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更新日:2024年4月1日

生物工学研究所の概要

 茨城の農業は、恵まれた自然と有利な立地条件により発展してきました。しかし、近年は国内外の産地間競争の激化にともない、消費者ニーズに合った付加価値の高い農産物の生産(ブランド化)が求められています。また、気候変動に伴う温暖化により、農作物の品質低下や新たな病害虫の発生等のリスクが高くなっています。

 2021年に県では「活力があり、県民が日本一幸せな県」を基本理念とした第2次茨城県総合計画(2022~2025)を策定しました。農業分野では重点施策として「農林水産業の成長産業化と未来の担い手づくり」を掲げ、主要指標に「生産農業所得(販売農家一戸あたり)600万円の達成(2025年度)」を目指しています。

 茨城県農業総合センター生物工学研究所では、総合計画に合わせて策定した農業総合センター中期運営計画(2022~2025)の研究重点推進事項 ①農産物のブランド力向上につながる新品種・新技術の開発 及び③持続可能な農業及び気候変動に対応した新技術の開発 を主に担い、ブランド力向上に寄与する付加価値の高い品種や、気候変動に対応した高温耐性や耐病性等に優れた新品種の育成を進めています。

 現在は3つの研究室で水稲、大豆、イチゴ、メロン、ナシ、グラジオラス等の本県農業生産の主力となる品目について品種育成を行っており、平成4年の生物工学研究所設立以降、40以上の新品種を生み出し、県の農業生産に貢献しています。

 今後は従来の交雑育種に加え、DNAマーカー選抜や人為突然変異、高速世代促進技術等のバイオテクノロジーやスマート育種を活用し、儲かる農業を下支えする品種の育成を進めていきます。

研究の流れ

品種育成のフロー図 

研究体制

所長  研究調整監(1名)  ・普通作育種研究室(6名)

                ・野菜育種研究室(8名)

                ・果樹・花き育種研究室(4名)

研究推進体系

 令和6年度試験課題一覧

生物工学研究所の育成品種

 これまでの育成品種の紹介ページ

所在地

319-0292 茨城県笠間市安居3165-1

311-4203 茨城県水戸市上国井町3402 (農業研究所駐在)

施設概要

生物工学研究所

 ・本館:2642平方メートル

 ・温室:1795平方メートル

 ・水田:35アール

 ・畑:240アール 

農業研究所駐在(普通作育種研究室)

 ・温室:912平方メートル

 ・水田:160アール

 ・畑:187アール 

このページに関するお問い合わせ

農林水産部農業総合センター生物工学研究所 

〒319-0292 茨城県笠間市安居3165-1

電話番号:0299-45-8330

FAX番号:0299-45-8351

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