平成10年度ダイオキシン類の全県環境調査結果について
平成11年 3月18日(木)
茨城県生活環境部環境対策課
○調査の趣旨
茨城県は,県内全域を対象として,都市地域や工業地域,ごみ焼却施設周辺等におけるダイオキシン類の実態を把握するため,県内18地点において大気及び土壌の調査を行い,このたび結果をとりまとめた。
また,継続的な監視を予定している5地点については,コプラナーPCBについても調査した。
○調査の結果
- 大気18地点の地点別平均値は,0.059〜0.57pg-TEQ/m3(県平均値:0.22pg-TEQ/m3)と,全ての地点で環境庁が定めた大気環境指針値(0.8pg-TEQ/m3)を下回り,環境庁や全国の自治体が平成9年度に調査した値(0.010〜1.4pg-TEQ/m3,全平均値0.55pg-TEQ/m3)と同程度又はそれ以下であった。
また,明確な季節的変動は認められず,地域区分も県北山間地域を除き,都市地域や工業地域,ごみ焼却施設周辺などに明確な差は認められなかった。 - 大気の測定地点又はその近接地点の18地点で土壌を調査した結果は,0.16〜220pg-TEQ/gと,環境庁が提案した居住地等における土壌の暫定的なガイドライン値(1,000pg-TEQ/g)を下回っていた。
220pg-TEQ/gが検出された江戸崎町旧公民館については,実態を確認するため,近接地2地点で再調査した結果,1.5及び2.4pg-TEQ/gと通常の濃度レベルで,広がりはなく局所的なものであった。220pg-TEQ/gが検出された原因については,焼却した灰の混入や過去に使用された農薬の影響が考えられたが,特定できなかった。
なお,再調査地点を含む土壌20地点の濃度は,0.16〜220pg-TEQ/g(県平均値:22pg-TEQ/g)であり,環境庁が取りまとめた全国の一般環境の土壌の値(発生源周辺以外:0〜270pg-TEQ/g)と同程度であった。 - コプラナーPCBの濃度は,ダイオキシン類と比較して,大気で約8%,土壌で約10%であり,環境庁等が平成9年度に調査した値と同程度であった。
- 調査結果から,環境庁の計算方法に基づきダイオキシン類の摂取量を推定すると,大気から0.066pg-TEQ/kg/日(最大値:0.17pg-TEQ/kg/日),土壌から0.021pg-TEQ/kg/日(最大値:0.21pg-TEQ/kg/日),計0.087pg-TEQ/kg/日(最大値:0.38pg-TEQ/kg/日)であり,厚生省の食品からの1日摂取量調査の値(0.96pg-TEQ/kg/日)を加えても,環境庁の定めたリスク評価指針値(5pg-TEQ/kg/日)やWHOのTDIの最大耐容量(4pg-TEQ/kg/日)を十分下回っていた。
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調査結果資料(PDF形式、約90kb)
お問い合わせ
生活環境部環境対策課
電話 029-301-2956