているが、古来から人間の生活の場とされてきたため、薪炭林としての利用や土地開発など様々な人為の影響によって、そのほとんどが破壊され、また、落葉広葉樹林へとその姿を変え、現在では台地斜面や社寺林にささやかに点在するに過ぎない。
  一方、天然記念物指定の暖帯性樹叢としては、日立市北部の海岸に形成された「いぶき山イブキ樹叢(国天然記念物)」があるが、樹叢内部のイブキの現在の生育本数は9本に過ぎず、規模的には本樹叢はこれをはるかに上回る。さらに、このような面積規模で保存されている例は、県内の他の市町村指定の樹叢に見ることはできない。
  以上のことから、酒列磯前神社の樹叢は、この地域における本来の自然植生の姿を一定の面積規模でとどめた自然林として学術的にも貴重であると考えられる。

 当該樹叢は茨城県立自然公園内にあって、酒列磯前神社・氏子組織の努力もあり、大変良好な状態で保存されている。今後の保護・管理についても、引き続き適正に保存されていくものと思われる。ただし、現在、ササ類が鳥居から参道脇に続く左側の区域に侵入しているが、その繁茂が拡大すると樹木類の更新を妨げるおそれがある。これらのササ類の駆除管理に配慮する必要がある。

 

○県文化課HP(http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/index.html)より引用

 鹿島神宮樹叢

kashima-zyusou

所在地:鹿嶋市宮中2306-1ほか

所有者:鹿島神宮

概要:

 神宮境内に繁茂する草木で、神宮の長い歴史とともに生育してきたため巨樹名木が多く、県内随一の常緑照葉樹林である。
  約800種の植物が生育し、とくに暖地性の植物が多く見られる。
  樹叢は、高木層はモミ・スギ・シイ・タブノキ・クスノキ・カシ類など、低木層はヒサカキ・モチノキ・シロダモ・モッコク・アオキ・アリドウシなど、草本層はヤブミョウガ・オカメザサ・シダ類などである。
  参道の入り口の鳥居付近にはタブノキとクスの大木が目をひき、参道の両側はスギ・スダジイ・モミの大木が並ぶ。
  本殿の裏にはスギの神木があり、樹高43m、根周囲12mの巨木で、樹齢約1000年といわれている。
  要石周辺は、モミの純林とオカメザサの群落が見られるが、モミは1979~1980年(昭和49~50)にハラアカマイマイが異常発生し、そのため食害を受け、大部分枯死した。
  御手洗池周辺はカヤ・モミ・スダジイ・タブノキなど樹高20m以上の混生林が見られる。

 

○県文化課HP(http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/index.html)より引用

 大生神社の樹叢

itako-zyusou

所在地:潮来市大生814

所有者:大生神社

概要:

 大生神社の境内に繁茂する巨木の群生は、水郷地帯の景観を整え、内には昼なお暗く大生神社のおごそかさを助長する。
  この樹叢は300余種の植物よりなり、樹齢数100年を経るものが多く県内にも分布上珍しいカゴノキや、群生するクロマツの巨木、神木としてのスギの巨木、シイノキ、ケヤキ、イチョウ、タブノキ等々の繁茂による樹叢は、暖地性樹林の特徴を示している。
  また、生態学の立場から見ても極相林の状態にあるこの樹叢は、学術的にも貴重である。

 

○県文化課HP(http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/index.html)より引用

 椎尾山薬王院の樹叢

sakuragawa-zyusou

所在地:桜川市真壁町椎尾3196

所有者:薬王院

概要:

 椎尾山薬王院境内と裏山2.6haにわたり、スダジイ(椎)が群生している。

 推定樹齢300~500年に及ぶ大木をはじめ、胸高直径30cm以上のスダジイが100本以上もみられる。

 群生の規模が非常に広大で、日本におけるスダジイ樹叢の北限にあたる。

 さらに数多くの動植物の宝庫となり、自然豊かな樹叢が形成されている。

 

○県文化課HP(http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/index.html)より引用 

このページに関するお問い合わせ

農林水産部林政課森づくり推進室

茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-4021

FAX番号:029-301-4039

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?