ホーム > 茨城県の各部局の業務案内 > 土木部 > 出先機関 > 流域下水道事務所 > 下水道のはたらきや種類について
ここから本文です。
更新日:2019年12月9日
下水道とは,下水管や下水処理場など,人が生活する上で使った水などを集めて,きれいにしてから湖や川などに戻す施設全体のことを言います。
雨水を集めてそのまま河川に戻すものもあります。
出典:下水道のはなし(茨城県)
家庭や工場・学校などから出る汚れた水は,下水道管の中を通って下水処理場まで運ばれ,処理場できれいになって川や湖に放流されます。このように,下水道は蚊やハエの発生を防ぎ,伝染病の予防や衛生環境の向上に役立っています。
汚れた水(生活雑排水など)が直接川へ流れ込むことがなくなるので,下水道は澄んだ美しい川によみがえるのを助けます。
雨水だけの排水管により,雨水を直ちに流すことによって,他より土地の高さが低い場所の浸水や水たまりをなくし,土地の有効利用・道路の保全などにも役立っています。
くみとり式のトイレにかわって,衛生的で快適な水洗トイレが設置できるようになります。
汚水処理場で処理されてきれいになった水は,洗浄用水や工業用水として利用できるので,地下水のくみ上げ抑制にも役立ち,地盤沈下を防止することにもつながります。
茨城県流域下水道事務所の霞ケ浦浄化センターでは,事務所にあるトイレの洗浄水や汚泥焼却炉の冷却水として,処理水を再利用しています。
出典:霞ケ浦湖北流域下水道の概況(茨城県)
国土交通省が所管する下水道の種類は下図のように分類され,またこの他にも環境省や農林水産省が所管する類似施設があります。
出典:よみがえる水(茨城県)
通常,下水道事業は市町村ごととなっており,個別に処理場を設置していますが,流域下水道は,河川,湖沼等の流域を一つの単位とし2つ以上の市町村の下水を集めて処理するため都道府県が事業主体となり,市町村で集めた汚水を処理場まで運ぶ幹線管渠と汚水処理場を建設し管理しています。
事業実施対象区域は,緊急に水質汚濁を防止し,保全する必要がある公共用水域に係る地域と限定されています。
また,公共ますから流域下水道管渠に汚水を集める管渠を公共下水道事業として,関連する市町村が建設維持等の管理を行います。
出典:霞ケ浦湖北流域下水道の概況(茨城県)
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください